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医師が教えます! どうしようもない「つわり」を和らげる方法

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妊婦

つわりの症状は人それぞれ

妊娠から出産までの間、赤ちゃんの成長にともなってお母さんの身体も大きく変化していきます。そのなかで最初に感じる大きな変化のひとつに、「つわり」があります。

つわりの症状は、吐き気や眠気、イライラ感、食事の好みの変化、ニオイに敏感になるなど、多岐にわたります。妊娠4週~15週頃まで続いた後に、軽快・消失する場合が多いようです。

つわりを治す薬はあるの?

実はつわりのはっきりした原因はまだ解明されておらず、必ず治るという薬も存在しません。また、非常に個人差が大きく、入院するほど症状が重い方もいれば、ほとんど何も感じずに終わる方もいます。さらに不思議なことに、同じ方でも妊娠の度に症状の重さがまったくちがうということもよくあります。

症状を改善させる3つのポイント!

つわりを完全に治す薬はありませんが、症状を和らげる効果的な対処法を3つご紹介します。

(1)ストレスをためない・無理をしない

つわりがある時期はまだまだ不安定な時期ですから、仕事や家事、人間関係においてもがんばりすぎず、必要最低限にとどめましょう。調子が悪いときはパートナーに料理をつくってもらったり、お惣菜を買ってきてもらったりするのもいいですね。

(2)水分をきちんととる

水分をこまめにとることで脱水や尿の濃縮を防ぐことができます。食事がとれないときは、スポーツ飲料などで塩分やミネラルを補給しましょう。

(3)すぐ食べられるものを手元に置いておく

特に朝起きたときや空腹時に吐き気が辛いことが多いので、おせんべいやクッキーなどを手元に置いて、本格的に気分が悪くなる前に食べることで症状が改善します。

まとめ

妊娠がわかると、大きな喜びがある一方で心配や悩みが尽きないものですよね。特に初めての妊娠だと、めまぐるしく変わる体調に不安な気持ちになる方もいらっしゃるでしょう。

今回ご紹介した方法をできそうなものからひとつずつでも、試してみるといいと思います。

(文:38歳女性精神科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.07)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2015年02月11日に公開されたものです

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医師をはじめ、歯科医、薬剤師、介護福祉士、栄養士、獣医、心理カウンセラーの6つの士業・専門従事者を擁する、総合型の健康Q&Aサービス。2013年8月のサービス提供開始以来、『安心をもっと身近に』というサービスコンセプトのもと、医師だけにとどまらず、専門資格を持つ多様な回答者を増やし、場所や時間を気にすることなく、さまざまな悩みを気軽に相談できるサービスを実現。https://doctors-me.com/

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