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「ねぇなんで!? 連絡するって 言ったじゃない!?」 就活川柳2013発表

※画像はイメージ

楽天株式会社が運営する口コミ就職情報サイト「みんなの就職活動日記(以下 みん就)」の掲示板では、みん就ユーザーから今年の就職活動(以下 「就活」)にまつわる“思いの丈”を詠んだ「就活川柳2013」を募集し、7月31日に最優秀作品(大賞)と優秀作品、佳作(計10首)を発表した。

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今年で4回目の「就活川柳」。今回はみん就に会員登録している2014年卒業予定の現役就活生約30万人(7月末時点)を対象に、6月11日から25日までの期間、みん就の掲示板「就職活動川柳」で就活をテーマとした川柳作品を募集した。合計295首の応募の中から、最優秀作品(1首)と優秀作品(2首)、佳作(7首)を決定。

就活生たちは就活で初めて経験する社会の厳しさを、いずれの句でも学生ならではのフレッシュな視点で詠んでいる。2013年の特徴は、スマホにまつわる句が多く見られ、面接企業への道のりを示す地図機能を使った一句「道迷い Googleマップに 八つ当たり」、充電の減りが早いことを嘆く一句「減るものは 持ち駒よりも バッテリー 瀕死間際の 身体とスマホ」など。就活生の中では浸透している皮肉めいた共通語を使った句では、「サイレント 
待ってる間 妄想し 経った時間は ひと月以上」、「期待する 連絡こないよ サイレント 祈られたなら 諦めつくのに」など、多くの“サイレント”にまつわる句が詠まれている。

その他、「ゆとり世代 誰が言ったか知らないが ゆとりをくれよと 願う僕」など、ゆとり世代と言われて今まで育ってきたものの、就活ではゆとりなど通用しない現実を詠むものが多数あった。しかし、ゆとり世代だからといって、仕事ができないと思われたくない、内定を取ってからが勝負、という強い気持ちを表現するものもあった。

同時にHR総合調査研究所(HRプロ株式会社)が主催した、採用担当者による2014年新卒就活川柳も発表された。上場・未上場企業の採用担当者から募集した、就活にまつわる川柳から最優秀作品(1首)と優秀作品(1首)、佳作(3首)発表した。

採用担当者の句では、4月上旬には多くの企業が内定を出し始めた影響で、複数内定をもらう学生も多く、内定を伝えた時には喜んでいたのが、後日意志確認を行うと「やっぱり…」と辞退され苦戦を強いられたようで、内定辞退をテーマにしたものが多数あった。
また、「Facebook」をテーマにしたものは影を潜め、「今でしょ! 自分の意見 言うべきは 面接来たなら 発言しろよ」や「内定者 教えてください LINEのID」など、時事ネタを取り入れた句が目立ったのも今年の特徴のようだ。

※この記事は2013年08月01日に公開されたものです

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