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実は脈ナシ! 私を勘違いさせた男たちのセリフ「モテそうだよね」「なんでも話せる」「電車、大丈夫?」

森川ほしの/OFFICE-SANGA

意中の男性から脈アリっぽいセリフを言われたら……。「これはイケるかも!?」とテンションが上がりますよね。しかし、早まることなかれ。時には、完全に勘違いで、「実は脈ナシ!」というケースもあるようです。今回はそんな勘違い体験をした女性たちに、お話を聞かせてもらいました。

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■狙いはソレか!(スズカさん/27歳/アパレル)

「同じ職場に気になる男性がいました。仕事での関わりはそれほどないのですが、飲み会で隣の席になることが多く、なんとなく気になりはじめました」

職場でのすてきな出会い、いいですね。気になる男性がそばにいると、仕事もはかどりそうです。

「ある飲み会でまたその人と隣の席になり、いろいろ話をしていたら、突然『スズカさんって、モテそうだよね』と言われたんです。私は『え~、そんなことないですよ』とか言いつつ、内心『もしかして脈アリ?』とおおよろこびでした」

その飲み会以降、すっかりスズカさんは自信を持ち、彼を食事に誘おうかと考えていたそうです。

「でも、実は完全に私の勘ちがい。彼の狙いは、私と仲がいい同期の女の子でした。休憩室で彼に会ったとき、『こんど一緒に飲もうよ! ○○(同期女性)さんも誘ってみて』『実は俺、○○さんのこと気になってて……』と言われました」

どうやら「モテそうだね」は、スズカさんに気に入られてターゲットを紹介してもらうためのおだて文句だったようです。こちらから食事に誘う前に気づけたので……。まあ、よしとしましょうか?

■先に言っといてよ……(クミコさん/30歳/IT関連)

「職場の後輩で、ちょっとかわいい人がいます。頼りなさそうに見えて、仕事はしっかりこなす。同僚からも、とても好かれている男性です。私は彼が入社したときに指導係をしていたため仲がよく、ときどき2人で飲みに行っていました」

かわいい年下男子との恋。なんだか楽しそうなお話ですが……?

「最初は後輩としてしか見ていませんでした。でも、何度も2人で飲んでいると、恋心が芽生えて。向こうから飲みに誘ってくれることも多かったので、『脈アリでは?』と思っていました。しかも、よく『クミコさんには、なんでも話せる』なんて言ってくれるので……」

「なんでも話せる」なんて、もはや口説き文句と言ってもいいのでは?

「でも、ちがったんです。上司との雑談中に、彼に婚約者がいることが発覚。結婚間近だったそうです。『なんでも話せる』って言っていたのに……。一番肝心なことは言ってくれないなんて!」

彼はそのあと予定通り結婚。それ以降も彼とクミコさんは2人で飲みに行くことがあるとのことですが、色っぽい話はまったくナシ。クミコさんは、よき先輩として接すると決めたそうです。

■この流れで……?(サヤカさん/28歳/金融)

「職場の先輩と2人で飲みに行ったときの話です。それまでも何度か2人で会っていて、私はすっかりその気になっていました。その夜はとても話が弾み、気づくともう終電の時間。でも、私が時計を見ても彼は気にしない様子だったので、『このまま終電を逃してお泊まり』という流れなのかな? と思いました」

そして、終電の時間が過ぎてしまいます。

「またしばらく話し込んでから時計を見ると、もう12時半。すると彼が『電車、大丈夫?』と聞くので、これはキタ! と思い『もう電車なくなっちゃいました』と答えたら……」

彼が次に発したのは、予想外の一言でした。

「『そっか、ゴメンねタクシーで帰ったらお金かかっちゃうね』と。そして、そそくさと会計を済ませて表通りへ出ると、私のためにタクシーをサッと捕まえてくれました。言われるままタクシーに乗り込んで帰宅した私。どうやら、すべては私の勘違いだったようです。もちろん、タクシー代は自分持ち。自宅が遠いので、9,000円もかかりましたよ!」

こんなことになるなら、終電があるうちに切り上げておくべきでしたね。

3人の女性が経験した「ぬかよろこび」はいかがでしたか? 好きな男性が発した言葉は、ついいい意味にとらえたくなりますが、そんなときこそ冷静に。脈ナシ男の言葉を勘違いして、長い間思い続けるなんてことになれば……。貴重な時間を無駄にしてしまうかもしれません。

※画像は本文と関係ありません

(OFFICE-SANGA 森川ほしの)

※この記事は2015年01月07日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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