「ドヤ顔」とは。意味や語源・類語・言い換え表現について解説
「ドヤ顔」という言葉を聞いたり、また使ったことがある人もいるのではないでしょうか? 今回はこの「ドヤ顔」の正しい意味や使い方、「ドヤ顔」をする際の注意点などを紹介します。
「ドヤ顔」と聞いてみなさんはどんな顔を想像しますか? よく「〇〇でドヤ顔」という言葉も使われますが、一体どんな顔をしているのか気になりますよね?
この「ドヤ顔」という言葉の意味は「自慢げな表情」のことを言い、よく会話や、SNSでも使われています。今回はこの「ドヤ顔」について意味や由来、使い方を例文と共に解説します。
「ドヤ顔(どや顔)」とは?
「ドヤ顔」という言葉を聞いたことがあると思いますが、どんな顔のことか分かりますか?
何となくこんなことだろうな、こんな顔のことを言うんだろうなと想像はつきますが、具体的にどんな表情のことなのか説明できないのではないでしょうか?
そんな「ドヤ顔」について由来などと一緒に解説します。
「ドヤ顔」の意味は「得意げな表情」
「ドヤ顔」とは「誇らしげな顔つき」「自慢げな表情」「したり顔」などのような顔のことを表している言葉です。「ドヤ顔」の「ドヤ」とは関西弁の「どや」。つまり標準語で「どうだ」と同じ意味になります。
「どうだすごいだろ!」と何かを自慢する時の表情のこと指して「ドヤ顔」といいます。
「ドヤ顔」の由来・語源
実は「ドヤ顔」は有名な関西のお笑い芸人さんが使った言葉だと言われています。
あるテレビ番組で使われた「ドヤ顔」が全国的に広まっていったそうで、今ではあらゆる所で使われるようになりました。
上記の内容はあくまでも一説であり、明確な由来は分かっていません。ただ、前述した通り、「ドヤ顔」は関西弁の「どや」を基にした言葉なので、関西から生まれた言葉だという可能性は高いでしょう。
「ドヤ顔」の類義語・言い換え表現
「ドヤ顔」には似たような言葉があります。どのような類語があるのか説明します。
手柄顔
「手柄顔」は手柄を自慢する顔つきのことです。自分の手柄を誇らしげな態度、顔つきで自慢することを指すため、「ドヤ顔」と似た言葉と言えるでしょう。
キメ顔
「キメ顔」とは写真を撮る時に、良く見せることを言います。
また若者の間では敢えてその場を和やかにするために、「変顔」を「キメ顔」と呼ぶこともあります。
「キメ顔でお願いしまーす」や「キメ顔ください」などと言いながら写真を撮る人を見たことがあるのではないでしょうか。
したり顔
「したり顔」とは「ドヤ顔」の一種で、「成功した」「やり遂げられた」時の表情のことを言います。
「ドヤ顔」と同じく自慢そうな顔ではありますが、どこか喜びの表情に近いニュアンスも含まれています。
「ドヤ顔」の使い方(例文つき)
「ドヤ顔」はどういうふうに使えば良いのかを例文と一緒に紹介します。
例文
・ドヤ顔している場合じゃないよ!
何かプライベートで良いことがあった、仕事が成功したなど、自慢げに「ドヤ顔」をしている人を見たことがあるかもしれません。
良い事があると誰かに自慢したくなってしまいますが、度が過ぎるとあまり良いイメージは持たれません。
そんな時、相手を傷つけないように「ドヤ顔」を使って場を和ませながら注意することもできます。
例文
・ドヤ顔で料理上手をアピールしてくる彼女がかわいらしい
「ドヤ顔」はあまり良いイメージがなくマイナスな言葉に思われがちですが、中にはかわいいと思う「ドヤ顔」もあります。
自分の彼女や奥さんが「ドヤ顔」しながら料理自慢してきたら、男性はかわいいと思ってしまいます。嫌らしい感じがないので、同じ「ドヤ顔」でも与える印象が全く変わってきますね。
「ドヤ顔」をする際の注意点
「ドヤ顔」をする時には注意した方が良いことがいくつかあります。
以下、どんな状況ではドヤ顔をを控えたほうが良いのか説明します。
上司や目上の人などには使わない
「ドヤ顔」をする人はどうしても周囲から、「プライドが高そう」「自信過剰」「空気が読めない」などと思われてしまう可能性があります。
いつも自分の成功を自慢してきたり、自分が一番えらいような態度を取られると誰もが嫌な気持ちになりますよね?
友人や同僚など気心の知れた人とのたわいもない会話の中で「ドヤ顔」をするはよいかも知れませんが、上司や取引先・目上の人には「ドヤ顔」をしないようにしましょう。
ドヤ顔をするにはTPOを考えることが大事
「ドヤ顔」の意味や例文を紹介しました。
「ドヤ顔」はしている本人は誇らしげで満足かもしれませんが、される方はあまりいい気分にはならない可能性もあります。
TPOや相手との関係性を考えて、「ドヤ顔」を使うかどうか考えるようにしてくださいね。
(ひらり)
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