「さだまさし研究会」ってどんなことしてますか? – 早稲田大学
さだまさしさんというと『北の国から』のテーマ、また『償い』などの名曲で知られるシンガーソングライターです。そのファンの多くは40歳代以上ではないでしょうか。しかし「早稲田大学さだまさし研究会」は30年の時を超えて活動を続けているとのこと。やはりいいものは時を超えるのでしょうか。広報長の湯浅諒さんにお話を伺いました。
●活動歴は30年以上も!
――そもそも「早稲田大学さだまさし研究会」はいつからあるのですか?
湯浅さん 1980年から活動をしております。
――ではもう30年以上も活動しているサークルなんですね。
湯浅さん さだまさしさんのファンサークルとして長きにわたって活動しております。全国の大学で「さだ研」設立ブームがあったそうです。当時、さだまさしさんが『セイ!ヤング』という深夜放送ラジオ番組をやっておられました(さださんは1981年-1994年を担当)。
その番組の中で、各大学が「さだまさし研究会を作りました!」と報告するのが盛り上がったそうで。そのきっかけは、当早大さだ研が、信州大学さだ研などと共に番組で取り上げられたことです。
――なるほど。全国の各大学の「さだまさし研究会」の先駆けだったわけですね。今はインカレサークル(複数の大学にまたがって活動しているサークル)なんですね。
湯浅さん はい。広報長をやらせていただいていますが、私は中央大学の人間ですし。最盛期には140名ほどのメンバーがいたそうです。
――正直、今の若い人でさだまさしさんを好きな人というのは少数派ではないですか? メンバーはどういう経緯でさだまさしさんを好きになるのですか?
湯浅さん やはり親の影響が強いようです。親が青春時代に聞いていた、好きだったので、子供がそれを受け継ぐというパターンです。実際に私もそうです。さださんから始まって「フォークソング」「ニューミュージック」を聴くようになる人が多いですね。
――さだまさしさんの魅力とはどんな点ですか?
湯浅さん さださんは「言葉の魔術師」だと思います。詩が何よりも魅力的ですね。また歌とトークのギャップが魅力的だと思います。トークはとても明るくて面白いんですよ。
●さだまさしさんに救われたことも!
――早稲田大学さだまさし研究会の存在はさださんもご存じですよね?
湯浅さん はい。さだまさしさんに救っていただいたこともあるんですよ。
――というのは?
湯浅さん 研究会に入る人が減って、研究会の存続が危なくなったことがあるそうです。そのとき、さださんに「研究会が危ないです」とお便りを出したのですが、それがテレビ番組で読まれまして(笑)。
さださんご自身が「助けてあげて」と言ってくださって。それでピンチを切り抜けたそうです。
――それはいい話ですね。
●夏は「精霊流し」、冬は「ライブ」
――どんな活動をされていますか?
湯浅さん 大きなイベントは夏と冬です。『精霊流し』というさださんの名曲がありますが、それにちなんで夏のお盆には、長崎で行われる精霊流しを見に行きます。貧乏旅行というか、合宿ですね。冬にはライブを行います。試験の終わった1月の中ごろから集中して練習して2月にライブです。
――メンバーの皆さんが演奏するのですか?
湯浅さん どうしても嫌だという人は撮影に回ってもらったりしますけれども。演奏するのは楽しいですよ(笑)。
――大きなイベント以外には何をされていますか?
湯浅さん 月に2度ぐらいは集まってカラオケをやったり、飲み会をやったり。みんなでパンプキンパイを焼いたこともありますね。
――なぜパンプキンパイなんですか?
湯浅さん 『パンプキン・パイとシナモン・ティー』というさだまさしさんの名曲があるんですよ。それにちなんで行いました。
――当会の魅力を教えてください。
湯浅さん そうですね。さださんが好きな者同士で集まって、好きなことを話し合える点でしょうか。だからといって、ハードルの高いサークルではないんですよ。気兼ねなく参加できる点がいいと思います。隠れさだファンの皆さん、大学・学年・性別に関係なく、メンバー一同でお待ちしています!!
早稲田大学さだまさし研究会
●発足:1980年●インカレサークル
●メンバー:現在約20名
早稲田大学…8名
中央大学…7名
東洋大学…3名
慶應義塾大学…1名
東京電機大学…1名
東京大学…1名
立教大学…1名
日本大学…1名
玉川大学…1名
「早稲田大学さだまさし研究会」は楽しそうです。さださんに救われた経験を持つというのがいいですね。
(高橋モータース@dcp)
早稲田大学さだまさし研究会のブログ
http://ameblo.jp/waseda-sadaken2010/
※この記事は2013年05月11日に公開されたものです