マンネリ化の原因とは? 状況改善とより絆を深める方法
「彼氏との関係がマンネリ化してしまっているかも……」と悩んでいませんか? その原因は何なのでしょうか? 恋愛コラムニストのさかもとみきさんに、マンネリ化する理由や解消方法、そしてマンネリ化を防止するコツを教えてもらいます。
付き合って数カ月~年単位で、カップルの仲を定期的に試しに来るのが「マンネリ」。彼氏と結ばれてハッピーエンドでも良いはずなのに、人は大好きな人とのルーティーンにも「飽き」てしまうのです。
問題は、自分は飽きを感じなくても、マンネリ化し彼氏が別れを考えたり、目移りしたりする可能性があること。しかし逆に、「マンネリ化」対策ができる女性であれば、いつまでも新鮮で一緒にいて楽しい相手でいられるはず!
今回は、マンネリ化の解消方法と防ぐコツをお伝えします。
カップルにおける「マンネリ化」とは?
そもそも、「マンネリ化」とはどういう状態なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
「マンネリ化」の意味
マンネリとは、「マンネリズム」の略語で、マンネリズムの意味としては「手法が型にはまり、独創性や新鮮味が無いこと」(出典:『デジタル大辞泉』)です。
つまり、カップルでいうマンネリ化とは、2人の行動がパターン化され、それ故に新鮮さやドキドキが減ってしまう状態を指します。安心感は大事ですが、同時にドキドキがゼロになると、恋の火は絶えてしまうのです。
マンネリ化しているカップルに見られる特徴
では、マンネリ化するとカップルはどうなってしまうのか紹介していきます。
(1)会う回数や連絡を取る頻度が減る
生活パターンが丸見えになると、相手への心配は減ります。故に、相手が何をしているのかなどの連絡を取る必要が無いと感じるようになることがあるでしょう。
また、同じようなデートや行動にも飽きてくるので、恋人との時間の優先順位も下がり、会う回数も減ってしまうのです。
(2)身だしなみに気を使わなくなる
お互いを知り、受け入れることでカップルには安心感が生まれます。
飾らないありのままの自分を受け入れてもらうということはとても心地良いことですが、だんだん身だしなみに気を使わなくなり、だらしない印象を持たれることも。
(3)ドキドキしないし無関心になる
知らない部分があるからこそドキドキしていた恋愛では、相手を知れば知るほど、興味が失せてしまう場合もあります。釣った魚に餌をやらない系男子の心理はまさにこの状態です。
(4)スキンシップが減る
マンネリ化し、相手への興味が薄れると、自然と減るのがスキンシップ。相手がうっとうしくなったり、触れたくなくなったりと、2人の気持ちに大きな温度差が生まれます。
特に女性は、彼氏からの対応が明らかに手抜きになったのに、スキンシップばかり求められると疑心暗鬼になりがちです。
カップルがマンネリ化してしまう原因
では、なぜカップルがマンネリ化してしまうのでしょうか。ここでは、原因を解説します。
(1)本音で話さない
気を使い過ぎる大人の関係を築くタイプに多いのがこの傾向。相手の生活リズムや性格を考慮して、自分の本音を話せないまま「良い人」を続けてしまうことで、結局関係は深まらず停滞し、マンネリに陥ります。
(2)常に受け身
受け身でいるのはラクですが、大きな変化が起きないのでマンネリ化しがち。受け身な態度は、「どうでもいい」のサインと判断される場合があるので注意が必要です。
(3)全てが丸見え
「なんでも知りたい! 受け入れたい!」と始まった恋愛のはずが、いざ全部を知るとどうでもよくなるなんてことが男女共によくある現象です。
安心感は与えつつも、全てをさらけ出さないようにしないと、色気も魅力も無くなってしまいます。
【診断】2人のマンネリ度をチェック!
マンネリ化はなかなか目に見えません。ここでは、10の質問から彼氏との関係がマンネリ化しているかチェックしてみましょう。
また、自分はマンネリ化していなくても、彼氏側がマンネリ化している場合もあります。彼氏の気持ちになって回答することで、相手の状況も把握できるでしょう。
無意味なLINEが減って業務連絡がメイン
恋人より友達や趣味、仕事を優先してしまう
異性からの誘いを喜んで受けてしまう
やきもちを焼かなくなった
恋人が髪を切ったなどの変化に気付かない
1カ月以上会わないことがある
電話を面倒くさいと感じてしまう
「別れ」が頭をよぎるようになる
スキンシップが減っても特に何も思わない
恋人へプレゼントを買うのが面倒
診断結果は……、10個中7個当てはまると絶賛マンネリ化中! 4つ以上もマンネリ化予備軍なので、先手を打って予防していきましょう。
長く付き合って安心感が生まれ、お互いを信頼するが故に連絡が減ったり、認め合うが故に趣味や自由を尊重したりするのはむしろ良いことです。問題なのは、「無関心」になっていないかどうか。
マンネリ化を解消する方法
彼氏とのマンネリ化を解消するにはどうしたらいいのか。ここでは具体的な方法をご紹介します。
(1)デートに「初めて」を盛り込む
シンプルな解決策ですが、意外と効果的。テーマと目標を設定して取り組むことで、達成感が得られます。
・ドレスコードを決めてディナー
・○○作り(例:キャンドル作り、陶芸体験など)
・行ったことのない街の散策
・ホテルのバーで待ち合わせ
など、ちょっとの初めてでOK。お互いが少しドキドキするような機会を作り、マンネリを打破しましょう。
(2)相手に見えない(知らない)部分を作る
マンネリ化は、パートナーへの興味が薄くなることが原因の1つです。対策として有効なのは彼氏の知らない自分を充実させること。男性は、「何かよく分からないけど頑張っている女性が好き」なんですよね。
自分磨きや単純に仕事を頑張ること、ジム通いやランニングなど体を動かすことでもOK。どんなことでも構いません。
(3)2人で楽しめる・共感できるものを探る
趣味が同じなら、一緒に極めていくこともできますが、全く趣味が重ならないカップルもいます。
そんなカップルにおすすめなのは、彼氏の興味がある分野を教えてもらうこと。彼氏の考え方を理解するきっかけにもなるし、あなたに新しい趣味ができる可能性もあります。
シンプルに、映画や漫画、ドラマなど一緒にハマれるものを探して共感を増やし、マンネリ脱却を目指すのもいいですね!
マンネリ化を防止するコツ
まだラブラブな状況だけど、いつかマンネリ化するのが怖い……。彼氏とのマンネリ化を防止したい人は以下を実践してみてください。
(1)スッピンや裸は見せ過ぎない
全てを見せ合うことが当たり前になると、当然ドキドキは無くなります。裸や下着で歩かない、着替えは別室でなど、「恥じらい」を大切にしてください。
(2)本音を話し合う
マンネリ化を防止したいなら、お互いの関係を深めていくことも効果的。相手に不満がある部分は、我慢せずに解決できるよう話してみましょう。
LINEの頻度が減って不満に思うなら、「お疲れさまが言いたいから仕事が終わったら連絡してくれるとうれしいな」など、伝え方を工夫しながら関係が良くなるアクションを増やしましょう。
(3)相手を尊重して感謝を伝える
恋愛関係に慣れてくると、感謝の言葉や謝罪の言葉を省いてしまいがち。それがコミュニケーション不足につながり、不満が生まれるきっかけにもなります。
そこで、意識してほしいのが「相手を褒めること」と「ありがとうを伝えること」。
特に、「ありがとう」はいくら言ってもOK。「ごめん」も大事ですが、同じシーンでも「ありがとう」に変換して使うと印象がプラスに変わります。
<自分も相手も「楽しい」関係を模索しよう
「飽きない女性」を男性は大事にします。それは、一緒にいて楽しいから。
でもそれは、奇をてらうことばかりではなく、相手と向き合い、自分の本音を話すなど、お互いを知っていくことでもかないます。
2人で一緒のビジョンや楽しみを目指す関係にバージョンアップできると、マンネリを恐れる必要は無くなります。
(さかもとみき)
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