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専門家 不調

コラーゲンを食べても美肌効果はナシ!? 医師が教える新・健康常識

池谷敏郎
長生きしたければ知っておきたい 健康常識○と×

長生きしたければ知っておきたい 健康常識○と×

「●●を食べるとダイエットに効果的」なんてネタを仕入れると、つい試したくなりませんか? しかし、次から次へといろんな情報が舞い込んできて、何が本当にいいのかわからなくなってしまうことも……。

長生きしたければ知っておきたい 健康常識○と×』(アスコム刊)の著者であり、池谷医院院長の池谷敏郎先生によれば、「食べ物による健康法の中には、すでに『非常識』となってしまったものもあるんですよ」とのこと。

さまざまな情報が氾濫している現代では間違った知識を取捨選択できず、振り回されている人も多いのだとか。そこで池谷先生に、間違った健康常識について教えていただきました。

■コラーゲンは飲んでも塗っても効果ナシ!?

年末年始は何かと忙しい上に乾燥するシーズンなので、肌荒れが気になる人も多いのではないでしょうか。

そんなときは、美肌効果の期待できるサプリメントや化粧品に頼りたくなりますよね。その中でもコラーゲンは、いわずとしれた美容成分。しかし、「コラーゲンの効果は医学的にはまだ証明されていない」と池谷先生はいいます。

「コラーゲンを口から摂取すると小さな分子に分解されるので、ある一定量は体に吸収されるでしょう。でも、それが顔などの特定の部位のみに効果を発揮するわけではありません」(池谷先生)

化粧品の場合も同様に、超微粒子化したコラーゲンでもその効き目はまだ医学的に証明されていないとのこと。

「近年、コラーゲン由来のアミノ酸がヒアルロン酸や繊維芽細胞の増殖を促進する可能性があるという研究結果が発表されましたが、まだまだ追試が必要な段階です。肌や体のアンチエイジング対策としては、良質な睡眠、食事、運動習慣に勝るものはありません」(池谷先生)

現時点では、「科学的に証明されたアンジエイジングの特効薬は存在しない」といえるそうです。

■アンチエイジングにはチョコレート!

アンチエイジングの特効薬はなくても、池谷先生によれば「チョコレートには血管を若返らせる効果が期待できるのでオススメ」とのこと。カカオに含まれるポリフェノールの一種(エピカテキン)には、血管を広げ、血圧を下げる働きがあるのだとか。

でも、血管と美肌効果がイマイチ結びつかないのですが……。

「血管は全身へ血液を送るとともに、酸素や栄養を供給するパイプでもあります。そのため、血管年齢の若い人の肌には潤いやハリが生まれるのです。チョコレートに含まれるエピカテキンは活性酸素を分解する抗酸化作用もあり、血管を若々しい状態に戻す作用が見込まれています」(池谷先生)

チョコレートを1日1かけら(6.3g)食べるだけでこの効果が期待できるそう。これなら少量なので、ダイエット中でも安心ですね。

医学的に効果があると証明されているのはダークチョコレートのみ。でも、池谷先生はミルクチョコレートを選んでしまうといいます。

「ダークチョコレートは苦いですからね(笑)。カカオの含有量を見ると、ミルクチョコレートはダークチョコレートの約半分。糖分を2倍摂取することにはなりますが、2かけら食べる程度なら健康な女性は問題ないでしょう」(池谷先生)

■薬の使い方も注意して!

コラーゲンだけでなく、間違った健康知識は意外と世に広まっているのだとか。「食品以外にも、薬の選び方や使い方を間違っていることがある」と、池谷先生は指摘します。

「たとえば疲労やストレスなどが原因でできる口内炎。早く治したくて薬を使う人も多いと思いますが、これは一時的に痛みを抑えるものにすぎません。それよりも、ぶくぶくうがいが効果的。口内炎を早く治すためには、口の中の細菌を減らすことが大切だからです」(池谷先生)

殺菌成分が含まれたうがい薬を使えば口の中の細菌を大幅に減らすことができますが、傷があるときには正常細胞にまで影響が及ぶので「水でうがいしたほうがいい」とのこと。

「薬や健康食品、化粧品がダメというわけではなく、適切な距離感を保つことが大事なのです」(池谷先生)

インターネットのおかげで手軽に健康知識を得ることができるようになりましたが、結局は、体の中から見直し、規則正しい生活を送ることが美容や健康のための特効薬なのかもしれませんね。

(OFFICE-SANGA)

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