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駅チカから野菜の自動販売機まで! 首都圏のオモシロ「直売所」ガイド

10月17日の『カンブリア宮殿』(テレビ東京系列)では、「93万人が殺到!日本一の卵の直売所 驚きタマゴ戦略」が特集されました。番組では、熊本県菊池市にある直売所「コッコファーム」が取り上げられましたが、筆者の父の実家に近く、また数年前に直売所100軒を紹介するガイド本の仕事を担当した経験から、大変興味深く見ました。

この直売所の目玉は、新鮮な鶏卵を3キロも盛り込んだ「朝取りたまご」。数でいえば40個入りでひと箱1,200円、スーパーマーケットで売られる普通の卵に比べたら結構高価な卵ということになります。

しかし、これが飛ぶように売れるそう。早朝から多くのマイカー、観光バスが押し寄せて賑わうこの直売所は、日本一の卵の直売所といわれ、さまざまな卵の加工食品も人気だそうです。

直売所は、主に農産物を生産者などが仲介業者を通さずに直売するところからそう呼ばれますが、生鮮で安い食品が購入できることから最近は特に人気があり、意外にも都会の街中にも数多く点在しています。

そこで、首都圏の面白い直売所をいくつかご紹介しましょう。(直売所には「探す」という楽しみもありますので、あえて住所や連絡先は掲載しません。足を運ばれる方は、ご自身で調べてみてください。なお、直売所は営業時間なども変則的ですので、ご注意ください)

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鎌倉やさいブランドが並ぶ「鎌倉市農協連即売所」

テレビでもよく紹介されるため、ご存じの方は多いと思います。通称「レンバイ」は約85年の歴史をもつ直売所。近隣の有名レストランの御用達にもなっており、珍しい西洋野菜なども多く並んでいます。二十数軒の農家が入れ替わりで販売するので、毎日異なる野菜が並ぶのも大きな魅力。鎌倉駅のすぐ近くにあるので、便利です。

レアな西洋野菜が楽しめる「石井農園 Erdbeere」

こちらも駅チカの直売所で、千葉県・船橋市の西船橋駅から歩けるところにあります。サラダで楽しめる新鮮な西洋野菜にこだわっている経営者なので、野菜好きにはたまらないことでしょう。いちご園もあります。

伝統的江戸野菜の自動販売機「さくらハウス」

首都高速7号線の一之江出入口に程近く、環七通りを少し入ったあたりに並ぶ自動販売機の中には新鮮な小松菜が! この界隈は伝統的な江戸野菜「小松菜」発祥のエリアです。時期により、春菊や大根の間引き菜などを扱っていることも。

朝の散策に最適の都内無人直売所群

みなさんは「直売所マップ」というものをご存じでしょうか。東京都・世田谷区や町田市などの自治体が「地産地消」推進の一環として、発行している地域密着の直売所ガイドです。自治体のホームページからダウンロードできることも多いので、ご興味の方は調べてみてください。

マニアックな無人直売所(=代金を賽銭箱のように投入して、野菜を買う)なども網羅されており、オリエンテーリング的に野菜ショッピングが楽しめます。特に世田谷区には直売所が多いので、朝の散歩がてら野菜を買いに行くのはいかがでしょうか。当然、おつりはないので、小銭を大目に用意して出かけてみてください!

いかがでしょうか。猛暑が終わり、これから春にかけてさまざまな野菜が旬を迎えます。週末に少し早起きして、直売所散策に出かけてみては?

(西田貴史/サイドランチ)

※この記事は2013年10月22日に公開されたものです

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