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ファッションジャーナリスト直伝! 夏に活躍したセットアップを秋まで着回すコーデ

宮田理江

今年大ブームの“セットアップ”。クリアランスセールでやっと購入したものの、これまた流行のミニ丈トップス×ショートパンツなどでは、夏しか着られない! と思っている人も多そう。でも、ひと工夫を加えれば、秋までばっちり着回しできるんです。そもそも「上下がそろいのセットアップは、シックな装いが増える秋に向いています」と、ファッションジャーナリストの宮田理江さん。真夏→初秋にかけておすすめのセットアップ着こなし術を教えてもらいましょう。

クロスドビーセットアップ

ブランド:Devinette
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28,080円(税込)

秋はベーシックカラーをコーディネートで遊ぶ

「落ち着いたムードを呼び込むブラウンやベージュなどが、秋のおすすめ。内側に着るトップスのアレンジ次第で何種類にも着回せるデザインを選ぶと、より出番を増やせます。たとえば、お仕事デーはシャツできちんと感を出したり、オフの日はカットソーでラフに表情を変えたり、楽しみ方の幅が広がるんです」とのこと。セットアップの上着を外してスカートの腰に巻くと、スカートに別の表情が備わるうえ、ボリュームがプラスされて着姿に動きが出るそうです。

「トップスをウエストインしたときと、ウエストアウトしたときでもムードは変えられます。セットアップは上下の面積が広くなるので、あまり癖のない色や柄がコーディネートしやすいでしょう。上下は無地で、トップスを差し替えて遊ぶのがベスト。パンチの利いた見栄えを狙うなら、チェック柄やレオパード柄、カモフラージュ柄などが使えます」

ペイントフラワーワンピース セットアップ

ブランド:FREE?S SHOP
ペイントフラワーワンピース セットアップ
15,120円(税込)

真夏の着こなしに小物をプラスして、秋の装いに!

セットアップにプラスオンする小物も重要。つばのある帽子やベレー帽を加えれば、クラシカルな上品さが演出できます。「ロングブーツを履くには少し早い秋なら、ショートブーツがかわいいですね。程よく秋のムードを引き寄せ、季節先取り感も漂います」と、宮田さん。ストッキングやタイツなどのレッグウェアでも、こっくりした色味や秋らしいモチーフの柄を取り入れれば、落ち着いた雰囲気を印象づけられます。

上級者は、セットアップを“ばらして”着る!?

「せっかくばらして使うのなら、セットのときとはちがうテイストに」というのが宮田さんのワザ。もともとスーツ的なおそろい感のあるセットアップだけに、ばらし使いではリラクシングな見栄えを意識するのがよいそうです。

ポイントは“異素材とのミックス”。たとえば、単体のジャケットとしても使えるトップスは、レザーのスカートと合わせればクールな印象に。アウターを重ねる場合も、黒皮のライダースジャケットやファーを合わせるとムードががらりと変わります。「きちんと感のあるボトムスに、やさしい風合いのニットを合わせて大人の休日風にまとめてもよいでしょう。パンツはマニッシュな雰囲気が出やすいので、あえてフェミニンなブラウスで、ジェンダーミックスに仕上げるのも手です」

まとめ

セットで着ても、ばらして着てもサマになる注目のセットアップ。せっかく買ったからには長く使いたいものです。小物やコーディネートを工夫して、秋も存分に楽しんじゃいましょう。

※画像提供
ZOZOTOWN http://zozo.jp/

(藤原悠/Pistachio)

※この記事は2014年08月02日に公開されたものです

宮田理江

ファッションジャーナリスト。海外・国内コレクションのリポートやトレンド予測・解説、着こなし提案などをテレビやラジオ、新聞、雑誌、ウェブなどさまざまなメディアで発信。
http://riemiyata.com/

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