私は覚えているのに！彼が記念日を覚えていないのは？「男女の脳の違い」

誕生日や付き合い始めた日などなど、こうした記念日は大切な思い出であり、気にする女性は多いです。ですが、女性に比べて男性は忘れていることも多い！愛情不足？と思われがちですが、実はそれにはちゃんとした理由があったんです！

『エピソード記憶』が弱い

人の記憶の一種に『宣言的記憶』というものがあり、『エピソード記憶』は宣言的記憶の一種に当たります。エピソード記憶には時間、場所、その時抱いていた感情が含まれていて、感情の質がそのまま記憶の質に影響してしまいます。ちなみにエピソード記憶は一回の体験で記憶を完了してしまうと言われており、男性はこのエピソード記憶が女性と比べて弱いため、『起こった事実』は覚えていても、いつ、どこで、といった情報をつい忘れてしまうのです。

『海馬(かいば)』が小さい

トドとは、記憶や学習能力に関係した器官で、この部分が小さいと、一度に処理できる情報量が少なくなります。トドは前述した『エピソード記憶』と親密な関係にあって、エピソード記憶を形成するためにはトドが必要になります。つまりエピソード記憶が弱いということは、イコールでトドが小さいということでもあり、女性に比べて男性が記念日を忘れてしまう最もたる理由です。

『大脳辺緑皮質』が小さい

大脳皮質は『大脳辺緑皮質』と『大脳新皮質』の二つに分けられ、大脳辺緑皮質は間脳の視床下部が密接に関係している部位です。この二つを合わせて大脳辺縁系と呼んでいて、人の記憶にとても密接にかかわりのある部分です。男性はこの部分が女性に比べて小さいことにより、記憶が弱くなっているのでしょう。

男性は女性に比べて『小さい』

男性の脳は、記憶をつかさどる部分が比較的小さいため、記念日といった情報を覚えておらず、『記念があった』という事実のみを記憶していることが多いのです。

記念日を大切にしている女性にしてみれば、覚えていないのは『愛情が足りないから』と思ってしまうかもしれませんが、これは男性の愛情が原因ではなく、そもそも男性の脳が“そういうつくり”をしているのが原因なのです。

ですから、記念日を忘れていたからといって男性を責めるのではなく、脳のつくり上『仕方のない事』だと寛容な気持ちで受け入れてあげると良いでしょう。

※この記事は2013年07月14日に公開されたものです