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経験者100人に聞いた! 転職エージェント選びに失敗したときの対処法

#おしごとニュース

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「みんなの転職『体験談』。」は、直近の転職活動で「転職エージェント選びに失敗した」という100名に向けて、「失敗した内容・理由とその後に取った行動」についてアンケートを行いました。

100名にアンケート 転職エージェント選びに失敗した…と思うのはどんな時?

転職エージェント選びに失敗した理由、最も多かったのは?

転職エージェント選びに失敗した理由で最も多く挙がったのは、「希望と違う求人ばかり紹介された」でした。全体の56%が該当し、失敗ケースでいかにこの問題に直面した人が多いかが確認できます。

また、「次第に連絡が来なくなった」(27%)や「連絡が多く、やり取りが面倒だった」(25%)といった、転職エージェントとのコミュニケーションについての問題を挙げる人も多く見られました。

失敗後に取った行動、最多は「他のエージェントを利用」

転職エージェント選びに失敗したと感じた人のその後の行動で最も多いのは、「他の転職エージェントを利用した」の49%でした。次に多かったのは、ハローワークや求人サイトなどを使っての「転職エージェント以外で求人を探した」の21%です。

また、「希望条件や現在の想いを正確に伝えた」「担当エージェントとの関係構築を意識した」という対策を取ったという声も一部見られました。

「希望と違う求人ばかり紹介された」人のその後の行動

「希望と違う求人ばかり紹介された」と答えた人のコメントとその後の行動

失敗後に取った行動の内訳と割合

30代 女性 神奈川県 インターネット/広告/メディア クリエイティブ職

利用した転職エージェント:マイナビエージェント → リクルートエージェント

「リクルートエージェントを利用しました。求人数が圧倒的に多く、転職先の選択肢が広がり、スピード感を持って転職先が決まりました。その前に利用していたマイナビエージェントは、求人数自体は少なくないものの、希望職種や条件で絞っていくと求人があまりなかったことが原因だったと思います。細かい勤務条件や譲れない条件がある人は、求人数の多い転職エージェントを選ぶか、または併用するのがよいと思います。」

20代 男性 大阪府 メーカー 販売/サービス職

利用した転職エージェント:UZUZ(ウズキャリ)→ doda

「UZUZ(ウズキャリ)を利用しましたが、エンジニア職ばかりを薦められたので別の転職エージェントを利用しました。私が希望する職種がそこまで多く扱ってなかったんだと思います。もしまた転職活動をする際は、希望職種が決まった段階でその求人に特化した転職エージェントを選ぶべきだと感じました。」

30代 女性 静岡県 メーカー 事務/アシスタント

利用した転職エージェント:doda → マイナビエージェント

「営業職で働いていましたが、残業が多いのが辛かったため転職活動を始めました。はじめに登録したのはdodaでしたが、次に登録したマイナビエージェントの方が『営業でも完全在宅のIT系提案営業という選択肢もありますよ』と教えてもらったり、残業不可でも応募可能な求人が出た際にこまめに連絡をくれました。」

30代 男性 東京都 医療/福祉 営業職

利用した転職エージェント:マイナビエージェント → リクルートエージェント
「マイナビエージェントからリクルートエージェントに乗り換えました。マイナビエージェントでは『近場で良い求人があればいい』といった程度でしか伝わっていなかったと思い、リクルートエージェントではきちんと希望条件を伝えるようにしました。
それと、なるべくコミュニケーションはこちらから取るようにしました。」

20代 男性 商社/流通 営業職

利用した転職エージェント:リクルートエージェント → 自己応募(転職サイト利用)

「今回の転職活動については、その後転職サイトを使って自分で応募して、なんとか内定を得られました。改めて思い返すと、転職エージェントの担当には『できるだけ自分の意見を伝えよう』と思っていたのですが、上手く伝わっていなかったのかもしれないです。次回は初回の面談時にきちんと伝えようと思っています。」

「連絡が段々来なくなった」人のその後の行動

「転職エージェントからの連絡が段々来なくなった」と答えた人のコメントとその後の行動

失敗後に取った行動の内訳と割合

30代 男性 兵庫県 IT/通信

利用した転職エージェント:パソナキャリア → 別の転職エージェントを検討中

「パソナキャリアを利用していたのですが、一社内定をもらった企業に対して承諾を断ったら、パッと連絡が来なくなりました。その際にかなり強引に内定承諾を薦められたのですが、恐らくその企業にかなりの空き人員があって、その穴埋めに躍起になっていたのだと思います。さすがに同じ担当でサービスを継続する気にはなれませんでしたので、別の転職エージェントのサービスを利用することを検討しています。」

30代 女性 千葉県 小売・販売/外食・宿泊 クリエイティブ職

利用した転職エージェント:doda → ビズリーチ

「転職エージェントは相性があるんだなと感じました。また、『自分だったら、自分で応募して行動できる』とも思いました。実際に転職サイトなどを使って自分で探してみるとそちらの方が効率の良さを感じ、そこで無事転職先が決まりました。」

20代 男性 東京都 IT/通信 クリエイティブ職

利用した転職エージェント:ワークポート

「ワークポートを利用しました。まめに連絡をくれていたのですが、少し間が空いたときはこちらからも連絡を入れるようにしました。サービス利用してからの浅い付き合いですので、やはり信頼関係の構築を意識することは大事だと覆います。」

30代 女性 神奈川県 メーカー 営業職

利用した転職エージェント:マイナビエージェント → 業界特化型の転職エージェント

「マイナビエージェントの担当者と面接した時に、『法学部出身なので法律事務所や法務の事務職の仕事を希望している』ことを伝えました。ですが、そうした求人の取り扱いが少なかったようです。その後、2回ほどメールが来てそれからは連絡が途絶えました。恐らく、転職の希望時期を明確に決めていなかった為『転職意思はそこまで高くない』と思われたこともあったと思います。

今の職場よりもいいところがあったら転職したいというレベルの希望なのか、すぐに転職したいのかなどの自分の中のモチベーションをもっと相手に伝えるべきだったと思いました。このときの失敗を踏まえて、その後すぐ法律事務所・企業法務に特化した転職エージェントを利用しました。はじめから転職のモチベーションをしっかり伝えたところ、とてもエネルギッシュに支援してもらえました。」

「担当との連絡で苦労した」人のその後の行動

「連絡が多く、やり取りが面倒だった」「担当と連絡が取りづらかった」と答えた人のコメントとその後の行動

失敗後に取った行動の内訳と割合

40代 男性 茨城県 IT/通信 ITエンジニア

利用した転職エージェント:リクルートエージェント → type転職エージェント

「結局、転職エージェントにとって求職者は、『人材』という名の商品なんですよね。だから、他の転職エージェントに取られる前に、商品として出荷してしまいたいという気持ちがあったのでしょう。大分急かされまして『これはきついな』と思いましたが、転職エージェントの性質上致し方ないとも思っています。ですが、その後type転職エージェントを利用してこちらの事情をちゃんと話したら、急かすことなく付き合ってくれました。エージェントによっても合う・合わないはあると思うので、地道に自分に少しでもマッチするエージェントを探すのがよいと思います。」

30代 男性 東京都 インターネット/広告/メディア クリエイティブ職

利用した転職エージェント:LHH転職エージェント

「過去に転職エージェントを利用した際も、同じようなことがありました。連絡が唐突に途絶えたり、釣り求人で実際に紹介される求人とは乖離があったりと、転職エージェントには良い印象が全くありません。自分で探して応募した方がいいと思っています。」

30代 男性 岡山県 現在転職活動中

利用した転職エージェント:ワークポート

「自分のことについて説明不足であったと感じています。転職への意気込みと出来ることと出来ないことを明確に伝えたら、最適な職種を紹介していただきました。」

30代 女性 秋田県 転職活動中

利用した転職エージェント:保育のお仕事

「はじめのうちうまくコミュニケーションがとれなかったのは、『とりあえずどんな求人があるか知りたい』という気持ちで今すぐに転職したいわけではないことを、担当に伝えていなかったことが原因のひとつだと思います。『今はまだ転職を検討中で、どんな求人があるか相談したい』と、自分の状況を具体的に伝えたところ、それまであったようなボタンの掛け違いのようなコミュニケーションはなくなりました。」

「担当者から強引に勧められた」人のその後の行動

「担当者から強引に勧められた」と答えた人のコメントとその後の行動

失敗後に取った行動の内訳と割合

40代 女性 東京都 医療/福祉 事務/アシスタント

利用した転職エージェント:マイナビエージェント → ジャスネットキャリア

「視野が狭くなっていると、担当エージェントから『ここしかない』と言われると『本当にそうかもしれない』と思ってしまいがちです。あとは、焦っていると『どこでもいいから決めなくては』と思ってしまうこともありました。結局、自分に余裕がないと判断を誤るリスクは高まってしまうんでしょう。

まず、必ず複数のエージェントに登録して比較すること。これは必須ですね。それと、他社のエージェントから紹介されて内定が出たとしたら、他のエージェントにその会社の求人があるかどうか確認してもらったり、その会社の評判とか聞いておいたりしたほうがいいと思います。紹介された求人は、口コミサイトもチェックしてブラックでないかも確認するのも大事だと思います。」

30代 女性 神奈川県 インターネット/広告/メディア 事務/アシスタント

利用した転職エージェント:パソナキャリア → リクルートエージェント

「パソナキャリアからリクルートエージェントに変更しました。リクルートエージェントでは、パソナキャリアのように「この求人で行きましょう」とやや強引に勧められることもありませんでした。その背景には、リクルートエージェントの方が紹介する求人の量が多く、一方のパソナキャリアは紹介先がかなり限られてしまうことがあったように思います。未経験や求人の多い職種を希望しない限り、はじめから大手のエージェントを選ぶべきだったと思いました。また、転職エージェントは一社でなく複数登録しておいたほうが、自分と相性のいい会社に出会える気がします。」

20代 女性 兵庫 IT/通信 営業職

利用した転職エージェント:doda → マイナビジョブ20’s

「dodaに登録しましたが、毎日のように30件以上求人を紹介されること、担当から強引に進行を進められることにストレスを感じていました。ただ、私の方でも転職の軸が明確に決まっていなかったので、きちんと希望を伝えられなかったとも思います。また、そもそも第二新卒転職の私にとって、キャリアアップ重視の利用者が多いdodaにはあまり合わないことに早く気づくべきでした。それぞれ専門分野で調べる方が希望に近いものが見つかると思います。

その後、マイナビジョブ20’sを利用して内定をいただきました。第二新卒専用なので、若手や未経験前提で希望にマッチする求人が多かったです。また、エージェントの方もとても丁寧で、紹介していただく求人も質が高かったです。」

その後も転職エージェントを「利用する・した」人は半数以上に

その後も転職エージェントを「利用する・した」と答えた人は55%

転職エージェント選びに失敗したと答えた人を対象としたアンケートで、「その後も転職エージェントは利用する予定でいますか?」という質問事項を設けたところ、55%の人が「その後も利用する(利用した)」と答えました。

今後も転職エージェントを「利用する・した」と答えた人のコメント

「今後も転職エージェントを利用する(または利用した)」と答えた人は、以下の理由を挙げるケースが多く見られました。

・面接対策と書類添削が役立つから
・「いい担当者」に出会えれば、いいサポートを受けられるから
・非公開求人や独占求人など、他の求人媒体にはない求人を紹介してくれるから
・企業との連絡(面接日の調整や条件交渉など)をしてくれるから

40代 女性 東京都 医療/福祉 事務/アシスタント

「エージェントを利用しない転職活動が考えられないくらい、私の中でエージェントを使うのは当たり前になっています。なんといっても、履歴書と職務経歴書さえ作ってしまえば、添削もしてくれるし、応募した後の書類選考から面接のスケジュール調整、また聞きづらい質問などエージェントの担当を通して聞いてくれるし、かなりスムーズになるからです。」

40代 女性 茨城県 建設/プラント/不動産 事務/アシスタント

「転職サイトとは違って担当のアドバイザーの方がついてくれて、自分にあった案件を紹介してくれるからです。選考につまずいたらアドバイスをしてくれたり、二人三脚で転職に向けて前に進めるのでスムーズに活動を行えます。」

30代 男性 島根県 医療/福祉 営業職

「エージェントを活用するほうが非公開の求人も多いだけでなく、個人で市場状況の把握をすることは困難でありそういった面では活用したい。
また、年収の交渉の面ではこちらが言いにくい部分も代わりにしてもらえるので安心できる。」

30代 男性 愛知県 メーカー 営業職

「ハローワークなどでは自分1人の力で転職活動をしなくてはいけませんし、求人も限られてしまいます。しかしエージェントであれば豊富な求人数の中から選ぶことができるので、選択の幅が広がると感じたため、次回があればまた利用します。」

今後は転職エージェントを「利用しない」と答えた人のコメント

今回の失敗を機に「今後、転職エージェントは利用しない」と答えた人では、「これからは自分で求人を探す(自力で転職活動をする)」という意見が多く見られました。

20代 男性 大阪府 商社/流通 営業職

「今の職場は転職エージェントを使わずに、自力で見つけて、面接準備も自力でしました。結局はどれだけ自分が頑張れるかの勝負になってくると思うので、今後転職エージェントは利用しません。」

30代 女性 愛知県 医療/福祉 クリエイティブ職

「自分の目でしっかりみて、自分で選ぶことが大切だと感じました。話しづらい条件交渉を手によくエージェントが代行してくれるのは楽だと思っていましたが、そもそもそういう話も自分で入社前にできなければ、入社しない方がいいと思いました。」

30代 女性 千葉県 小売・販売/外食・宿泊 クリエイティブ職

「転職エージェントはどうしても相性の問題があると感じました。転職エージェントを使わずとも、自分でしたら求人サイトから自分で応募して行動できるので、次回からは転職エージェントは利用しないと思いました。」

「失敗を、そのままにしない」姿勢が大切

・「転職エージェント選びに失敗した」理由で最も多いのは、「希望と違う求人ばかり紹介された」の56%
・失敗後に取った行動で多いのは、「他の転職エージェントを利用した」の49%
・転職エージェント選びに失敗した後に、「次回も転職エージェントを利用する予定」と答えた人の割合は55%
・その後別の転職エージェントを利用した際に、「前回よりもうまく行った」と回答する人が多い

アンケートのコメントを見ていて印象的だったのは、どんな対策を取るにせよ、「失敗をした後、うまく行った」と回答される人が多かったことです(84%の人が、失敗後に取った対策で「状況が改善した」と回答)。

転職活動においては特に「失敗を、そのままにしない」姿勢が大切なのかもしれませんね。

調査概要

テーマ 「転職エージェント選びに失敗した経験についてのアンケート」
集計期間:2023年8月20日~9月2日
調査機関:自社調査
回答者:20代~50代 の社会人(全100名 20代:27名 30代:46名 40代:23名 50代:4名)
アンケート詳細:https://min-ten.com/guide/guide_21125/

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