もうすぐ妊活スタート。妊活~育休中にいくらあれば安心?

編集部 “マタニティ・ブルー”ならぬ、“マタニティ・ハイ”ですね……。
花輪 このほか、つわりがひどくてめげてしまったり、入院を余儀なくされたり……と、妊娠にはさまざまなリスクもつきまといます。また、出産後も体調が思うように戻らなかったり、保育園が見つからなかったりするという問題も。
編集部 仕事を続けたくても続けられない状況もありうるわけですね。
花輪 「女性の約6割が出産を機に仕事をやめている」というデータもあります(国立社会保障・人口問題研究所「第14回出生動向基本調査(夫婦調査)」2011年)。もちろん、「子どもを産んだら、しばらくは専業主婦になりたい」と希望してやめた人もいますが、中には「本当は仕事を続けたかった」というケースも。続けられるかどうかは自分と子どもの体調次第なところがあるため、仕事を続けられなくなる可能性も頭の片隅には入れておいた方がいいですね。
編集部 夫婦共働きから、稼ぎ手が夫ひとりになるならば、ますます今のうちに貯金をしておく必要がありそうです。
花輪 一年ぶんぐらいの生活費があるといいですね。ちゃーちゃんさんは月16万円貯金をしているということで、自分の稼ぎはほぼ貯めていて、だんなさんの収入の範囲でやりくりをしています。だんなさんの手取り年収の360万円程度を貯めておくと安心です。
編集部 ちゃーちゃんさんの悩みには「結婚式でお金を使ってしまうと、貯金がなくなってしまう」というのもありましたが……。
花輪 これからの生活を考えると、できれば、結婚式ですべて貯金を使い尽くしてしまわないよう、工夫できるといいですね。将来の教育費などを考えると、現在のペースで貯められるとベスト。子どもが生まれると多少ペースダウンせざるを得ないと思いますし、今はちゃーちゃんさんの手取り月収をまるまる貯めるぐらいの覚悟で貯蓄することをオススメします。
妊活の最初の一歩はブライダルチェックから!
「将来子どもを産みたい」と思ったら、まず受けておきたいのがブライダルチェック。結婚している人はもちろん、シングル女性にもオススメ。婦人科の病気やクラミジア、風疹の抗体の有無など、何かしらのトラブルの早期発見・早期治療にもつながります。いつでも妊娠できるよう準備しておけば、いざというとき、安心して妊娠・出産にのぞめます。(花輪陽子)
※この記事は2013年11月05日に公開されたものです