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東京の乾燥は砂漠並み!? 秋冬の肌のピリピリに大切なのは?

いろいろな記念日がありますが、11月12日は、日本臨床皮膚科医会が認定したひふの日。

この機会に肌に関する正しい知識をひとつ学んでみませんか?

たとえば、そろそろ本格的に気になりはじめるのが乾燥。東京砂漠という言葉は昔から耳にしますが、実は、この言葉、肌への警告でもあったんです。気象庁のウェブサイト「気象統計情報」によると、2000年以降、47都道府県でもっとも湿度が低く、乾燥している都市が東京。時間によって変化するものの冬の東京の最小湿度は、サウジアラビアやイラクの砂漠並み。しかも、乾燥傾向は、年々強くなっているそうなのです。

そんな中、「今年の秋冬は、特に肌のカサカサに要注意」と話すのは、「私のクリニック目白」院長の平田雅子さん。「秋冬も引き続き節電ムード。使用電力を気にして加湿器をオフにする人も多いはず。理想の湿度は60%といわれていますが、エアコンを効かせた室内では30%を下回ることも」(平田さん)。といっても加湿器をガンガン使うのも気が引けます。「乾燥対策は、朝や夜より日中がカギ。室内では、加湿器は使わなくても霧吹きで水をまいたり、屋外では肌の露出を避けて直接風が当たらないように。また、メイクの上からでもかまわないので、乾燥しやすい目や口のまわりや頬などに、軽く押さえるように保湿クリームを塗りましょう。特にセラミドなどが配合されたものが効果的です」(平田さん)。

ここで注目のキーワードが、肌の必須成分“セラミド”

「表皮の一番外側にあり15-20層に積み重なった角層。その中で水分を蓄えているのが、NMF(天然保湿因子)・細胞間脂質であり、なかでも重要なのが、水分保持機能がある細胞間脂質のセラミドです」(平田さん)。肌のうるおいを保つ働きと乾燥など外部刺激から肌を守る働きがあるセラミドが不足していると、肌や外部の刺激を受けやすく、肌の水分も逃げやすくなってしまい、肌荒れやカサつきを繰りかえしやすくなってしまうのだそう。つまり、セラミドを満たすことが乾燥ケアにつながるよう。これからスキンケアアイテムを選ぶときは、セラミド機能成分配合のものを選ぶことが大事になってきそう。

それから、顔だけでなく体を入浴後にクリームケアをしている人は、入浴後15分以内が鉄則とのこと。セラミド機能成分配合のヘアケア製品を使えば頭皮の潤いも守れるそうです。

ちなみに、セラミドの皮膚における働きを解明したのは日本の、花王の研究員なんだそう。花王では、乾燥肌や敏感肌を意識したセラミド機能成分配合のアイテムとしてキュレル薬用スキンケアシリーズを出しています。毎年、乾燥が気になる人や今冬向けケアアイテムを探している人は、チェックしてみては。

(取材協力:平田雅子、文:浜田彩)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.07)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2011年11月09日に公開されたものです

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