お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

専門家に聞く! 気になる彼の「昔の武勇伝」を語る心理とは?

中野とも子

男性の腕こんにちは、心理カウンセラーの中野とも子です。
彼のちょっとした一言の裏を読む、恋愛読心術シリーズ。

気になっている男性が、「昔の武勇伝」を語るとき、そこにはどんな心理が働いているのか知っていますか?

中には、
「超有名人の○○と親友で、夜な夜な六本木で遊んだ」
「二股がバレて怒り狂う彼女によって自分の愛車を東京湾に沈められた」
「一時は死のうと思って、なけなしの金でラスベガスに飛び、ギャンブルで大もうけして復活した」
「暴力団の女性に手を出して半殺しの目にあったが、なぜか親分に気に入られ一命を取り留めた」

などの信憑性が疑われるものから、

「数学は常に学年トップだった」
「自分は優秀だったがなぜか友達は凄い不良だらけだった」
「修学旅行で羽目を外して停学になった」

などの可愛いものまで。

逆に最近では「スゴかった」の意味も多岐にわたり、「自分がどれだけイケてなかったか」を自慢する男も現われる始末で、

「昔は暗すぎて通知表にはいつも友達をつくろうと書かれた」
「女子グループと、おままごとをしていた」

など、情けのない内容のものまで……。

そんな「自慢話」を女性の前でするとき、男性の脳内は男性ホルモン・テストステロンが分泌しいます。テストステロンは、一種の生殖戦略として「女性よりも支配的ポジションにいたい」と思わせます。それは、男尊女卑というわけでなく、女性のせいでもあります。

女性にも分泌するテストステロンは、よい優位性に優れた男性に引かれるようにプログラムされているからです。よって、男性は多少見栄を張ってでも優位性を誇示するというのも理にかなっています。

今風の「駄目人間自慢」も同じことで、「オレは、ほかの奴等とは違うんだぜ」というアピールであり、これも優位性を誇示しているに他なりません。

そんなわけなので、「オレはすごかった」というような話をしている時は、少なくともあなたに好意があり、あなたよりも優位に立ち、そして凄いと思わせあなたに惚れてほしい!

という切なる願いだと思いましょう。

もし男性が

1)まったく信憑性のない自慢話をしても
2)何回も同じ話をしても

彼のことが嫌いでなければ、毎回はじめて聞くふりをして、驚いて反応してあげましょう。それがレディのたしなみってもんです。

では、またね!

(心理カウンセラー 中野とも子)

※この記事は2014年03月22日に公開されたものです

中野とも子

公認心理師、産業カウンセラー、文部科学省所轄(財)生涯学習開発財団認定マスターアートワークセラピスト。東京都内にて芸術療法(アートセラピー)講師として活動中。アダルトチルドレン、依存症、摂食障害、鬱、PTSDなどの心理相談や虐待によるトラウマの回復などにあたる。

吉祥寺駅前カウンセリングルーム
URL:https://kichijojiroom.com/

この著者の記事一覧 

SHARE