同僚との関係を壊さずに“お付き合い出費”を減らすには?
編集部 そう考えると、職場の人から飲み会や結婚式に招かれたら、多少の出費は覚悟の上で出席したほうがよさそうですね。
花輪 20代~30代は結婚式に招かれる機会も多いと思いますが、工夫次第で、華やかさはキープしたまま、費用を抑えることができます。たとえば、ドレスはレンタルを利用すれば、費用を定価の1/10程度に抑えられることも。披露宴はもちろん、二次会用のドレスも貸してもらえます。
編集部 そんな便利なサービスがあるんですね。
花輪 レンタルだと、クリーニング代もレンタル料に含まれているし、保管場所に困らないというメリットもあります。
編集部 では、ドレスを購入したい場合にオススメの方法はありますか?
花輪 まずチェックしてみたいのはフォーマルドレスのバーゲンですね。それから意外と掘り出し物が見つかるのがネット通販。靴やバッグもシンプルなものを選ぶと、使いまわせて便利です。
編集部 女性の場合、ヘアアレンジやメイクなどにも、けっこうお金がかかってしまいますが……。
花輪 ヘアメイクは手先が器用な人であれば、自分で覚えてしまうのも手です。また、カチューシャを利用したり、思いきってショートにしたりする方法もあります。
編集部 実は想像している以上に、いろいろな方法があるんですね。
花輪 「披露宴にかけるお金がもったいないから欠席」というのも潔くていいですが、人間関係を考えると、できるだけお金をかけずに誘ってくれた相手を立てるという視点も大切ですよ。
“お付き合い投資”で将来に備えましょう
一見無駄に見える“お付き合い”も、やり方次第で将来への投資に変わります。上司に可愛がられたり、応援したりしてもらえる人間関係は一朝一夕ではつくれないもの。だからこそ、日頃の行動が大切です。同級生や他社の友人といった横のつながりも大切ですが、実はダイレクトに仕事に影響を及ぼすのは社内の人間関係。みんながおろそかにしがちな社内の集まりを大切にすることで、次のステージに引き上げてもらったり、トラブルを回避できたりする可能性はグッと高くなります。(花輪陽子)
※この記事は2013年04月30日に公開されたものです