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【健康の秘訣はアゴにあった! その2】10秒でできる、肩こりに効果的な「耳たぶ回し」とは?

佐藤青児

「肩こりがなく、疲れにくい体になりたい!」とは誰もが思うものの、なにを試しても一時的な効果ばかり……と、あきらめていませんか? 歯科医で著書『アゴをゆるめると健康になる!』の佐藤青児先生は、顎関節症の治療を通してアゴ周辺の筋肉が体全体の筋肉に大きく影響していることを提唱。そんな佐藤先生が、誰でも根本的に肩こりを改善できる簡単な方法を教えてくださいました!

筋肉をゆるめる「耳たぶ回し」で肩こり解消!

私たちはストレスや緊張で、無意識に奥歯をグッと噛みしめる生活をしているもの。そうしてアゴ周辺の筋肉が硬くなってしまい、アゴからつながる首や肩の筋肉にも余計な力が入ってしまうのだとか。そこでオススメなのが「耳たぶ回し」。初めて聞く人も多いと思いますが、じつは耳たぶを回すことでアゴ周辺の筋肉がゆるみ、連動する筋肉の結び目をほどいていくように体全体の筋肉をゆるめることができるのだそう! 1セット、たった10秒でできる簡単な動作なので、さっそく試してみましょう。

1.左右の耳たぶの付け根を軽くつまみ、うしろ側にくるくると4回、ごく弱い力で回す。
2.両手のひらを頬に当て、頬骨からエラにかけてごく弱い力でササッと4回なでる。
3.耳たぶを4回まわす(1の繰り返し)
4.下アゴを前後に4往復、左右に4往復動かす。最後に下アゴを前に突き出してから、「アー」と大きく口を開ける。

ポイントは、極めてやさしい力で触れること。体は強い力ほど抵抗し、筋肉をこわばらせてしまいます。まずは3セット行ってみましょう。この動作だけでも肩こりが改善したり、耳鳴りや頭痛が軽減される人もいるとか。また、続けるうちに「アゴのたるみが引き締まった」という、うれしい効果も!

さらに組み合わせると効果的な「肩回し」

「耳たぶ回し」でアゴ周辺の筋肉がやわらかくなったら、耳、アゴ、肩へとさらに連動して筋肉をゆるめる「肩回し」を行うのがベストです。

1.両腕を体の真横で肩の高さまで上げ、ひじを垂直に曲げる。
2.手のひらは内側に向け、下アゴを前に突き出す。
3.そのまま、ひじを後方に4回まわす。
4.肩を8回、うしろ向きにまわす。

ポイントは、耳を支点に縄跳びの縄をまわすようなイメージで筋肉をゆらすこと。ゆっくり息を吐きながら行うと、リラックスしたときに働く副交感神経が優位になり、より筋肉がゆるみやすくなるそうですよ。

朝起きたときや、仕事の合間、お風呂上がりなど、いつでも気づいたときに行えばOK。佐藤先生の著書では、さらに詳しい説明や図も載っているので、ぜひ参考にしてみては?

●『アゴをゆるめると健康になる!』佐藤青児 著(KADOKAWA メディアファクトリー)
●「さとう式リンパケア」無料セミナー開催中 https://lymphcare.org/

(取材協力:佐藤青児、文:水野久美)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.14)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2014年10月13日に公開されたものです

佐藤青児

月見歯科クリニック医院長、メディカルエステ・メディカサトウ主宰。「さとう式リンパケア」考案者。重度の肩こりと腰痛に悩んできた経験に加え、顎関節症の治療を通してわかってきた、アゴが体全体の健康に与える重要性に着目。「耳たぶ回し」はじめ、全身の筋肉をゆるめる独自の技術「さとう式リンパケア」を考案したところ、肩こり、腰痛がラクになったと評判を呼ぶ。さらに、小顔効果やシワ老化予防といたいった美容効果にも注目が集まっている。全国で無料の「筋ゆる」セミナーを行うほか、インストラクターの養成を積極的に行っている。著書は『アゴをゆるめると健康になる!』(KADOKAWA メディアファクトリー)ほか。

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