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変化するスポーツクラブ。最新トレンドは「専門性」「小規模」「24時間」「女性限定」

薄着になり、ダイエット気分も盛り上がる春先。新たに運動をはじめたいという人向けに、入会キャンペーンを実施するフィットネスクラブが増える時季でもあります。これまでは、フィットネスクラブというと、ジムやスタジオ、プールが併設された総合タイプが大半でしたが、最近では個性的なジムやプログラムが多数登場しているとか。フィットネス専門誌『LIVe』編集長の沼田千恵さんに、最新のフィットネスクラブ情報を聞きました。

フィットネスクラブの選び方

■流行は専門性の高い小規模ジム。24時間気軽に行けるジムも

「最近、流行っているのは専門性の高い小規模施設です。たとえば、ヨガやピラティスに特化したスタジオ。コンビニ感覚でいつでも通える24時間営業のフィットネスジムや、会員やスタッフがすべて女性限定という施設、ごく短時間でのトレーニングができるところもあります。ライフスタイルが多様化するにつれて、フィットネスクラブの選択肢も広がっているんです」(沼田さん)

24時間営業のジムでは夜でも安心して通えるよう、警備員を配置。会員以外が入れないよう、セキュリティゲートを設置し、入室管理を行うなど防犯体制も徹底しているそう。一方、女性限定の施設は「運動をしているときのメイク崩れを気にしなくてもいい」「服装をがんばらなくていいので気楽」というのも、人気の理由になっているとか。

「従来型の大型フィットネスクラブでも、個性的なプログラムが次々と登場しています。代謝アップなど+αの効果が期待できるとして人気のホットプログラムでは、定番のホットヨガに加えて、ホットピラティスやホットバレエなども展開。また、音楽とダンスを融合させたダンスエクササイズや格闘技の要素を取り入れたフィットネス、筋トレとフィットネスバイクを組み合わせたプログラムなど、ユニークなものがたくさんあります」(沼田さん)

料金もかつては「月に何回利用しても同じ金額」という固定スタイルが主流でしたが、最近は利用回数で月々の料金が変わるプランが導入されるなど、選択肢が広がっています。たとえば、「コナミスポーツクラブ」では月間の利用回数を2回、4回、8回、無制限に分類し、月々3,255円から利用可能。一方、年中無休で24時間利用できる「エニタイムフィットネス」は5,000円~9,000円程度など、価格帯も手頃です。


■フィットネスクラブ選びに重要な「曜日」と「立地」

プログラムに惹かれ、せっかく入会しても通わなくなってしまったという声もよく耳にします。どうすれば、挫折せずに通い続けられるのでしょうか。

「まず、最初に行く曜日を決めるのがポイントです。『時間ができたら行こう』というスタンスだと、挫折しやすくなります。たとえば“毎週水曜はジムの日”などと決めて周囲に公言すると、生活にメリハリもつきますし、仕事の作業効率があがります」(沼田さん)

行きたい曜日が決まったら、自宅や会社からフィットクラブまでの移動時間をふまえて候補になるエリアから、気になるフィットネスクラブをピックアップ。「通うのが大変そうな曜日・エリアは最初から外しておく」のが継続への第一歩です。

「フィットネスクラブ選びに無理は禁物です。どんなに素晴らしいプログラムも、続けられなければ効果は期待できません。通いやすさを重視しながら、興味を感じるプログラムをリストアップし、月々のフィットネス予算も加味しながら選ぶ……というように、段階的に選択肢を絞り込むのがポイントです。ライフスタイルに合ったフィットネスクラブを選べば、ストレスなく、楽しみながら通い続けられます」

(松澤夏織+ガールズ健康ラボ)

※この記事は2014年05月10日に公開されたものです

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