世の中には、うそをついても悪いと思わない人がいます。中にはある種の病気とされ、「反社会性パーソナリティー障害」と言われる場合もあります。うそをついても罪の意識を感じない心理とは、いったいどんなものなのでしょうか?
【「キャラ立ちの時代」で加速する虚言癖 心理カウンセラーに聞く、虚言者とうまく付き合う方法】
■よくうそをつく人の心の中は?
人は誰でも、多かれ少なかれうそをつくものです。ただそれが、ごくたまにつく小さなうそだったり、法を犯したり誰かを傷つけたりするものでなければ、さほど問題にはなりません。ですが、よくうそをつく、いわゆる「虚言癖」と思われる人は、意志が弱く、自分をよく見せたい、と思う気持ちが強い傾向にあります。
小さな見えや虚栄心を満足させるため、そして自分を守るために、うそをつくのだと思われます。
■うそをついても悪いと思わない「反社会性パーソナリティー障害」
虚言癖も度を超して、周りを巻き込んでしまうほどになると、「反社会性パーソナリティー障害」の可能性があります。これは、自分を守るためであれば、平気でうそを繰り返し、規則や法を犯しても全く罪の意識がない心の病です。
他人に共感する感情も少ないので、誰かを傷つけても一向に悪気を感じません。
■「反社会性パーソナリティー障害」の人の原因と特徴
どうしてこのような人格になるのか、はっきりとした原因はわかっていません。ただ、親からの愛情の過多など、幼少期の育ち方に問題があるケースが多いようです。この障害の人は一見、傲慢(ごうまん)で怒りやすい人を想像してしまいますが、そうではなく、非常に魅力的に見える人も多く、うっかりだまされてしまう場合も少なくありません。
うそをつく人の心の中は、自分を守ろう、よく見せようとする自己保全が働いているように思えます。また、自分は特別な存在で、誰かに注目されたいという気持ちも強い人が多いようです。特に「反社会性パーソナリティー障害」は、その根は深く、仮に医療機関で治療を受けたとしても、治すことは非常に難しいとされています。
うそをついても悪いことだと感じない心理。現在の段階では、まだまだ原因や特徴、治療法が十分にわかっていない、難しい心の病だと言うしかないのかもしれません。
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