
【東京建物で働くステキ先輩】「仕事は続けていきたい。そして“やりたいことはがまんしない”」
仕事もプライベートも充実させたい! 子どもを産んでも働き続けたい! そんなイマドキ女子があこがれるような生き方を実践する「ステキ先輩」にインタビュー。東京建物で働く野口真利子さんが、毎日生き生きと輝く、ハッピーを手に入れる考え方って?
野口真利子さん(35歳)
東京建物株式会社
住宅商品管理部 商品企画担当
課長代理
■PROFILE:2003年入社。現在、マンションブランドBrillia(ブリリア)の働く女性のための住まいづくりプロジェクトBloomoi(ブルーモワ)において、リーダーとして活躍中。4歳の女の子のママ。
◆社内結婚、4歳の女の子がいる働くママ
野口真利子さんが働く東京建物は、明治からの歴史を持つ不動産会社であり、常に業界のパイオニアとして事業を展開。分譲マンションのブランド「Brillia(ブリリア)」でもおなじみです。
現在、野口さんは新プロジェクト「Brillia Bloomoi(ブリリア ブルーモワ)」でリーダーを務めていて、4歳の女の子を持つ働くママでもあるのだとか。
「Bloomoiは“働く女性”のための住まいを提供しています。働く女性のライフスタイルや、価値観などを分析していくことからプロジェクトははじまりました」
Bloomoiから生まれた住まいは、カフェのようなスタイリッシュなキッチン、オシャレを楽しめるクロゼットなどが評判を呼んでいます。

Q.野口さんの「ONのお気に入りアイテム」は?
三角スケールとノベルティグッズ
仕事の必需品は三角スケールで、「色がきれいで気に入っています」と野口さん。また、ノベルティで制作したタンブラーもお気に入り。「企画したマンションのキッチンタイルの模様とおそろいなんです。これで飲み物を飲むと幸せな気分に」
現在、Bloomoiのプロジェクトチームに参加しているのは女性社員7人。そのまとめ役が野口さんだそう。
「タテ社会の男性とちがい女性はフラットだから、自分のこだわりをその場で正直に言うんですよね。そうするとどうしてもぶつかってしまう。でもそれだけ真剣で情熱的。素敵な仲間たちです。最終的には客観的なデータや声をもとに多数決で決めたりするんですけど、同じ目線で議論してしまうことも多くて私はリーダーっぽくないかもしれません(笑)」
野口さんの仕事は、プロジェクトチームをまとめながら、通常はマンションの商品企画、現場での建設会社の人たちとの打ち合わせ、設計図面のチェックなど多岐に渡るそう。他業種の女性と交流し、ニーズを汲み取ることも大切な仕事だと言います。
一方で、社内結婚のご主人との間に4歳の女の子がいるママでもある野口さん。
「子育てがはじまってからは、以前より時間的に自由はききません。でも私たちの仕事はさまざまな家族形態の方々の気持ちを理解しなくてはいけないから、シングル、既婚者、ママさんなど、それぞれのライフステージを経験していくことはマイナスになることはないと思っています」
◆20代にぶつかった壁……乗り越えられた理由は?
そんな野口さんは順風満帆でここまで来たのかというと、「20代のころは結果を出せないふがいなさから、落ち込むことはしょっちゅうでした」という。入社3年目くらいまでは知識も経験も追いつかず、思い悩むことも。
それを乗り越えられたのは、ひとりの先輩の姿があったからだそう。
「とても女性らしい魅力を持った先輩でした。でも、切り込むところはズバッと切り込んでいく方でしたね。彼女の姿には勇気ももらったし、交渉の仕方などを学びました」

Q.野口さんの「OFFのお気に入りアイテム」は?
バッハの楽譜
子供のころからピアノを習っていたという野口さん。「今は声楽が趣味です。また、ポップスの社内バンドを組む予定もあり、音楽が私のストレス発散になっています」
今後、どんな女性になりたいかといえば、「仕事は続けていきたい。そして“やりたいことはがまんしない”“まわりの目は気にしない”という感じにいきたいかな(笑)」と野口さん。
それは自分勝手に生きたいというわけではなく、まわりを気にしすぎてしまったり、肩に力が入っていた時代を経た今だからこそ掴んだものです。自然体で生きていきたいという気持ちが強いと言います。
「とはいえ、まだまだ毎日が必死。でも諦めずに貪欲にいろんなことに挑戦していきたいですね」
(平野智美/OFFICE-SANGA)
※この記事は2015年06月11日に公開されたものです