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イマドキ男子が長文のラブレターを書かなくなった理由

ファナティック

昔は気持ちを伝える術といえば、直接会って話すか、文字をしたためることに限られていました。現在では、メールやSNSの普及にともない、絵文字やスタンプなど、文字にしなくても気持ちを簡単に伝えることが可能になっています。長文のラブレターを書くことに対してどのように感じているのか、社会人の男性に聞いてみました。

Q.最近3年以内、女性に長文のラブレターを書いて渡したことがありますか?
ある 5.4%
ない 94.6%

なんと、9割以上の社会人男性が「ない」と回答しました。

Q.社会人になって、長文のラブレターを書くのが苦手になったと感じるようになりましたか?
はい 21.7%
いいえ 78.3%

苦手になったと感じている男性は2割程度という結果になりました。その理由を見てみましょう。

■文章力に自信がない

・「あくまで文章力なので、文をあまり書かない場合は苦戦すると思うから」(28歳/情報・IT/技術職)

・「今はパソコンを使うことが多くなり文章力は落ちたと感じている」(31歳/その他/その他)

昭和の文豪などが書いたラブレターを読んでみると、その表現力に驚かされます。文豪だからというわけではなく、当時は一般の人々も思いを紙にしたためていたのでしょう。格段に情報量が増えた現代人の方が文章力に自信がないとは皮肉な話です。

■変換機能に頼りすぎた結果

・「漢字をなかなか思い出せない」(27歳/金融・証券/専門職)

・「手書きで書くのは面倒だなぁと感じるようになったから」(32歳/学校・教育関連/専門職)

ワープロの登場は人々の文章に対する認識を変えました。変換機能や予測機能をフルに活用すれば、少々の漢字や言葉の言い回しがわからなくても大丈夫。立派な文章ができる!という経験をしてしまうと、手書きの文章はハードルが高いものになってしまいます。

■恥ずかしい、ただそれだけ

・「真剣に気持ちを文字で表すのが恥ずかしくなってきたから」(32歳/小売店/事務系専門職)

・「照れくささがある」(35歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

言わなくてもわかってくれるだろうという感覚の男性のほとんどは、恥ずかしさから言葉にしない、文字にしないという場合が多いのです。言葉を選んで文章にして形に残すのは、想像以上に恥ずかしさがともなうようです。

■メールがあるじゃないか

・「メールでしかやりとりしないので、手書きすることがない」(36歳/機械・精密機器/営業職)

・「メールが楽」(35歳/小売店/販売職・サービス系)

手紙は、文章を推敲(すいこう)する時間、渡すタイミング、その後の返答においていろいろと気を使わなければいけないのに対して、メールは思ったらすぐ、いつでもどこでも、返答は相手の都合のいいときに、という便利さがメリット。手軽さではメールに軍配が上がりますね。

男子がラブレターを書かなくなったのであれば、当然女子もラブレターをもらうことがなくなったということです。それは寂しい気もしますが、現代は多くの気持ちを伝える手段があるため、仕方がないことかもしれません。ですが、今も昔も、素敵な文章を考えられる男性はとても魅力的であることは間違いないでしょう。

(ファナティック)

※マイナビウーマン調べ(2015年6月にWebアンケート。有効回答数92件。22歳~39歳の社会人男性)
※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年06月14日に公開されたものです

ファナティック (編集プロダクション)

2011年10月創立の編集プロダクション。マイナビウーマンでは、恋愛やライフスタイル全般の幅広いテーマで、主にアンケートコラム企画を担当、約20名の女性ライターで記事を執筆しています。

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