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「不器用な人」の特徴は? 器用に生きるコツ

秋カヲリ

「不器用な自分が嫌だ」と悩む人も少なくないのでは? 不器用さとは、あくまでもその人の一部分。不器用なりの魅力もあります。今回は心理カウンセラーの秋カヲリさんに、不器用な人の特徴や魅力、器用になりたいと思った時のコツを教えてもらいました。

物事を器用にこなせなくて、「こんな不器用な自分、嫌だな……」と悩む人もいるのではないでしょうか?

でも実は、不器用な人ならではの魅力もあるんです。

そこで今回は、不器用な人の特徴や長所、もう少し器用に生きたいと思った場合のポイントを解説します。

そもそも「不器用」ってどういう意味?

まずは「不器用」という言葉が持つ意味を見ていきましょう。

辞書には、以下の意味が記載されています。

ぶきよう【不器用】
(1)手先が器用でないこと。また、そのさま。ぶきっちょ。「―な手つき」
(2)物事の処理のへたなこと。また、そのさま。「―でお世辞一つ言えない」
(3)道理にはずれていること。卑劣なこと。また、そのさま。
(『デジタル大辞泉』小学館)

なかなか器用に物を扱えない人、その場面に適した臨機応変な対応が苦手な人などを「不器用な人」と表現することが多いといえるでしょう。

「不器用な人」の特徴とは?

「不器用」と一口に言っても、頑張ろうと思っているのにうまくいかない人、相手の気持ちに配慮するのが苦手な人など、さまざまなパターンがあります。

ここでは、そんな不器用な人に見られがちな特徴を、いくつかピックアップして紹介します。

(1)優先順位をつけるのが苦手

不器用な人は優先順位をつけるのが苦手で、物事の取捨選択がうまくできない傾向にあります。

その場のノリや流れに合わせて無理な約束をしてしまって、結果的に、かなり余裕のないスケジュールになってしまうこともあります。

(2)要領が良くない

前述の通り、優先順位をつけるのが苦手なので、無駄な作業に時間を割いてしまったり、今やるべきことを後回しにしてしまったりしてパンクしがちです。

てんてこまいになってしまい、「私はどうしてこんなに不器用なんだろう?」と頭を抱えてしまうケースもあるでしょう。

(3)整理整頓が苦手で、混乱しやすい

不器用な人は、整理整頓するのが苦手な傾向にあります。そのため、物事の処理がうまくいかず、混乱しやすいのも特徴の1つです。

筋道を立てて考えるのがあまり得意ではないので、本人が「もっとうまくやりたい」「効率的に仕事を終わらせたい」と思っていたとしても、空回りしてしまうこともあるでしょう。

損ばかりではない? 「不器用な人」の魅力

前述のように、不器用な人にはさまざまな特徴がありますが、「不器用=損している」というわけではありません。

不器用さに悩む人は多いものの、不器用な人ならではの魅力もたくさんあるのです。

ここでは、そんな不器用な人の魅力を3つ紹介します。

(1)誠実さが感じられる

不器用な人は、自分が人よりも器用ではないと思っていることが多いため、あえて自分を良く見せようとして、できないことを「できる」と取り繕ったりしない傾向にあります。

そんな姿勢が、周囲に「誠実な人」と受け止められることもよくあります。常に一生懸命に取り組む姿勢さえあれば、「不器用だけどいい人だよね」というイメージになり、人として信頼されるでしょう。

(2)放っておけない「愛されキャラ」である

不器用な人はあまり要領が良くないため、パンクしたり慌ててしまったりしがちです。

それでもめげることなく、自分なりに一生懸命取り組むので、周囲からも「放っておけない人」と思われることが多く、面倒見のいい人に支えられる「愛されキャラ」になるパターンも少なくありません。

(3)ストレスに強い

不器用な人は、他人の期待に応えようと無理するケースが少ないため、ストレスを感じる機会が少なく、自分がやりたいことをやる自由さもあります。

いわゆる「鈍感力」があるタイプで、マイペースに生活できるでしょう。

もう少し器用に生きるためのポイント

前段では、不器用な人の持つ魅力をお伝えしました。

ここでは、「もう少し器用に生きたい」と思っている人のために、器用になるためのポイントを2つ解説します。

(1)「心の中の上司」を作る

ミスが多く失敗しがちな人は、心の中で口うるさい上司をイメージしてください。

何かをするたびに「口うるさい上司がいたらなんて言うかな?」とイメージすれば、自然と細かいポイントをチェックするようになり、ケアレスミスを防げます。

そうやって自分でチェックする癖を付けて、うっかりミスを減らしていきましょう。

(2)自分の「苦手」を知る

「自分はどんなことが苦手なのか」が自覚できていないと対策が打てません。

今までどんなことで失敗したか、どんなミスが多いかなどを振り返り、自分の苦手ポイントを把握しましょう。

そうすることによって、どうすれば苦手を克服できるかが見えてくるはずです。

「不器用さ」はあくまでもその人の一部分

「自分って不器用だなあ」と悩んだり困ったりすることもあると思いますが、不器用さとはその人の一部分でしかありません。

それでももし、少しでも器用になりたいと思った場合には、自分がどんな時にミスをしたりつまずいたりしてしまうのかを把握して、「どうしたら防げるか・乗り越えられるか」の対策を練ることが大切です。

不器用さゆえの長所もたくさんあるはずです。自分の良さは伸ばしつつ、少しでもラクな気持ちになれるよう、今回ご紹介したポイントも参考にしてみてください。

(秋カヲリ)

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※画像はイメージです

 

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