相手に脈なしと感じたときでも、諦めるのはまだ早い理由とは?
男女間のコミュニケーションは同性よりもはるかに難しいものです。お互いの心理的距離感がまだ近づいてはいない段階では、さまざまな原因によってうまくコミュニケーションが取れない場合があります。そんなとき、簡単にあきらめずに、以下のような努力をしてみましょう。
【聞き手のプロが伝授!距離が縮まるコミュニケーション術3つ】
「コミュニケーション・ノイズ」の存在
人と人とのコミュニケーションを阻害する要因を、社会心理学では「コミュニケーション・ノイズ」と呼んでいます。この「コミュニケーション・ノイズ」には「物理的ノイズ」「心理的ノイズ」「社会的ノイズの3種類があります。
この中の1種類が原因となることもあり、あるいは3種類が微妙にからみあうこともよくあるのです。
勘違いによる別離の不幸
問題なのは、コミュニケーションをとろうとしている両人が、この「コミュニケーション・ノイズ」の存在と、その対処法を知らないために、ただ漠然とお互いの距離が離れてしまったり、関係が途絶えてしまう状況に陥ることにあるといえます。
男女の恋愛関係でいうと、一方が「相手に振られてしまった」と勘違いしてしまう場合も少なくないのです。
ノイズを取り除く努力を
「コミュニケーション・ノイズ」が原因で両者の関係が気まずくなってしまった場合は、ごく単純に考えれば、その阻害要因たるノイズを取り除く努力をすればいいだけです。録音の際にじゃまになる雑音や騒音の元を遮断するのと同じ理屈ですね。
ただし、これは一方が努力するだけでは難しく、両者が協力してノイズ除去に取り組む必要があることはいうまでもありません。
お互いの意思を確かめ合う
恋愛の場合、交際期間中になんらかのトラブルが発生した際に、お互いの気持ちをよく確かめ合うことが重要なポイントとなります。恋愛感情がなくなっているのではないのなら、どのようなコミュニケーション・ノイズが起きているのかを二人で探究することが大切です。
その原因さえ分かれば、あとはお互いの努力次第で関係は修復できるはずです。
社会的ノイズが心理的ノイズを誘引する
物理的ノイズの解決は比較的容易ですが、社会的ノイズつまり周りの環境に阻害要因があり、それが当人の心理的ノイズに関わっている場合が多いようです。本当に両者の関係を深いものにしたいのならば、周辺環境のノイズに惑わされずに、お互いの意志をしっかりと持ち、絆を強くすることが解決の近道といえるでしょう。
※この記事は2014年01月16日に公開されたものです