お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

相手にしないのが一番! 迷惑な人の心理と対処方法

高見綾(心理カウンセラー)

人間関係のストレスは私たちにとって大きな影響を及ぼします。職場や恋愛、友人関係において、迷惑な人に出会ってしまうと、ネガティブな感情に振り回されて疲弊してしまいます。そんな迷惑な人は相手にしないのが一番です。迷惑な人の心理を紐解きながら、なぜ相手にしないほうがいいのかについて解説します。他人に左右されず自分らしくいるために、具体的な対処法を知っておきましょう。

あなたのまわりの「相手にしたくない人」

あなたのまわりに、困った人や迷惑をかけてくる人はいませんか? 特に相手にしないほうがいい人はどんな人なのでしょうか、またその人の心理状態についてもご紹介します。

代表的な「相手にしたくない人」

特に相手にしないほうがいい困った人として、「モラハラ男」「いじめてくる職場の上司」「悪口を言う女友だち」がいます。あなたの身近にそういった人たちはいませんか?

「モラハラ男」のモラハラとは、「言葉や態度で相手を傷つけること」をいいます。「モラハラ男」は、あなたが何を言っても、どんなに尽くしても「お前が悪い」と決めつけて責め立てます。「お前は頭が悪い」などと理由をつけて、あなたの人格を傷つけるような発言をしてくる男は、相手にするだけで疲弊してしまいます。

「いじめてくる職場の上司」も厄介なもの。上司という立場を利用して、業務を教えてくれなかったり、挨拶をしても無視してきたり、あからさまな嫌味を言って揚げ足を取る場合もあるので要注意です。

「悪口を言う女友だち」も困ったものです。あることないこと悪口を言って、あなたの評価を下げようとしてきます。このような人たちと関わると、ネガティブな感情に振り回されて自分らしくいられなくなってしまいます。

【タイプ別】相手にしたくない人の心理

【モラハラ男】暴言を吐いて相手を支配したい

モラハラ男は、自分に自信がなく劣等感が強いのが特徴です。しかしそんな自分を受け入れることができません。相手に暴言を吐くのは、それによって相手を動揺させて自分の思い通りにコントロールしたい、という欲求があるからです。相手を自分の支配下に置くことによって優越感を感じたいのです。

【いじめてくる職場の上司】部下を攻撃することで優位に立ちたい

いじめてくる職場の上司は、部下をいじめることによって自尊心を満たし、安心感を得ようとしています。「部下のできが悪いから指導をしている」などと理由をつけて自分を正当化しますが、本当は自分に自信がなく、相手を攻撃することで自分が優位に立ちたいのです。

【悪口を言う女友だち】相手の評価を下げることで安心したい

悪口を言う女友だちは、相手の評価を下げることで、勝とうとします。自分が相手より負けていると感じると、プライドが傷つき、攻撃的になります。悪口を言って自分の意見に同調してくれる人を見つけ、「私はまちがっていないんだ」と安心したいという心理があります。

次ページ:「相手にしない」という選択が有効な理由

SHARE