「瓜実顔」とはどんな顔? 意味や特徴を解説
瓜実顔(うりざねがお)とは瓜の種に似た面長な顔を意味し、褒め言葉として使われます。
では、「瓜の種に似た面長な顔」の特徴とは? また、瓜実顔に似合うヘアメイクやファッションとは? 本文で解説します。
「瓜実顔」の意味とは?
そもそも瓜実顔(うりざねがお)とはどのような意味なのでしょうか? 辞書では以下のように解説されています。
うりざね‐がお〔‐がほ〕【×瓜▽実顔】
瓜の種に似て、色白・中高で、やや面長 (おもなが) な顔。古くから美人の一典型とされた。
(『デジタル大辞泉』小学館)
瓜実とは瓜の種のこと。瓜実顔とは瓜の種のように卵を少し長く伸ばしたように面長で、真ん中あたりにやや膨らみがある顔を意味しています。昔から典型的な美人の顔立ちを指すのに使われてきた褒め言葉です。
また、詳しくは後述しますが、瓜実顔には「切れ長の目」「すっと通った鼻筋」「色白」という特徴もあります。浮世絵に描かれた和風美人を想像すると分かりやすいでしょう。
瓜実顔の特徴
瓜実顔の特徴として、以下の4つが挙げられます。
(1)面長ですっきりした輪郭
瓜実顔の代表的な特徴といえば、面長ですっきりした輪郭です。
横方向への膨らみを感じさせる丸型やベース型とは対極的な輪郭で、頬の肉づきは少なく全体的にシュッとしています。
かわいいというよりは、大人っぽくて落ち着いた印象を与えることが多いでしょう。
(2)切れ長の目
瓜実顔の特徴として、切れ長の目も挙げられます。切れ長の目とは、目尻が細く切れ込んだように見える目のこと。浮世絵の美人画に描かれた女性のようなイメージです。
切れ長な目は涼し気な印象を与えるため、瓜実顔の女性には「クールビューティー」という言葉が似合うでしょう。
(3)すっと通った鼻筋
すっと通った鼻筋も瓜実顔の特徴です。鼻の肉感が少なくあまりパーツの印象が強くない、いわゆる「忘れ鼻」に近いといえます。
鼻は顔の中心にあり顔の印象へ与える影響が大きいパーツです。瓜実顔の人は鼻の印象が良い意味で弱いので、顔全体があっさりして見えるでしょう。
(4)色白である
瓜実顔の特徴として、色白であることも挙げられます。
「色の白いは七難隠す」ということわざがあるように、昔の日本では白く透き通ったような肌は美人の基準の1つとされていたのです。
瓜実顔に似合うヘアメイクやファッション
瓜実顔はヘアメイクによってより魅力的に見せることが可能です。ここからは、瓜実顔の人に似合うヘアメイクやファッションを紹介します。
(1)髪形はサイドにボリュームを出す
瓜実顔の人は髪のサイドにボリュームを持たせると、面長な顔とのバランスを取りやすくなります。
例えば、髪をサイドで結んだり巻いたりして、横の動きを出すのがおすすめ。特に、髪をゆるく巻くと柔らかい雰囲気になるので、大人っぽくなりすぎるのを避けたい瓜実顔の人は試してみてください。
逆に、髪のトップにボリュームを持たせると面長が強調されすぎてアンバランスな見た目になる可能性があります。トップのボリュームが控えめになるようなセットを心掛けましょう。
(2)チークを高い位置にふんわり入れる
瓜実顔の人は大人っぽい顔立ちが魅力ですが、メイクを間違えると老けた印象になってしまう場合も。
例えば、チークを下の位置に入れると頬が下がって老けたように見えがち。老け見えを防止するには、やや高めの位置にチークを入れましょう。
また、チークを斜めに入れると縦のラインが強調されます。面長な瓜実顔の人は縦のラインを強調しすぎない方がバランス良く見えるので、ふんわりチークを入れるのがおすすめです。
(3)メガネで横幅を強調する
面長な印象を和らげたい時は、メガネをかけて横幅を強調するという方法があります。やや大ぶりなメガネを選ぶと、面長な顔とのバランスが取りやすいでしょう。
メガネはちょっとしたフレームや形の違いで印象が変わるので、試着してしっくりくるものを選ぶのがおすすめです。
瓜実顔は大人っぽい和風美人
瓜実顔とは、面長で真ん中あたりにやや膨らみがある顔を指します。昔から美人の顔立ちとされており、大人っぽい雰囲気が特徴です。
面長でやわらかい輪郭に切れ長の目、すっと通った鼻筋という顔立ちには、クールビューティーな魅力があります。
瓜実顔の人は、自分に合ったヘアメイクやファッション小物を取り入れて、よりおしゃれで魅力的なスタイルを目指してみてはいかがでしょうか。
(にほんご倶楽部)
※画像はイメージです