ゲレンデマジックは本当にある? 起こる理由と起こし方
ゲレンデマジックとは、スキー場だと異性がいつも以上にすてきに見える現象のこと。実際にゲレンデマジックを体験した人はどのくらいいるのでしょうか? 20~30代の社会人男性100名に取ったアンケートを元に、心理カウンセラーの秋カヲリさんがゲレンデマジックが起こる理由と起こし方について解説します。
心理カウンセラーの秋カヲリです。
ウィンタースポーツの代表格と言えばスキーやスノーボード。「スキー場では“ゲレンデマジック”が起きる!」と、恋活としても注目されていますが、実際にゲレンデマジックなんて起きるのでしょうか?
男女の心理に注目しながら、その真実についてご紹介します。
ゲレンデマジックとは? 意味を解説
そもそも、ゲレンデマジックとはどんな意味なのでしょうか?
まず、ゲレンデとはスキー場のこと。ゲレンデマジックを直訳すると「スキー場の魔法」です。
「ゲレンデにいると異性のことが普段よりも魅力的に見える」という現象を指すときに「ゲレンデマジック」という言葉が使われます。なぜゲレンデだと魅力が増すのでしょうか?
ゲレンデマジックが起こる5つの理由
ゲレンデマジックが起こるのは、以下5つのようなことが理由として挙げられます。
(1)雪の反射で顔がキレイに見える
プロの写真撮影では、フラッシュやレフ板などを活用して光を反射させて撮影します。そうすると顔に光が当たり、明るく艶やかな美しい肌に見えるのです。
ゲレンデは雪が太陽光を反射するので日焼けしやすいことはよく知られていますが、顔に光がしっかり当たる分、美しく見えます。いつもより肌がワントーン明るく見えるうえに、寒くて頬がほんのり赤くなっていたりすると、なんだか艶やかにも見えるもの。
そのため、ふとゴーグルを外して目線を合わせた瞬間に「あれ、なんかいつもよりキレイだな」とときめく男性が多いのです。
(2)顔が隠れているから理想の顔をイメージする
よく、合コンではあまりしゃべれないほうがいいと言われます。それは情報が限られていればいるほど、相手は自分の理想を当てはめてイメージを補完するからです。後ろ姿にときめきやすいのも、「きっと美人なんじゃないか」と期待してしまうから。
ゲレンデではゴーグルなどで顔の大部分が隠れているので、自分の好きな顔を当てはめてイメージしやすくなります。そういった意味でもときめきやすい環境なのです。
(3)守ってあげたくなる
女性があまりスキーやスノーボードが得意でない場合や、まだ初心者で上達していない場合は、すぐに転んだり怖がったりしてかわいらしい印象を与えます。
また、男性は自尊心が高く「頼られたい」生き物ですから、女性から「教えて」「起こして」というように頼られると気持ちよく、女性を守ってあげたいと感じるのです。
(4)非日常感がある
単純にいつもとちがう「非日常感がある」というのも、刺激的でキュンとしやすい環境を作ります。学生時代に修学旅行や学園祭などで告白する人が多いのも、いつもとちがう環境で高揚感が高まるからです。
いつも何げない会話をしている相手と遠くに出かけ、いっしょにスポーツをしているだけでもワクワクして恋愛スイッチが入りやすくなります。
(5)寒いので人肌が恋しくなる
当然ながらゲレンデは寒いので、人肌が恋しくなります。隣にいる異性と身を寄せ合いたくなるのは自然なことです。
雪が降っている中一生懸命運動したあと、休憩所などでホッと一息ついている女性の笑顔は癒されるもの。「あったかいね」などと微笑みかけられれば、「かわいいなあ」と抱きしめたくなるのです。