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妊娠すると保険に入れない!? 30代女性が妊娠前に考えたい保険のこと

何が起こるか分からない妊娠、出産。入院や手術で予期せぬ出費が必要になったとき、頼りになるのは保険です。そこで、妊娠、出産を見据えた医療保険選びのポイントを紹介します。


帝王切開の費用は9万円程度、ただし別途入院費が必要



妊娠、分娩は病気ではないため、正常分娩と保険は関係ありません。しかし、帝王切開などの異常分娩、妊娠トラブルで入院になった場合は、健康保険も医療保険が重要になります。たとえば、帝王切開は、50~70万かかるといわれていますが、健康保険や高額療養費制度を利用すれば自己負担額は9万円程度になります。ただし、このほかに入院中のベッド代や食事代が別途必要になり、医療保険に入って入ればこの自己負担分をカバーできます。


保険の内容はシンプルでもカバーできる



保険選びは、産後も長期にわたり保険料を支払い続けることを考慮してシンプルな保障内容でよいと思います。たとえば、入院日額は5000~1万円、手術給付金は月々の保険料に無理がでない程度でよいでしょう。厚生労働省の調査によると個室の場合にかかるベッド代の平均は1日あたり5829円、食材代は1食260円程度ということなので、大部屋ならさらに安く済みます。

また、正常分娩の予定が途中から帝王切開になる場合は、保険適用と適用外の部分が細かく分かれています。妊娠にまつわる病気や自宅療養の場合など、どんな場合に支給されるのかも各社さまざまなので、加入前に詳しく聞いておきましょう。



妊娠27週目以降は制限がある場合も!保険の準備は妊娠前に



医療保険の場合、妊娠27週目以降は加入制限付き、すでに妊娠中なら今回の妊娠出産に関しては保障の対象外という商品がほとんどです。そのため、妊娠発覚後に加入しようと思うと、商品の数は限られてきてしまいます。

また、妊娠直前に加入できていても1年以内の帝王切開は給付の対象外などといった条件がある場合もあります。もし加入をするなら、子どもが欲しいと思った時点で早めに準備をするようにしましょう。


→【次ページ】「全身脱毛しておけばよかった」妊娠前に知っておきたかったこと


監修

花輪陽子さん
ファイナンシャル・プランナー。『貯まらん女のお金がみるみる貯まる魔法のレッスン88』(マガジンハウス)、『貯金ゼロ 借金200万円! ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』(小学館)など著書多数。http://yokohanawa.com/ 

※この記事は2013年07月16日に公開されたものです

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