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人の名前が覚えられない!名前を覚えるには?「名前以外の情報も一緒に覚える」

「あー……この人の名前、なんだっけ。山本さん? 山内さん? 顔は覚えているのに思い出せない!」そんなことってありますよね。仕事でたくさんの人に会う人にとって、お得意先の顔と名前が覚えられないのは致命的。

【記憶に残りやすい覚え方「周辺情報を知ることで記憶力アップ」】

しかし、どうも苦手で覚えられないという人に役立つ記憶術をご紹介します。

呼びかけたいのに、名前が思い出せない!

「顔と名前がなかなか一致しなくて」というのは、よくある悩みですが、ビジネスの場だと痛い短所になってしまうこともままあります。自分の立場に置き換えてみるとよく分かると思いますが、自分の名前を憶えてくれない人に、誠実性や信頼感を抱くことというのはなかなか難しいことです。

誰しも「●●さん」と名前で呼びかけられた方が、好感が持てるというもの。「何とかして、私もきちんと名前を覚えられる人になりたい!」という人はこんな記憶術を使ってみてはいかがでしょうか?

「記憶の重畳(ちょうじょう)効果」ってなに?

「記憶の重畳効果」というのは、簡単に説明すると、似たような情報はひとくくりにされてしまい、個々の情報を忘れてしまうという人間の脳の仕組みのことを指す理論です。たとえば、山本さん、山内さん、山口さんという三人の男性に出会ったときに彼らの名前の情報は「山がつく人」という同じカテゴリーに収められ、次に個別に会ったとき、その中から記憶を引っ張り出そうとすると、他の情報と混同してしまい、思い出せなくなってしまうのです。

この「記憶の重畳効果」を防ぐためには、顔と名前、という情報だけではなく、たとえば、顔全体ではなく、顔の一部分、体つきなどの特徴の情報を結び付けて覚えると、頭の中から情報を引き出しやすくなります。

自分の名前を覚えてもらいたかったら、名前以外の情報も相手にそれとなく伝える

逆に、自分が相手にちゃんと名前を憶えて欲しいときは、できるだけ、名前以外の情報を相手に伝えましょう。会社の名前や、役職などを伝えるのも、もちろん有効ですが、雑談を挟めるような会話になったときは、それとなく趣味を口にするのも良いでしょう。

また、相手に好感を持ってもらう行動を取ることも、印象付けには有効です。

ただ単純に「名前を覚えよう!」と躍起になっても、ほんの少しの工夫がなければ、すんなりと覚えることは難しいものです。顔+名前+特徴を結び付けるという簡単な工夫で、記憶力を向上させましょう。

※この記事は2014年12月08日に公開されたものです

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