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女の友情はハムより薄い!? そういわれる理由と対処法を解説

高見綾(心理カウンセラー)

「女の友情」と「男の友情」とのちがい

女の友情は、男の友情と比べてどんなちがいがあるのでしょうか。それぞれの長所と短所についてご紹介します。

男の友情は、一緒にスポーツをする、一緒に働くなど、行動を共にすることで友情が芽生えます。自身の悩みを相談するというのはあまりしません。いったん友だちになれば、そこまで頻繁に連絡を取っていなくても、たまに会えば「よ! 久しぶり!」とすぐに打ち解けることができます。一緒にバカをやったり、くだらないことで笑い合ったりすることで友情を深めます。ユーモアは男の友情にとって大切なエッセンスです。

男性は信頼し認め合った仲であれば、家族のように友だちを大切にします。喧嘩しても友情が回復しやすいこと、一度友だちになってしまえば頻繁に連絡を取り合わなくても友情が続きやすいところは長所です。

女の友情は、共感で成り立ちます。近況報告を含め、お互いのことをいろいろと話してわかり合おうとします。いったん友だちになると、お茶したりお出かけしたりなど、一緒の時間を過ごし、同じものを好きになる傾向があります。定期的にメールや電話などで連絡をして、お互いの悩みについて話し、サポートし合います。そのため、連絡を取らないようになると、疎遠になってしまうことが多いです。

女性は、定期的に連絡を取っていないと友情が終わってしまうことが多く、彼氏ができた、家族が大事になった、子どもができたなどの変化によって、友情が途切れやすいことは短所だといえるかもしれません。長所としては、お互いにさまざまなことを話して、精神的なサポートをし合えること。楽しいときには喜びをシェアし、落ち込んでいるときには励まし合うことができます。

程よい距離感を保ち、損得抜きで友だちと付き合おう

女の友情は、感情的な結びつきを重視します。そのため難しい側面もありますが、自分らしく過ごしていれば自然と友だちはできるものです。自分がどんな人間なのかを開示し、損得抜きで純粋に相手を好きになれば、深い友情が生まれます。楽しいことは一緒に分かち合い、悲しいことや困ったことがあればサポートし合い、お互いにいい影響を与え合うことができます。長く付き合える友だちを見極めて、ゆっくりと友情を深めていきましょう。

(高見綾)

※画像はイメージです

※この記事は2015年07月19日に公開されたものです

高見綾(心理カウンセラー) (心理カウンセラー)

“質上げ女子”のカウンセリングをメインで行っている。電話、面談(ZOOM、名古屋)によるカウンセリングや講座を中心にあなたのお悩みをサポート。

大学卒業後、民間企業の経理・財務業務に従事。自身の悩みを解決するために心理学を学びはじめ、人生がうまくいくためには特定の法則があることに気づく。豊富な臨床経験から、心の世界で学んだことを現実に活かすアプローチに高い評価をいただいている。

著書は「ゆずらない力」(すばる舎)。他、PHPスペシャルに記事を寄稿するなどマルチに活動中。

高見綾のブログ https://takamiaya.com/

 

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