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評価下げる!社内のNGマナー集「×ファミコン言葉」「×エレベーターでぺらぺら」

本人には悪気がなくとも、相手の気分を害してしまうことがあるのはなぜだろうか?新入社員がやってしまいがちな、“べからず集”(社内編)をご紹介する。

【あなたは大丈夫?知らないと恥をかく「温泉マナー」】

●ファミコン言葉が出てしまう
敬語にこれほど注意しているのに!ついやってしまいがちな言葉遣いの間違いに、“ファミコン言葉”がある。

ファミレス、コンビニで広がった言葉という意味で“ファミコン言葉”と呼ばれるようになった。「ほう」、「から」、「なる」、「した」の4種類が典型。

「報告書のほう、今日中に仕上げましょうか?」の「ほう」は不要です。「ほう」を使うのは、基本的に方角を示すか、A案、B案を比較するなどの時。言葉を和らげようとして使う「ほう」は間違い。

「5,000円からお預かりします」も間違い。「5,000円お預かりします」が正解。

「こちら日報になります」も間違い。「日報が出来上がりました」などとしたいところ。

「集計グラフが出来ましたが、これで宜しかったでしょうか?」も間違い。「集計グラフが出来ました。これで宜しいでしょうか?」あるいは、「集計グラフが出来ました。目を通していただけますでしょうか?」などとしたいところ。

再確認する時以外は、過去形でなく、現在形で聞きましょう。

●エレベーターに乗る時にやりがちなこと「ぺらぺら喋る」

上司や先輩よりも先に乗り、ボタンを押して待つのは定石通りで結構。しかし「失礼します」も何も言わずに焦って乗り込もうとすると、上司や先輩とぶつかる危険もある。また、上司や先輩がいないとついエレベーター内で仕事やプライベートな話をしがち。

いつ誰が乗って来るのか分からないので、基本は無言でいること。

●上司や先輩への質問の仕方「あれこれ質問をする」

新人研修で、「まずは説明をすべて聞き、まとめて質問するように」と言われているにもかかわらず、メモも取らず聞き流してあれこれ質問するのはタブー。まずメモをしっかり取り、復唱するなどしてから、「いくつか念のためにお尋ねして宜しいでしょうか?

」などと言ってから質問をしたいところ。

新人時代に身に付けたマナーは、一生使うもの。つい陥りがちなこうした“べからず”を時々チェックしてみては?

(文:深山敏郎/(株)ミヤマコンサルティンググループ/コミュニケーションズ・スペシャリスト)

著者プロフィール
著書:「できるリーダーはなぜ『リア王』にハマるのか」~100冊のビジネス書よりシェイクスピア~ 青春出版社刊。コミュニケーション改善の請負人として、高級ホテル、外食チェーン、外車ディーラー、IT企業など、20年で延べ4万人あまりを直接指導。夢は、英国でシェイクスピア芝居を英語で上演すること。http://www.miyamacg.com/ お問合せ先:info@miyamacg.com

※この記事は2014年05月02日に公開されたものです

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