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「私には何もない」そう感じるあなたを救う3つの方法

E子

「私には何もない……」そう思いつらくなるときはないだろうか? 30代独身ライターE子さんの実体験をもとに、そう感じてしまう理由や打開策を教えてもらいます。

独身だからなのか、はっきりとした夢がないからなのか、周囲の人が迷いなくまっすぐ生きているように見え、自分だけほわほわと人生に迷っているような気がする。

そんな気分になることがある。本当に自分だけ「何もない」のか? そう感じてしまっているだけなのだとしたら、何が打開策なのだろうか。

「何もない」と感じるのは甘え

私もしばしば、自分には「何もない」と感じ、それを周りに言ってしまうことがある。

たいした社会的功績もない、すごく高収入というわけでもない。私は、アパホテルの社長のようにバリバリに自分の道を開拓できる女性でもない(アパ社長、尊敬しています)。なのに、守るべき家庭もない。命がけで守りたい子どももいない。

今、地球上から私ひとりいなくなったとして、いったいなん人の人が本当に困るのだろう?

私がいなくなっても、会社は通常運行で代わりの人員を確保するだけ。家族は悲しんでくれるだろうが、私自身が誰かを養っているわけではないので、たいした支障はない。

そんな状態で、生きている意味はあるんだろうか? なんの役にも立っていないまま、誰にも頼られることなく、生き続けるのはとても怖い。

しかし、それを対外的に言うのは甘えなのかもしれない。

「私って別に高収入でもないし、芸能人レベルの美貌があるわけでもないし、自分にしかできない特別な特技があるわけでもない……」

以前友人に、こう漏らしたとき彼女は私に言った。

「いや、それ世間の大半の人はそうだから」と。

そう。「私なんて価値がない」は一見自虐のようでありながら、本当は「私以下のスペックの人間は全員価値がない」という攻撃的な言葉にもなりうるのだ。

結局、「そんなことないよ」と慰めてもらいたいだけ。甘えたセリフに過ぎないのである。

「何もない」と感じてしまう理由

「何もない」と感じてしまうのには必ず理由がある。ご自身はどういった理由で感じてしまっているのか、当てはめて考えてみてほしい。

1.自分の価値をわかっていない

例えば、仕事のできないド新人にも、ちゃんと自分の役割というものがある。仕事が全然できなくて、ヘマばかりしていたとしてもだ。

「新人らしい初々しい空気感」は、新人しか持っていないものであり、諸先輩は彼らの入社を楽しみにしていたりもする。社会人歴うん10年のベテランからすると、毎日特に面白いこともなく繰り返される日々に、新鮮な風が吹いてきたかのように感じられるものである。

また、入社2年目の社員が、「自分はいまだに新人のようで、全然仕事ができない」と感じていたのに、ド新人のポンコツぶりに、「自分は(新人よりは)仕事ができる!」と自信を持つきっかけになるかもしれない。

極端な例にはなったが、それぞれ必ず役に立つことがある。自分では思いもよらないような役割を、知らず知らずのうちに果たしている、ということは往々にしてある。

2.愛されていない・愛してもいない

「自分には何もない」と感じる女性の多くが、愛に飢えている。誰かから必要とされており、それを実感できていれば、「何もない」という感覚にはならないものだ。

また、誰かを全力で愛していれば、「何もない」とは思わない。全力で本気で愛すということは、人生を捧げるレベルのことである。それだけ注力できることがあるならば、たとえそれがペットのザリガニでも、あなたを悲しませるクソ男でも、幸せというものだ。

3.実際に「何もない」

女性は真面目なので、本当はほかの人が持っていないような資格を持っていて、仕事も人よりできるのに「私には何もできない、何もない人間だ」と考えてしまう人が多い。

だが、ごくまれに「本当に何もない」から「何もない」と感じるというケースも存在する。

その場合は、しっかりと自分で「何もない」ことを認め、成長する機会としていただきたい。資格を取るでも勉強するでも趣味を始めるでも、なんでもトライして、「何もない」を脱してほしい。

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あなたの「劣等感の強さ」を診断で詳しくチェックしてみましょう。

「何もない」を打開するには

どのような理由で「何もない」と感じていたとしても、打開策は必ずある。自分でできそうな方法でトライしてみていただきたい。

1.趣味、習い事を始める

今までできなかったことが、努力してできるようになる過程というのはとても楽しいものである。「何をするか」にこだわるよりも、「今自分ができないこと」ならなんでもいいので着手してみることをオススメしたい。

できるだけ、悩み考える時間は取らず、とにかく何かやってみる。最初はできなかったことが、だんだんできるようになる過程で、「やればできるじゃん、私!」と自分をほめてあげたくなる日が来るはずだ。

2.職場などで目標を公言する

ただ漫然と、日々やるべきことをこなすだけの仕事では、徐々に自分の気持ちもだれてきてしまう。心の中で「今年度は、自分の仕事だけじゃなく後輩を育てることに注力しよう」などと、こっそり決意したとしても、年度末には忘れてしまうことがほとんどだ。

これを、自分に負荷をかける目的で、公言してみよう。「今年度、私は後輩教育に力を入れていきます!」と、上司に宣言するだけでいい。上司はあなたに期待し、定期的に「最近どう?」と確認してくれるかもしれない。

目標の公言は、必ずあなたをスキルアップさせるものであるし、目標に向かって真剣に取り組んでいれば「何もない」などと考える暇もないはずだ。

3.誰かを本気で愛してみる

「愛される」のは自分の意志ではできないが、「愛する」のは自分の意志で実行可能だ。

相手はペットでもいいし、彼氏でもいい。とりわけアラサー女子の恋愛事情においては、「彼氏をあまり信じない」「男に期待しない」という人が散見される。裏切られて傷つかないための防衛本能だろうが、「あいつはどうせ私と結婚する気はない、だから尽くす必要はない」などと自分にメリットがないから彼氏に尽くさない……という思想はやはりかわいくない。

自分の日々の充実のためにも、全力で愛し、「こんなに大好きなんだから当然、私と結婚するよね!」と自信を持って言えるような女になってみてほしい。押しの強さは婚活をも制するものだ。きっと得られるものしかない。

「何もない」とクヨクヨせずにJust do it.

以上、あなたの打開策は見つかっただろうか? いずれにせよ、「何もない」と考える時間は本当に無駄なものだ。なんでもいいから一生懸命取り組めるものを見つけて、それに向けて全力投球してみてほしい。

それが、たいそうな夢や、社会的功績を残さなくても、きっとあなたを前向きにさせてくれるはずだ。

(E子)

※画像はイメージです

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