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なるほど、こんな手もあったのか!子供の野菜嫌いを直すワザ

岡宏美/CaSy

こんにちは!上級食育指導士の岡宏美です。

子供の野菜嫌いをつくらないワザ

前回に引き続き、今回も子供の野菜嫌いをテーマにお届けします。

一生懸命ママが頑張っても、子供に好き嫌いはできてしまいがちですよね。

でも悲観することはありません。

大人になって食べられるようになることもありますし、いくつかの野菜が食べられなくても、栄養バランスが崩れることはありません。

他の食べられるもので補えばいいのです。

でも、子供が大人になった時に、何でも美味しく食べられるようにしたいママたちのために、今日は子供の野菜嫌いを「直す」方法をご紹介します!

子供の野菜嫌いを直すワザ!

・調理方法を変える

まずどうしてその野菜が嫌いなのか、理由を確認してみましょう。繊維質、匂い、見た目、味、食感…。理由がわかればそのマイナス点をカバーする調理法を試してみましょう!

繊維質が嫌いなら繊維を断ち切る切り方にしたり、ミキサーにかけてスープにしたり。どの大きさに切るか、どんな味付けにするか、同じ食材でも、煮る、蒸す、焼く、揚げる、様々な調理法で味や香りも大きく異なります。

・大好きなものと組み合わせる

子供が大好きな食材と一緒に煮てみたり、大好きなメニューに具として入れてみたり、抵抗感なく食べられる工夫をしてみましょう。

・野菜の絵本やぬいぐるみで親近感を与える

野菜が主人公の絵本を読み聞かせたり、野菜の形をしたぬいぐるみなどを身近に置いてみましょう。嫌いだった野菜が、実はとっても大切でいい子たちなんだ!ということがわかれば、野菜そのものに親近感が湧いたり、好きになってもらえるかもしれません。

・バナナうんちの話をする

子供ってうんちに興味津々ですよね。うんちはまさに健康の便り。

子供に「良いうんちは黄色くてバナナみたいな形をしてるんだよ!」と教えてあげるととても喜びます。

バナナうんちを出すには野菜をしっかり食べないといけないことを知ると、頑張って食べてくれますよ。

・自由に食べものを与えない

食べものが自由に食べられると、「空腹」という状態を体験できません。本当におなかが空いていると、なんでもいいから食べたい!と思いますよね。

また、自由に食べられる環境だと、食事中に無理にでも食べておかなければ、後でおなかが空いてしまう…という危機感もありません。

・繰り返し食卓に出す

子供が嫌いなものでも、何度も繰り返し食卓に出しましょう。自分が「嫌い」と言えば二度と食卓に出ない、なんて覚えられても教育上困ります。

少しの量でも食卓に出し、両親が美味しそうに食べ続けること、そして「いつか◯◯ちゃんも一緒に食べてくれるって信じてる」と明るく伝えましょう。親の信頼に応えたい、と思う子供たちはいつか自主的に食べてくれるでしょう。

・一緒に料理をする

子供はお手伝いが大好きですよね!食に興味を持ってもらうためにも、一緒に料理をする食育はとても大切です。

そして自分で作った料理は必ずといっていいほどちゃんと食べます。嫌いな野菜だって「自分で作った価値」には勝てません。

・野菜を収穫しにいく

本当は自分で野菜を育てることをおすすめしますが、忙しい共働きママにはなかなかハードルが高いですよね。そこでおすすめなのが、農園に野菜を収穫しに行くこと!夏休みのシーズンなど、よく募集をしていますので探してみてください。自分で収穫した野菜もやっぱり食べてみたいのが子供心。きっと挑戦してくれると思います。

・まとめ

大切なのは「食べることは楽しいこと」と感じてもらうことです。その前提さえあれば、いつか子供自身で乗り越えられると思いますよ!


(岡宏美/家事代行CaSy)

※この記事は2015年01月28日に公開されたものです

岡宏美/CaSy

1983年埼玉県出身。NPO法人日本食育協会認定 上級食育指導士。NPO法人食育の会おむすびころりん正会員。結婚を機に会社を辞め、幼少期より関心のあった食育をライフワークとして取り組み始める。現在は、手作りソーセージの会や常備菜作りの会、まごわやさしいお料理会などを開催し、食育の普及に努めている。家事代行CaSyなどで記事執筆中。

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