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「俺と○○、どっちが大事なの!?」と言わせてしまった女たちの結末

「私と仕事、どっちが大事なの?」というセリフはよく耳にしますが、実は逆パターンも存在する様子。「俺と○○、どっちが大事なの!?」と男性に言わせてしまったらどうなるのでしょうか? 経験した女性たちに話をうかがいました。

■趣味に夢中になりすぎて(アヤカさん/29歳/IT関連)

「友だちに誘われて着付け教室の無料体験へ行ったことがきっかけとなり、着物にはまっていた時期があったんです。本格的に着付け教室へ通いはじめ、着物や帯などにけっこうお金を使いました」

夢中になればなるほど、着物の奥深さに魅了されたアヤカさん。着付けも上達し、普段づかいの着物なら、自分で着られるようになったそうです。

「彼氏とのデートにも、着物を着て出かけていました。彼も最初はよろこんでくれたのですが……。あるデートで、突然雨が降りはじめたんです。とっさに私は『着物がぬれる!』と思うと気が気ではなくて、『今日は着物がぬれると嫌だから、もう帰りたい』と言ってしまったんです」

そこで、彼の口から「俺と着物とどっちが大事なの!?」というセリフが……。

「そのときは、正直『着物』という言葉が頭をよぎりましたね。当然口には出せませんでしたけど。たしかに、久しぶりのデートでしたし、ちょっとひどかったと思います。でも、着物がぬれると面倒なんですよね……」

それ以降、着物デートはやめたというアヤカさん。そのかいあってでしょうか。彼とは今も仲よしだそうです。趣味に夢中になるのもいいですが、ほどほどにしなくては彼氏に愛想をつかされてしまうかも?

■妹と比べられても……(フユミさん/28歳/運輸)

「私には、2歳年下の妹がいます。2人姉妹ですので昔から仲がよく、今でも食事や買い物によく出かけます。実は、そんな妹との仲のよさが原因で、彼氏と別れてしまったことがあります」

姉妹の仲がいいのはほほ笑ましいことでは? 一体、何が起こったのでしょうか。

「別れるきっかけとなったのは、彼氏との約束より、妹からの誘いを優先したこと。当時、彼氏とはほとんど毎週会っていて、そのときは週末にドライブでも行こうかという話になっていました。

でも、その約束の3日前に妹から連絡があり『友人の結婚式に着ていく服を一緒に探してほしい』と言われたんです。妹が希望した日程はちょうどドライブの日。私は、即答で妹に『いいよ』と返事をして、彼には断りの連絡をしました」

彼氏にとっては、突然のデートキャンセル。当然、理由は? という話になりますよね。

「正直に『妹が……』と理由を伝えたら、彼に『俺と妹、どっちが大事なの!?』と言われてしまいました。そんなの、比べられないですよね? 妹は友だちの結婚式の日が迫っていて、2人の休みが合う日はその日だけ。彼とは毎週会っている。デートの延期くらい、仕方ないねと笑って許してほしかった……」

この一件をきっかけに、彼への気持ちがどんどん冷めていったフユミさん。しばらくして、彼に別れを告げたそうです。

■そりゃ、仕事でしょう!?(ミチコさん/31歳/アパレル)

「すごく仕事が忙しい時期があって、それが原因で彼氏と破局した経験があります。当時、その彼氏は資格取得のために無職の状態。生活に困らない程度の貯金はあったようですが、無職だということで、焦りもあったのでしょう」

一方のミチコさんは仕事が充実。彼氏から会いたいと言われても、仕事を理由にひんぱんに断っていたそうです。

「私だって会いたいですけど、仕事だから仕方ない。でも、あるとき『俺と仕事とどっちが大事なんだ!』とキレられてしまいました。それを聞いて、心の中では『そりゃあ、仕事でしょう』と思ってしまったんですよね。口には出しませんでしたけど、私の表情を見て彼も感じ取ったようでした」

彼の思いもよらぬ発言に、少し引いてしまったミチコさん。彼の方も、自分より仕事を優先する彼女に嫌気が差したのか、どちらからともなく距離を置くようになったそうです。

「ほとんど自然消滅のような感じで、別れてしまいました。彼の資格試験がうまくいったかどうかも知りません。自分の現状がつらいからって、彼女の仕事を応援できなくなるような人とは、別れて良かったと思っています」

今は、女性も社会へ出てバリバリ働くのが当たり前の時代。「俺と仕事と……」なんてセリフが、あちらこちらで飛び交っているのかも?

こうして見てみると、『俺と○○とどっちが……』なんて言われると、やはり気持ちのいいものではないですよね。男性にこんなセリフを言わせないように努力することはもちろん、逆に自分が『私と○○と……』なんて言わないように、あらためて肝に銘じておいた方が良さそうです。

(OFFICE-SANGA 森川ほしの)

※この記事は2014年07月31日に公開されたものです

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