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永作博美「理想の夫婦とは? 今だから語れる、自分らしく輝いて生きる秘訣」(その2)

高橋瑞穂/六識

永作博美さんのスペシャルインタビュー2回目は、母として輝く生き方に迫ります!

映画『夫婦フーフー日記』より

■子どもはたくさんの人生を教えてくれる存在。今まで知りえなかった世界が広がる!

2人の子どもの母親でもある永作さん。お子さんはどういった存在なのでしょうか。

「かけがえのない唯一無二の存在です。たくさんの人生を教えてくれる存在でもあります。きれいなものをきれいだと、美しいものを美しいと、正しく感じさせてくれる存在ですね。そんな真っ直ぐな目線を通して、とにかくいろんなことを子どもから教わっています。子どもを産む前では知りえなかった世界が広がるので、今は人生においてのちがうステージを見せてもらっている気分。忍耐みたいなものも増えるんですけどね(笑)。産める環境が訪れたら、ぜひ子育てをオススメします」

働く女性にとっては、子育てしたいと思っても、仕事との両立が大きな課題のひとつになることもあるもの。永作さんは、働きながら子育てをすることについて、簡単ではないので覚悟しかないと言います。

「早いうちに子どもが自立しなければならないという感覚はありますね。小さなうちは伝わるか伝わらないかわからないけれど、毎回毎回、きちんと向き合って、正直に話すようにしています。子どもを犠牲にしていると思ったら、仕事は続けられません。その思いに親のほうが押しつぶされてしまうので。やはり、そこは覚悟ですね」

映画『夫婦フーフー日記』より

映画『夫婦フーフー日記』では、生後9カ月の赤ちゃんを残して亡くなるという母親を演じていました。同じ母親としてどんな気持ちで演じていたのでしょうか?

「送るほうも逝ってしまうほうも、想像を絶するほど切ないですよね。とてもつらいと同時に、偉大な経験なんだろうと思います。でも、私が演じたユーコ(ヨメ)が、最後に自分の中でちゃんと人生を消化した言葉を残しているので、それはとても素敵なことだなあ、と思いました。あの言葉を残すことで、残されたほうもちょっとだけやさしい気持ちになれるんじゃないのかなと思います」

(続きを読む)ひとりの働く女性として輝く、永作博美さんの生き方とは?

プロフィール

女優・永作博美さん
1970年、茨城県生まれ。映画、ドラマ、舞台、CMなどで精力的に活躍。映画『八日目の蝉』で、第35回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞。今年5月30日公開『夫婦フーフー日記』では、結婚してすぐ妊娠とがんが発覚し、最後まで笑って生きるも1年ちょっとで亡くなってしまうヨメの役をエネルギッシュに好演。

(高橋瑞穂)

(C)2015川崎フーフ・小学館/「夫婦フーフー日記」製作委員会

※この記事は2015年05月28日に公開されたものです

高橋瑞穂/六識

編集プロダクション「六識」所属。編集・ライターとして、旅系、グルメ系を中心にWEB、書籍を中心に活動。ハワイ、台湾など、ガイドブックの編集が得意。女の子が楽しめるインド情報を発信する「インドルーム」というユニットでも活動中。

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