Gmailアカウントの作成・追加・削除する方法とは? できない時の対処法
難しそうと思われがちなGmailアカウントの作成。実はとても簡単に作れるのです。今回は、Gmailアカウントの作成方法と、作成できない時の対策について解説します。
Google社が提供しているGmailは、さまざまの機能とも連携が可能で、とても便利なサービスです。しかし、どうやってアカウントを作ればいいのかわからない……という人もいるかもしれません。
ここではGmailアカウントの作成・追加・削除の方法について紹介します。
Gmailアカウントの作成方法
Gmailを使うためには、まずGoogleアカウントを作成しなくてはなりません。
アカウントは、パソコンとスマートフォンどちらからでも作成可能です。スマホの場合はアプリからの操作になり、iPhoneとAndroidで操作は共通です。
ここではパソコンとスマホ両方での作成方法をご紹介しますので、ぜひ実際に作成してみてくださいね。
(1)Gmailアカウントの作成ページにアクセスする
パソコンでアカウントを作成する場合は、以下のURLにアクセスします。
スマートフォンからアカウントを作成する場合は、まずアプリをダウンロードしましょう。
アプリを起動すると画面下部に「ログイン」と表示されるのでタップします。「アカウントの追加」と表示されたら、1番上にある「google」をタップしてください。
(2)手順の通りにアカウントを設定する
基本的な操作は以下の4ステップです。
1.姓名とユーザー名、パスワードを入力する
2.電話番号と生年月日、性別を入力する
3.SMSでコード認証する
4.電話番号と紐づけするか選択する
入力する内容は同じですが、パソコンとスマートフォンでは順番に多少の違いがあります。それでは実際に表示される画面を見ながら、操作していきましょう。
ステップ1:姓名・ユーザー名・パスワードを入力する
パソコンでは、アカウントの作成ページで、姓名・ユーザー名・パスワードを入力してください。パスワードは確認用に2回入力する必要があります。
ユーザー名は6~30文字と決められているので、指定の範囲内で選びましょう。文字と数字、ピリオドが使えます。
「代わりに現在のメールアドレスを使用」と「代わりにログイン」は、メールアドレス新規作成時には不要です。
画面上でパスワードを確認したい時は、「パスワードを表示します」にチェックを入れてくださいね。
すべて入力が完了したら、「次へ」をクリックしてください。
スマホは、「アカウントの追加」から「google」を選択すると、自分用またはビジネスの管理用を選ぶ表示が出ます。必要なアカウントを作成してください。ここでは自分用を選択します。
姓と名を入力したら、「次へ」をタップしてください。
ステップ2:電話番号・生年月日・性別を入力する
パスワードまで入力して「次へ」をクリックすると、電話番号と生年月日、性別を入力する画面に変わります。
ただし電話番号や再設定用メールアドレスは省略しても構いません。
性別は、女性・男性・指定しない・カスタムから選べます。
スマートフォンでは、生年月日・性別を入力すると、Gmailアドレスの選択画面が表示されます。候補となるアドレスが表示されていますが、自分で作成可能です。
その後に、パスワード作成画面が表示されます。
ステップ3:SMSでコード認証する
「電話番号の確認」画面が表示されたら、SMSでコード認証をします。
SMSでのコード認証本人確認が行われるのは、下記のようなケースです。そのため初めてアカウントを作る時には表示されない可能性が高いです。
・同じIPアドレスで以前にアカウントを作成している
・何度も名前の入力を繰り返している
電話番号の確認画面が表示されたら、電話番号を入力してください。
送信するとSMSでコードが届きますので、コードを枠内に入力して「確認」を押すと、画面が遷移します。
ステップ4:電話番号と紐づけするか選択する
電話番号を紐づけして活用するか選択します。
ビデオ通話やサービスなどとの関連性を高めるなら、「はい、追加します」をクリックしてくださいね。パスワードを忘れた時にも役立ちます。
特に必要がなければ、スキップしても構いません。スキップすると利用規約が表示されますので、内容を確認して同意しましょう。
スマートフォンでも、電話番号を追加するかの確認が行われます。
パソコンと同様にスマートフォンも電話番号の追加はスキップ可能です。
(3)作成したアカウントでGmailにログインする
手順通りに進めると、Googleアカウントの作成完了です。
アカウントが作成できたら、Gmailにログインしてみましょう。
パソコンでは、画面右上にあるメニューからGmailを選択すると、メールの画面に移動します。黒く塗りつぶされた部分には、登録したユーザー名が表示されます。
スマートフォンのアプリもアカウントが作成完了し、ログインされた状態になっています。
Gmailアカウントが作成できない時の対処方法
最後に、Gmailが作成できない場合の対策を、3つご紹介します。いずれもよくあるケースですので、ぜひ目を通してみてくださいね。
(1)エラーが表示される
作成中に「一時的なエラー」と表示されることがあります。Google側で問題が発生して処理ができない状態です。ユーザーが対処できることはないため、時間をおいてアクセスしてみてください。
作成途中で長時間放置した場合もエラーが表示されます。その場合は、初めからやり直してくださいね。
(2)13歳以下である
13歳未満は自分ではアカウントを作成できません。ファミリーリンクという機能を使ってアカウントを取得するルールです。
生年月日の選択間違いで13歳未満になってしまった時は、正しい生年月日を入力してもエラーになります。
そのため、生年月日は間違えないように入力してくださいね。
(3)希望のユーザー名が使われている
ユーザー名は6~30文字で、文字・数字・記号を組み合わせます。使える記号はピリオドのみです。
希望のユーザー名が使われていると、アカウントの登録が進められません。また迷惑メールや不正行為を防止するために、Googleが留保しているユーザー名も使用不可です。
なお画面を開いたままユーザー名で悩んでいると、エラーが出て最初からやり直しになる可能性があります。
スムーズに進めるために、ユーザー名の候補は事前にいくつか考えておいてくださいね。
Gmailアカウントを追加する方法
Gmailのアカウントは、無料で何個まででも追加することができます。Gmailアカウントを追加する手順は以下の通りです。
まずは既存のGmailアカウントにログインします。アカウントにログインしたら、画面右上のユーザーアイコンをクリックしましょう。
「別のアカウントを追加」をクリックし、「アカウントを作成」を選択すると、新たに追加したいGmailアカウントを新規作成できます。
この後の手順は、新規でアカウントを作成する時と同様です。ここでは、簡単に以下のようにまとめておきます。
1.氏名・ユーザー名・パスワードの3つを設定する
2.電話番号や生年月日、性別などの情報を入力する
3.利用規約を確認し「同意する」をクリックする
もしアカウントの新規作成方法をもっと詳しく知りたい場合は、記事上部に戻ってみてくださいね。
Gmailアカウントを削除する方法
一度作成したGmailアカウントが不要になった場合、削除することも可能です。Gmailアカウントを削除する場合、メールやファイル、写真などそのアカウントに紐づいているものは全て消えてしまいます。
アカウントを削除する前に、
・バックアップを取っておく
・メールアドレスとパスワードを控えておく
といった対応を取っておくのがおすすめ。万が一アカウントを復元させたくなった時に必要な情報なので、念のため控えておくと良いでしょう。
ではここからは、Gmailアカウントを削除する手順をご紹介していきます。
まずは既存のGmailアカウントにログインし、画面右上のアカウントマークをクリックします。メニューが開いたら「Googleアカウントを管理」をクリックします。
続いて「データとカスタマイズ」をクリックし、「サービスやアカウントの削除」を選びます。
削除したいGmailアカウントのパスワードを入力し、「次へ」を選択しましょう。
Gmailと書かれている欄の右側にある、ゴミ箱のマークを選択します。
確認メールを送る先のメールアドレスを入力します。この時、「@gmail.com」のアドレスは使用できないため、それ以外のアドレスを入力しましょう。
メールアドレスを入力したら「確認メールを送信」をクリックします。
「入力したメールアドレスに確認のメールが届きますので、確認を行ってください」といった内容のメッセージが表示されます。問題なければ「OK」をクリックしましょう。
届いたメールに記載されているURLをクリックします。
「Gmailの削除の確認」画面が表示されます。重要な情報が含まれているので、よく確認して大丈夫ならチェック欄にレ点を入れましょう。
その後「Gmailを削除」をクリックします。
完了画面で「完了」をクリックすると、Gmailのアカウント削除が完了します。
Gmailアカウント作成時によくある質問
ここからはGmailアカウントの作成時によくある質問を、いくつかご紹介します。作成にあたり「分からない」と感じることがないよう、ぜひ事前に確認してくださいね。
Gmailアカウントは複数作成できる?
さきほどGmailアカウントを追加する方法を紹介しましたが、Gmailアカウントは複数作成できます。ビジネス・プライベート・趣味など、用途に合わせて使い分けてみましょう。
追加でアカウントを作りたい場合は、初めて作る時と同じ操作で作成できますよ。
Gmailアカウントが作成できない時は?
Gmailアカウントが作成できない時は、Google側にエラーが生じている可能性があります。しばらく時間を置いて、再度試してみてくださいね。
Gmailアカウントを子ども用に作成できる?
13歳未満のこどもでも、Gmailアカウントが作成できます。ただし管理するのは保護者です。
ファミリーリンク(※)を使って、子どものデジタル機器利用についての基本ルールを設定します。安全に使えるよう、ルールを考えてみてくださいね。
(※)ファミリーリンクとは、子どもがGoogleのサービスを安全に使えるように開発されたアプリです。
ファミリーリンクを使用すると、13歳未満の子どもでもGmailが作成できるようになります。また、子どものGmailは「一部の不適切なコンテンツにアクセスできない・広告が配信されない」という状態になります。
ファミリーリンクはAndroidで使える機能となり、iphoneでは使用できません。
Gmailアカウントの作成は電話番号なしでも可能?
Gmailアカウントは電話番号の入力をしなくても、作成可能です。基本情報を入力する画面でも、電話番号は「省略可」という表示が出ます。
ただし「電話番号の確認」画面が表示されたら、コード認証を行わなくてはなりません。初めてアカウントを作成する状況であれば、ほぼ表示されることはないので、安心してくださいね。
Gmailは複数アカウント作成や子ども用アカウントの管理が可能
Gmailアカウントは複数作成ができるため、ビジネスとプライベートでの使い分けも可能です。さらに13歳以下の子どもでも、ファミリーリンクを使ってアカウントを作成・管理することができます。
複数アカウント・子ども用アカウントを作成したい時は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
(レン)
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