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愛情のこもった洗濯が家庭円満の秘訣に!? 洗濯王子に聞いた「洗濯のコツ」

何度洗っても黄ばみが落ちない。洗いたてなのに何だか臭う。そんな経験をしたことはありませんか? それらはすべて“面倒くさい”気持ちの表れ。そこで、賢く効率的に、かつ楽しんで洗濯するコツを“洗濯王子”こと中村祐一さんに教えてもらいました。

 

手間をかけて楽しむ洗濯は、好印象をもたらす武器に!

 

忙しく働く女子の中には、「週末にまとめて洗濯する」という人も少なくないはず。だけど、長く放置すればするほど、汗や皮脂は服の繊維に染みこみ、雑菌も繁殖……。その結果、汚れや匂いが落ちないという事態を招いているのを知っていましたか? せっかくヘアスタイルやメイクをばっちり決めていても、手入れの行き届いていない服を身に着けていれば、魅力も半減してしまいます。逆にいえば、キレイに洗濯された清潔感のある服は、着ている自分自身が気持ちのいいのはもちろん、どんなシーンでも相手に好印象を与える武器になります。いつか結婚したときに、夫の服がいつもヨレヨレ……なんて、出世するものも出世しません。

 

ほんのひと手間で、夫の格さえ上げてしまえる洗濯の力。デキ嫁になるためにも、洗濯の基礎知識を身につけておくのは最低限のステップです。とはいえ、洗濯が好きという人は少数派。だけど、ちょっとしたコツや方法を覚えるだけの中村流洗濯術をマスターすれば、毎日の洗濯もグンと楽しい行為に変わります!

 

必ず用意しておきたい洗濯の基本セットって?

 

洗濯の基本セットは「洗剤」「漂白剤」「柔軟剤」の3つ。特に、洗剤や漂白剤は、それぞれ洗浄力や漂白力の強さがちがうので、洗う衣類や汚れに応じて使いわけましょう。そうすれば、衣類にできるかぎりダメージを与えず汚れを落とすことができるので、お気に入りの服もより長く楽しめます。では、どんな基準で選べばいいのでしょうか。

 

■洗剤

「弱アルカリ性」か「中性」か、で使いわけを。汚れをしっかり落としたいときには、洗浄力の強い弱アルカリ性がオススメです。ただ、衣類への負担も大きいので、毛やカシミアなどデリケートな素材を洗うときには注意が必要。なるべく衣類の風合いや色合いを変えたくないのであれば、洗浄力はマイルドですが繊維にやさしい中性洗剤が向いています。ちなみに、弱アルカリ性の洗剤には粉末と液体がありますが、粉末のほうが洗浄力は強めです。

 

■漂白剤

普通に洗濯しても落ちないシミやがんこな汚れ、黄ばみ、黒ずみを分解するのが漂白剤。塩素系、酸素系、還元系の3タイプがありますが、塩素系と還元系は取り扱いに注意点が多いので、基本的には酸素系のみを使うようにしましょう。酸素系漂白剤には液体と粉末タイプがあり、洗剤同様、粉末のほうが漂白力が強い分、毛やシルクなどには不向きです。

 

■柔軟剤

香りが時間で変化する、こすったら香る、防臭効果がある、抗菌効果がある、など多少の特徴はあれど、どの柔軟剤も基本的な機能にはほとんど差がありません。ですので、これに関しては、“好きな香り”で選んでOK。ただし、「洗剤と混ぜない」「最後のすすぎで使う」など、使い方とタイミングを守るようにしましょう。

 

→[次ページ] 押さえておくべき洗濯の基礎知識とは?

 

■監修 洗濯アドバイザー・中村祐一さん

長野県伊那市で家業のクリーニング店三代目として働いたのち、現在は主に洗濯アドバイザーとして活動。知っているようで知らない洗濯の知識をわかりやすく伝える洗濯アドバイスの達人。「洗濯王子」の愛称でテレビ・雑誌・講演などで活躍中。著書に「幸せを呼ぶスマート洗濯」ほか
http://ameblo.jp/sentaku929/

 

※この記事は2013年10月29日に公開されたものです

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