彼氏と結婚したい。結婚の話を出さない彼が考えていることとは?
彼氏と結婚したいと思っているのに、結婚の「け」の字も出てこない。話が出てこない理由や、意識させるにはどうすればいいのかなど気になることばかりでしょう。そこで、今回はリアライフカウンセラーの藤本シゲユキさんに、男性の結婚についての本音を教えてもらいます。
「そろそろ結婚したいのに、彼にはそんな素振りが無い。彼は私との結婚についてどう考えてるんだろう?」
カウンセリングをしている中でも、こういったお悩みを抱えている女性は結構多いです。
今回は、「結婚の話を出さない彼氏が考えていることとは?」をテーマに、お話しさせていただきます。
彼氏から結婚の話が出ない理由
まずは、なぜ彼氏から結婚の話が出ないのかについて、解説させていただきます。
(1)何も考えてないから
言葉通り、何も考えてないケースです。
まさか彼女が結婚したがっているとは思ってもいないですし、二人の将来について何も考えていない可能性があります
(2)結婚したくないから
残念ですが、結婚したくないから会話に出さないという場合も考えられます。結婚自体に興味が無いのか、あなたとしたくなのかは別として、こういう男性って実はすごく多いです。
このケースの場合、「結婚したくないけど、でも別れるのもなあ。彼女から何も言ってこないし、このままでいいか」というふうに考えているのです。
(3)今は時期じゃないから
仕事で忙しい状態が続いている時や、収入が不安定な時など、結婚する意思はあるけれど状況的に今はできないというケースです。
「今そんなことをしている場合じゃないし、先にやらないといけないことがある」と考えているので、「結婚」という言葉を口にしません。
(4)別れを考えている
結婚どころか、二人の関係を終わらせたいと考えている場合も……。
以前と比べて、明らかに彼氏が素っ気ない時や様子がおかしいという時、このケースも考えられます。
(5)余裕が無い
(3)のケースから派生するのが、この余裕が無いという状況。しかし、多くの女性からすると余裕が無いという意味が分からないことも多いのではないでしょうか。
なぜなら、女性は余裕があるかないかで結婚を決めるのではなく、したいかしたくないかという気持ちで決めるものだと考えるからです。
男性側からすると、「ただでさえ大変で余裕が無い時に、人生の一大イベントの一つである結婚なんて今は考えられない!」と思い、実際に行動に移すことができないのです。
男性が結婚したいと思うようになる瞬間
ただ、男性も「結婚がしたい」と思うようになる瞬間があります。では、それはどんな時なのでしょう。いくつか解説させていただきます。
(1)腹をくくった時
めちゃめちゃ多いのがこのケース。
「付き合ってそこそこ経つし、彼女も結婚適齢期だから、そろそろ腹をくくらないとな」という考えで、結婚に踏み切ります。
決してネガティブな気持ちからだけではないのですが、結婚したいではなく、結婚しないといけないと思った時に結婚に踏み切ります。
(2)共に人生を歩んでいきたいと思った時
「この子と一緒にいたら人生楽しそうだな」と思った時や、「結婚するならこの子以外は考えられないな」と思った時です。
普段から一緒に笑い合う機会が多かったり、男性の精神的な支えになることがあったりすると、このタイミングが訪れやすいです。
(3)今後の人生を独りで歩んでいくのが怖くなった時
何年も一人暮らしをしていると30代後半~40代を超えたあたりで、「もしかしたらこのまま一生独りなのでは?」という不安に襲われることも。
今後訪れるであろう孤独への恐怖を抱き、「それは辛いから結婚したい!」となる男性は増えています。
(4)彼女のことを離したくないと思った時
彼女である女性のことが、好きで好きでしょうがないから離したくないと思った時も、結婚したいと考えるでしょう。
「他の誰かに取られたくないから、それなら早く結婚した方がいい」と、焦っている男性もよく見かけます。
(5)子どもが欲しくなった時
結婚願望は強くないけれど、子どもは欲しいという男性は少なからずいます。
ただ、現実的に考えて、結婚せずに自分の子どもだけを手に入れることは難しいので、結婚を視野に入れるようになります。
(6)仕事が安定してきた時
仕事の忙しさや収入面が安定してきた時も、結婚を意識するでしょう。
このケースは、元々男性に結婚する意思はあったけれど、状況的にできなかったという場合が多いです。ようやく結婚できるぐらいの心のゆとりや金銭的余裕が生まれたからこそ、決意したというものになります。
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彼氏に結婚を意識してもらう方法
よくあるのが、机の上にブライダル雑誌を置いておくとか、女友達の結婚が決まり、「いいな~、私もしたいな~」といったアピールをするという方法。
これ、やめた方が良いです。
なぜなら、直接的に言われないことに、男性はよりプレッシャーを感じるから。それなら、ド直球で次のように伝えた方が良いでしょう。
「私はあなたとゆくゆくは結婚できたらいいなと思ってるんだよね。でも、私は結婚がしたいんじゃなくて、あなたと結婚がしたいの。
ただ、こればかりは縁やタイミングの問題もあるし、今すぐしたいってわけじゃない。だけど、今の私の考えを知った上で、私との将来をこれから考えていってくれたらうれしいんだけど、どうかな?」
という感じに伝えてみましょう。
こういうことを書くと、「男性に結婚を意識させたら逃げるって言うし……」と考える女性がいます。でも、最初から結婚する気が無い男性だったなら、どんな言い方をしたとしても結婚することはできません。
相手の真意を確かめるためには、こちらも直球で伝えた方が分かりやすいですし、「結婚してほしい」という要求だけを伝えるより、「私はしたいと思ってるけど、あなたはどう?」というように提案や意見を求める方が良いでしょう。
それでも意識してくれなければ見切りをつけるべき?
基本的に、ある程度の交際期間を経ても、「結婚は絶対にしたくない」「結婚する気は無い」と言っている男性は、どれだけ期待して待っても結婚できないことが多いです。
女性中には、「適齢期の女性と一緒にいたら、男性に罪悪感が芽生えて嫌でも結婚を意識するんじゃ?」と考える人もいるようですが、それは甘いです。
結婚を意識してくれない相手と結婚がしたいなら、相手に期待して待つと決めた時点でギャンブルになることを忘れないでください。
なぜなら、今の状態では「結婚するかどうかは相手が決めることであり、こちらの働きかけによって何かが変わるということはほとんどない」のです。
結婚がゴールではない
言うまでもなく、結婚はゴールではありません。スタートです。
ゲームで例えるなら1面をクリアしただけの状態であり、就職なら面接に受かっただけの状態です。「結婚がしたい・してみたい」と幸せを夢見て結婚した先人の女性たちが、悲しい結末を迎えたところをあなたも見たことがあるでしょう。
どうか、そうならないためにも、「この人と一緒に生きていきたい」と思える男性と結婚することを優先してくださいね。それを理解しておくだけで、きっと未来は変わります。
(藤本シゲユキ)
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