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今年のボージョレー・ヌーヴォーの出来は!? 「非常に骨格がしっかりしている」

ぶどうの収穫

(C)INTER BEAUJOLAIS

今年もボージョレー・ヌーヴォーの季節がやって来ました! 初物を楽しむ世界的なイベントですが、みなさんはボージョレー・ヌーヴォーを飲みますか? 気になるのは今年の出来ですね! さて、今年は当たり年なのでしょうか?

フランス食品振興会の鈴木靖子さんにお話を伺いました。

――今年のボージョレー・ヌーヴォーの出来について教えてください。

鈴木さん Sicarex(※)の技術担当取締役のベルトラン・シャトレ氏は最初の試飲をした時点で、「2013年のワインは非常に骨格がしっかりしている。秋の涼しさがワインの色を美しく保っており、さらにフレッシュさ、みずみずしさも感じられる」と語っています。

彼によれば、「タンニンは純粋で繊細さを持って完全に溶け込んでおり、口中で骨格と持続性を感じさせる。この最初の試飲により、2013年はすばらしい品質になることが確認された」とのことです。

※『Sicarex』はフランスのヴィルフランシュ・シュール・ソーヌにある、ボージョレーのぶどう畑を専門に研究する機関です。

――それは期待できそうですね。

鈴木さん ボージョレーワイン委員会プレスリリースでは、「繊細でしっかりとした骨格。美しく複雑なアロマ」と表現しています。

――昨年はぶどうが不作だったみたいな話がありますが?

鈴木さん ぶどうの生産量は毎年少しずつ減っているのが現状です。それを誤解した人が言っているのではないでしょうか。収穫量が少ないということと、不作はイコールではありません。

昨年についても今年についても、特に不作という話はありません。ご安心ください。とてもおいしいワインに仕上がっていると思いますので。

――日本人はボージョレー・ヌーヴォーをたくさん飲んでいるでしょうか?

鈴木さん はい。日本は、フランスから輸出されているボージョレー・ヌーヴォーの世界最大の消費国なのです。輸出量の約6割、約6万6,266ヘクトリットル(※)が日本にやって来ます。

※1ヘクトリットルは100リットルです。

――日本が6割消費するのですね!

鈴木さん はい。初物好きな日本人の気質なのかもしれませんね。世界第2位のボージョレー・ヌーヴォー消費国はアメリカですが、その量は約1万6,000ヘクトリットルです。日本がアメリカの4倍消費していることになります。

――日本人の新し物好きな面がよく出ていますね(笑)。

ボージョレー・ヌーヴォーの今年の解禁日は11月21日(木曜日)の午前0時。あなたもこの年に1回のお祭りに参加してみませんか?

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2013年11月20日に公開されたものです

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