【Ep.3】料理対決に勝つのはどっち？　2ショットデートに波乱の予感

胃袋をつかむのはどっち？　「料理でおもてなし」ゲーム

20代の「ガールチーム」、30代の「レディチーム」がそれぞれ共同戦線を組み、本気で結婚相手を探すハイスペ男性4人を奪い合う婚活バトル番組。前回は、2話目にしてハンド・サンド事件など、ボディタッチ事案が連発した回でしたね。

今回のバトルは「料理でおもてなし」ゲーム。「女は男の胃袋をつかめ」という前時代的なフレーズは大昔によく聞いた言葉だけれど、性別にかかわらず“うまい飯”を作れる人ってすてきですよね。洒落たワンプレートや手の込んだ一品というより、自分がグッとくる“うまい飯”。

両チームの考える「男性陣のグッとくるご飯」は一体どんなものなのか。勝負はメニュー考案から始まっていました。

ガールチームで料理が得意なのはチカ・ハル。

「ガールなのにこんなのできるんだ」のギャップを狙おうと、頭脳派のカナエが戦略を立ててチームを引っ張ります。ガールチームのメニューの方向性は、洋食＆和食でチョイスできるかわいらしいものに決定。

一方、レディチームはほとんどのメンバーが「料理はある程度できる」と自認しているようで。

和食が恋しいだろう、と男性陣の今のニーズを想像し、さらにメニュー全体の栄養バランスや筋肉育成を考えた構成を練ります。

料理経験者のレディチームは全員でそつなく分担し、慣れた手さばきでてきぱきと料理を進めていきます。メニューのコンセプトは“旅の疲れを癒すヘルシーメニュー”。

一方、ガールチームは、ハルとチカの二人が料理未経験者をサポートします。

玉ねぎの切り方が反対でも気にしない。大事なのは真心と味付けだから。「付き合って2カ月のご飯」という初々しさを売りに、メニューコンセプトは“はじめてのおうちご飯”。

ここで、どちらが先に男性に食べてもらうかの順番をかけたジャンケン勝負がありましたが、1話目の屋上場所取りジャンケンに引き続き、ここでもレディチームが勝利。

レディチーム、ジャンケン強すぎでは……？　でもジャンケンは公平な勝負ですからね。負けても文句は言えません。

いよいよ料理が完成！　その出来栄えはいかに

レディチームの食卓が画面いっぱいに映し出されると、スタジオからも大歓声があがりました。

えーと、完成度高すぎでは？ 　「旅の疲れを癒すほっこり包み込み御膳」と魅力的なコースタイトルまで。池尻あたりに定食屋さん出せるよ、これ。

一口目を食べた男性陣の口からは、言葉にならない感嘆の声が漏れます。ああ、これはガチでおいしいときのリアクションだ。

「お母さんのかけてくれるブランケットくらいやさしい」とユーモアと語彙力を総動員して褒めちぎってくれるフクちゃん（ユウジ）。

豚汁に出汁巻きに、わかめご飯に酢（ちゅ）の物。

体のことを思って動物性タンパク質と植物性タンパク質まで入れたというユカコ。おふくろの味を超えて、もう管理栄養士の御膳なのよ。

対するガールチームは、オムライスに生姜焼きのわんぱくメニュー。彩りも品目も豊かでおいしそう。

ここでもフクちゃんのべた褒めコメントが際立ちます。

「こんな短時間で味染みる？　ってくらい味染みてる」

会社経営のかたわらグルメリポーターやってるんですかね。

ここで特筆すべきはガールたちのチームワーク。

「料理できるのがこの二人しかいない」と、前回は“あざと技”を連発したミナミがハル・チカを持ち上げると、ハルが他メンバー全員を「いや、でもみんなテキパキ動いてくれた」と優しくフォロー。ガールチームの絆が光ったこの一瞬のやり取りに心がほっこりしました。

ボリュームも味も愛も満点、チームワークの良さも見られた両チーム。この勝負かなり拮抗するのでは……？

完成度が高いレディか？　初々しいガールか？　勝利を手にするのは……

いよいよ結果発表〜！　胃袋を掴んだチームの部屋に男性陣がやってくる、という「芸能人格付けチェック」スタイルです。

男性陣がドアを勢いよく開けたのは、レディチームの部屋でした……。

みんなでがんばって時間と手間をかけたぶん、選ばれなかったガールチームの悔しさもひとしおですね。

ガールチームの部屋で、カナエは「みんなでがんばって作ったのに悲しい」と悔しさと悲しさを噛み締めて涙。

ここでハルがズバッと「何泣かせてんねんな」と気丈にカナエを励まします。このハルはかっこよかった。今まで出てきたどの一皿よりも、ハルの一言にグッッときました。

互いにライバルでありながら、ガールメンバーの友情がどんどん深まっていくのも見どころですね。

ご褒美デートは2ショット。恋の矢印が明らかに！

なんと今回のご褒美はレディチームからのご指名2ショットデート。現時点での、レディメンバーのお目当てが出そろうわけですね。

ユリミは元バレーボウラー・タカを指名。ここで、今まで誰も触れなかったユリミの離婚について、タカがぶっこみます。過去のパートナーとの話を把握しておくことにより防げるトラブルもある、とのこと。

離婚の原因は、相手の不倫。つらい過去を振り返りながらも、「でもそれを経験したことによって、もう何も怖いことない」と彼女は堂々と話します。

いつもひまわりのような笑顔を崩さない、ユリミのつらい過去。結婚願望の強さについて質問されたタカは、前回のドライブデートでのユリミの話に影響を受け、今はタイミングを急ぐ気持ちは薄まったと語ります。

結婚というものをタイミング起点で考えて逆算して生きるより、「今」の自分の気持ちにフォーカスして楽しく生きていきたい、とユリミは話していましたね。

ブランドプロデューサー・サアヤが選んだのはフクちゃん。積極派のサアヤはずっとブレませんね。

大好きなフクちゃんにブランケットをかけてもらい、破顔するサアヤ。人間って、ここまで全顔使って笑えるんだ。私も表情筋鍛えてサアヤの笑顔を習得したいです。

サアヤからの好意の連打にやられたのか、寒がる彼女の両手を優しく包み込むフクちゃん。

「おいで。カイロやから俺」

冬の船上での「おいで」はあかんよ。フクちゃんが王子に見えてきた。あの完璧な食レポの後に、さらにきゅんポイント積み増してきたな。サアヤ、心臓大丈夫そ？

魔性の女・ユカコが選んだのはシュン坊（シュンヤ）。

「会いたいと思ってたから、めちゃくちゃうれしい」

このシュン坊の一声目にモニタリング中のガールたちがざわっとします。

「どちらにせよ、今日じゃなくても俺が誘ってた」

ガツガツ攻めるシュン坊のワンツーコンボが決まりました。初対面から、かなりユカコが気になっていたようですね。

シュン坊からの熱いアプローチが続く中、ユカコはついに「気になる人いるの？」というキラークエスチョンをゲットします。

ここで常人なら「シュン坊だよ(ハート)」とか「まだ分かんない(白々しい顔)」とか答えるでしょうよ。

でもマジシャン・ユカコは違います。瞬きする間も与えず、相手を自分のペースに引きずり込むのです。

「んー……話すたびに変わってく。回を重ねるごとに“楽しい”が上がってる」

相手からの質問に決してストレートには答えず、解釈の余地を残してあげるような、132km/hの無回転魔球。

魔球にやられたシュン坊は「（俺が）今一番？」。まんまと甘美な罠にハマりました。

そしてこの質問への回答も、さすがユカコ様。好き、会いたい、ではなく、「居心地は良いと思う」と誰にも捕らえられないボールを投げます。

はっきりしないユカコの態度に業を煮やしたシュン坊は、当たらないバットを振り続けます。

「もっと……もっと……好きだったら応えてほしい」

ダメだよシュン坊!!　それ誘い球だから！

怪物投手のユカコ様は「何それ、超上から目線〜」と彼を一蹴したのち、「ハグしてもらっていい？」。

出ました、この首。

前回タカの心を奪った15度よりもさらに角度をつけ、今回の傾きは23度です。目がハートになったシュン坊は、無意識に頭ポンポンまで追加していましたね。

ハイ、シュン坊オチました。凡退。交代。きっとユカコは、もう次の打席に立つ人を見据えています。一体誰がユカコの魔球を打ち返せるのでしょうか――。

最後のフクちゃん×サエのデート。ここでの会話をきっかけに、前回のタイスケ手繋ぎハシゴ事件が明るみに出ましたね。

モニタリングルームのあざと女王・ミナミが「今すぐ呼び出したいな。言ってることと（やってることが）違うの一番嫌い」とブチ切れモード。

タイスケ、次のデートは覚悟しておけ。

今回もユカコはすごかった。会話の緩急のつけ方や、相手に決して“掴ませない”感じ。首の傾きは23度。

最後、アフタートークでのMC陣の「イラッとした男」エピソードも強烈でしたね。デートやバトルの様相だけでなく、千夏姐さん＆アン ミカ姐さんの経験談がちょいちょい挟まれるのもこの番組の魅力。お腹いっぱいです。

次回はガール・レディ・男性全員集合の「ガチバトル」が見られるようですので、強めのお酒を片手に臨むことにします！

（ジェラシーくるみ）