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「アオハル」の意味とは? 元ネタ&使い方を例文で解説

にほんご倶楽部

「アオハル」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。そもそも「アオハル」とはどんな意味で、言い出した人は誰なのでしょうか? 今回は、漫画やアニメ・CMなどで話題になった「アオハル」の意味や使い方を例文つきで解説します。

「アオハル」という言葉をご存知ですか? テレビCMや若者同士の会話で耳にしたことがあるものの、意味を知らない方も多いのではないでしょうか。

今回の記事は、「アオハル」の言葉を知らない方向けに、意味や元ネタ、使い方について解説します。

「アオハル」の意味とは

「アオハル」とは、「青春(せいしゅん)」の読み方を訓読みに変えたものです。

「青春」の意味を辞書で引くと、“夢や希望に満ちた活力のみなぎる若い時代を、人生の春にたとえたもの”とされています。

一方「アオハル」は、「青春」の意味よりもさらに、「初々しさ」「思春期」「若さ」「未熟さ」「エネルギッシュ」といったイメージが強い言葉です。

例えば、中学生や高校生といった若者が恋愛をしたり、大切な友達と楽しい時間を共有したりといった時に「アオハル」という言葉が連想されます。

「アオハル」の元ネタ

「アオハル」の元ネタとしては、以下のような作品が挙げられます。

少女漫画作品『アオハライド』

「アオハル」の元ネタは、咲坂伊緒さんの少女漫画作品『アオハライド』とされています。この作品のタイトルには「アオハル(青春)+ライド(ride)」の意味が込められています。

『アオハライド』は、集英社の『別冊マーガレット』にて、2011年から2015年の間に連載されていた作品。

アニメ化および実写映画化された人気作で、当時の女子中高生に大きな影響を与えました。

青年漫画作品『アオハル』

『アオハル』は、2010年から2013年の間に集英社から刊行されていた『週刊ヤングジャンプ』の増刊誌です。この作品も「アオハル」の元ネタとして影響を与えている可能性があります。

本誌は「青春とヒロイン」をテーマとし、内容は読み切りの作品で構成されていました。

『別冊マーガレット』連載の『アオハライド』、『週刊ヤングジャンプ』増刊の『アオハル』は、どちらも集英社が刊行していたもののため、「アオハル」の言葉は集英社から生まれたと考えられます。

日清カップヌードルのCM『HUNGRY DAYS アオハルかよ。』

「アオハル」の言葉が一気に話題となったのは、日清カップヌードルのCM、『HUNGRY DAYS アオハルかよ。』がきっかけではないでしょうか。

このCMは2017年と2019年に制作されたもので、誰もが知る人気作品『魔女の宅急便』や『ONE PIECE』などを青春アニメ化し、多くの人に強く印象を与えました。

このCMの最後が「アオハルかよ。」のコピーで締めくくられていたため、そこから「アオハル」の言葉が広く浸透したと考えられます。

「アオハル」の使い方と例文

ここでは、「アオハル」の使い方や例文について解説します。

・「昨日初めて彼氏と手をつないだんだよね!」「アオハルかよ」

・「全員で撮った体育祭の写真、アオハル感半端ない(※)」

※半端ない:「ものすごい」、「すごい」を意味する俗語表現

若者の恋愛シーンは、初々しさや思春期を連想させるため、「アオハル」のイメージにぴったり。例文のように初々しさのある恋愛話を聞いた時は、「アオハルかよ」とツッコミを入れてみても良いかもしれません。

また、例文のような体育祭などの学校生活でのイベントは、仲間と協力したり競い合ったりと、青春と思える要素が多いものです。「アオハル」の意味である「思春期」「未熟さ」「エネルギッシュ」といったイメージにマッチしています。

「アオハル」の意味を理解して正しく使おう!

「アオハルかよ。」というCMのキャッチコピーをきっかけに一気に広まった「アオハル」という言葉。一般的には、「青春」を連想させる甘酸っぱいシーンで使われることが多いでしょう。

CMで話題になったのが2017年~2019年頃なので、「この言葉はもう古い?」と思うかもしれませんが、今でも若者に人気のプリクラ機の名前として「アオハル」が使われています。

意味を正しく理解して、「アオハル」を使ってみてくださいね。

(にほんご倶楽部)

※画像はイメージです

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