秋の行楽シーズンは、ユニーク商店街歩き!? 占い商店街・激辛商店街・ウルトラマン商店街

更新: 2017.09.20

3連休×2を直前に控え、秋の行楽シーズンを迎えた今日この頃。『ひるまえほっと』（NHK総合）の9月12日の放送では、「アートとかかしの街」と題して深川資料館通り商店街が特集されました。

深川江戸資料館に面して、東京都現代美術館にも程近い深川資料館通り商店街は、江戸小物が並ぶお土産屋さんや下町のソウルフード「深川めし」のお店などが並ぶ、江戸情緒満点の界隈。この商店街が現在「かかしコンクール」を開催し、ユニークな商店街おこしに取り組んでいるそう。街道には大人気の朝ドラ『あまちゃん』にちなんだものから、DJポリスまで変わり種のかかしがズラリ。街に点在するアートショップとともに、人を集めています。かかしコンクールは16日まで開催され、最終日には審査発表とのこと。

大駐車場を備えた巨大スーパーマーケットに押され、昔ながらの商店街がシャッター通りに追い込まれるという話はよく耳にしますが、深川資料館通り商店街のように独自のコンセプトで集客し、いまも賑わうユニーク商店街も少なくありません。

そこで今回は、ちょっと変わったオモシロ商店街をピックアップしてみました。

福島聖天通商店街（大阪府大阪市）

この商店街のキャッチフレーズは「売れても占い商店街」。その名の通り、沿道のそこかしこにさまざまな占い師がいて、食べ歩きやショッピングを楽しみながら、運勢まで占ってもらえるという女性に大人気の商店街です！江戸中期の観相学大家・水野南北がまだ若く、放蕩の限りを尽くしていたとき、聖天了徳院の院主にさとされたことで心を入れ替え、大成したという故事に着想した町おこしだとか。

京都激辛商店街（京都府向日市）

余計な説明は一切いらない、ただ「辛い」ことにこだわる商店街。「集まれ！激辛挑戦者たち」と好戦的なあおりが印象的です。「KARA-1」の初代ゴールドグランプリに輝いたという担々麺からお好み焼き、ホルモン、中華丼に至るまで激辛をうたい、さらに杏仁豆腐や梅酒まで辛いとあっては、タオル持参の覚悟で駆けつけなければ！　残暑を吹き飛ばすにはもってこいの商店街でしょう。

ジョイフル三ノ輪（東京都荒川区）

都電荒川線の終着である三ノ輪橋駅に程近い商店街。屋根付きアーケードに一歩足を踏み入れると「ド」がつくほど昭和の香り漂う、レトロ感あふれる商店街です。銭湯もあるので風呂あがりに、牛乳＆コロッケパンを片手に歩いたり……何より和めるのが特徴です。特に町おこしをしているわけではないのですが、チンチン電車に乗って、時が止まったかのような昭和ムードに浸るのも一興ではないでしょうか。

ウルトラマン商店街（東京都世田谷区）

小田急線祖師ヶ谷大蔵駅を囲む3つの商店街には、なぜかいたるところにウルトラマンがいます。ゾフィーなんていう、女子にはわかりそうもないお兄さんもいたりして、商店街ホームページには、その「見どころ」なども紹介されています。なぜ世田谷でウルトラマン？かといえば、この界隈に生みの親である円谷プロダクションがあったからだそう。マニアな彼氏なら興奮間違いなし!?　の商店街です。