実録! マザコン男とつき合って困ったこと「手を振りほどいて『ママー!』」「旅先から逐一報告」
「つき合いたくないと思う男性の特徴は?」と女性に聞けば、必ずと言っても良いほど挙げられるのが「マザコン」。母親を大切にすることは素敵だけど、度が過ぎるのは考えものですよね。具体的にはどんなことで困ってしまったのか、経験者に話を聞きました。
■ママー!?(リミさん/31歳/IT関連)
「マザコン男と言っても、つき合いはじめたときはまったく気づかなかったんです。どちらかと言えば男らしいタイプで、見た目も背が高くてガッシリ。デート中も引っぱってくれる感じだったので、『頼もしい人だな~』といつも思っていました」
マザコン男とつき合っていたリミさんは、彼と二人でショッピングへ。そのとき、思いもよらない衝撃を受けたそうです。
「デパートの婦人雑貨フロアを、彼と手をつないでブラブラしていたんです。そうしたら、彼が突然、何かを発見。彼のお母さんでした。向こうも息子に気がついた様子で。驚いたのはそのあとです。彼は母親を見つけるなり、つないでいた私の手をパッとふりほどき、大きな声で『ママー!』と言いながら、母親の方へ駆け出しました」
手をふりほどかれ、一人取り残されてしまったリミさん。仲むつまじい親子の様子を、しばらくぼんやりと眺めていたそうです。
「しばらく母親と楽しそうに会話をしたあと、彼は私を思い出したのかこちらへ戻ってきました。私を母親のところまで連れていき、『友だちの○○さん』と紹介したんです。もう私は絶句しました。あとで彼に『友だちって何よ!』と言ったら、『僕に恋人がいるって知ったら、ママがショックを受けるから』と言われて……」
母親をどう呼ぼうと、それは自由ですが、彼女の手をふりほどいて「友だち」と紹介したのはさすがにひどいですね。普段男らしい彼だっただけに、このギャップにリミさんはかなりショックを受けたそうです。
■初めての一泊旅行が台なしに(ジュンさん/29歳/運輸)
「数年前に、当時つき合っていた彼氏と温泉旅行へ。二人で一泊旅行へ行くのははじめてだったので、私は本当に楽しみにしていたんです。それなのに……」
恋人同士で行く、はじめての温泉旅行。普通なら、かけがえのない思い出になりそうなものですが……。
「宿へ到着するまでは良かったんです。途中で観光をしたり、食事をしたり。『あー、幸せだな』なんて、思っていました。でも、宿に到着したときです。部屋へ案内されて、私が『素敵な部屋だねー』なんてはしゃいでいると、彼が『あ、ちょっと電話するから、静かにしてもらってもいい?』と言ったんです」
そして、ジュンさんがいる前で電話をかけはじめた彼。その相手はなんと、彼のお母さん。「旅館に到着したよコール」でした。
「もう30近い大人の男が、まさか旅行中に『今宿に着いたよ』と母親に電話をかけるなんて……。しかも、恋人との旅行ですよ? 私はなんだかテンションが下がってしまって、温泉も夕食も楽しめませんでした。そして、その母親への電話は、翌朝にももう一度あったんです」
今度は『今から宿を出て観光に行ってくるよコール』だったそう。ジュンさんは、その二本目の電話を横で聞きながら、別れを決意したそうです。
■手料理にまさかのダメ出し(アミさん/27歳/通信)
「少し前に別れた彼氏の話ですが、多分マザコン男だったのではないかと……。それほど長くつき合ったわけではないため、彼の母親には会っていません。でも、彼が私の家に遊びに来たときに、疑ってしまうような出来事がありました」
アミさんははじめて自宅に彼氏を呼ぶということで、気合いを入れて手料理の準備をしておいたそう。そして食事の時間に事件が起こります。
「彼が私の手料理を食べながらダメ出しをするんです。ただ『もっと味付けはこうしてほしい』とかなら、百歩譲って許せたかもしれませんが……。彼は『うちの母親の味はもっとこうだ』とか、『母親ならコレとコレは一緒に出さない』とか。すべて自分の母親のものと比較して、ダメ出しをしてきました」
とにかくその場は「次は気をつけるよ」と笑顔で受け止めたアミさん。しかし、彼が帰って一人になると、徐々に怒りがこみ上げてきました。
「育ててくれた母親の料理が理想の味なのはわかります。でも、普通は言わないですよね? しかも、はじめて振る舞った手料理なのに。料理上手ではないけれど、マズイくはなかったはずです。その一件ですっかり冷めてしまって、すぐに別れてほしいと言いました」
この男性の結婚相手になる女性は、きっと大変な思いをするのでしょうね……。
つき合っていても、何かきっかけがなければ意外と見抜けないマザコン男たちの本性。長くつき合いたいと思っている相手なら、できるだけ早く母親を紹介してもらったり、母親について聞いてみたりと、何か対策を講じておいた方が良いかもしれませんね。
(OFFICE-SANGA 森川ほしの)
※この記事は2014年04月28日に公開されたものです