「連絡無精な男性」の特徴や理由は? 連絡して来ない彼氏への上手な対処法
「彼氏から連絡が来ない! もう一日も返信がないってどういうこと!?」と連絡不精な男性にやきもきしてしまうことってありますよね。この記事では、男性がなかなか連絡をくれない理由や連絡不精な彼氏への対処法について、コラムニストの二宮ゆみさんに教えてもらいました!
います……いますよね。筆無精ならぬ、LINE無精の男性って。
います、というか、われら女子の「普通の頻度」をはるかに凌駕するレベルで、たいていの男性は連絡無精です。
まあ、わたしたちと同じタイミングでポンポンLINEを返せとは、いくらなんでも言いません。
でも、午前中に「今日の熱さ異常だねー、大丈夫?」ってLINEしたら、イメージ的には昼すぎくらいには「マジね。仕事終わりに外で飲まない? 絶対ビールうまいでしょ」って返事が来ると思うじゃないですか。
まあ、まず来ません(笑)。
連絡不精な男性の特徴
こんな感じで、人の淡い期待をぶったぎってくれる彼らには、共通の特徴があります。
連絡をなかなかしてくれない男性の特徴について見ていきましょう。
(1)面倒くさがり屋
8割方、コレじゃないかな。
メールもLINEも、返信するのに意外と時間がかかります。
フリック入力で、話すのと同じ速度でサクサク文章を作れる女子が多い一方、男性はいまだに「お」を入力するためだけに「あ」を5回も連打しなければならないトグル入力から抜け出せていなかったりします。
特に30代男性は、ぽちぽち入力している傾向が高めです。
「いいね」って入れるだけで、私たちの数倍の時間がかかるんです。
そりゃあ、精神的ハードルも高くなります(笑)。
LINEが完璧な音声入力を導入してくれるまで、しばらくガマンしましょう。
(2)口数が少ない
リアルで無口でしたら、対メールやLINEでも、おそらく彼は無口です。
こちらが3通送って、やっと1通返信が来たと思ったら、「わかった」「今から帰る」などのようにひと言だけしか書かれていなかったり……なんてことも。
(3)仕事や趣味に忙しい
抱えている仕事が多く多忙な男性の場合、仕事終わりでさえ連絡を返すのを忘れてしまったりします。
また、ゲーム中は携帯電話の電源はオフにする、マンガを読み終わるまではご飯すら食べない、というように熱中してしまう趣味をお持ちの彼も、連絡の頻度が低い傾向に。
(4)それほど彼女が好きではない
コレは正直キツイ(笑)。
けど、これも連絡不精な男性の特徴のひとつです。
たいして興味のない彼女から、たわいのない「おはよー♡」メールが来ても、返すモチベーションが上がらないんだもん、返さないよねえ……。
連絡無精な男性から連絡が来ない理由
なぜ、彼らは連絡無精なのでしょうか?
彼らからなかなか連絡が返ってこない理由を見ていきましょう。
(1)面倒だから
会話のキャッチボールを嫌がらない我々は、LINEのやりとりに余念がありません。
「元気―? 久々にご飯行かない?」や「お盆には帰るからみんなで会おうよー!」などから、キレイな虹の写真まで。
つながることがごく自然にできてしまうので、これが簡単なものだと勘ちがいしがちです。
そこで、となりの席の同僚に、「LINE好き? どれくらい彼女と連絡とってる?」と、試しに一度聞いてみましょう。
あなたの望む頻度のやりとりをしている男性はごく少数なはずです。
(2)優先順位が低いから
朝ご飯食べたら、出社の用意をしたら、会社に行ったら、トイレがすんだら、お昼を食べ終わったら、コーヒーを飲み終わったら、残業が終わったら、友だちと飲む予定が入っちゃったからそれが終わったら、Twitterひとまわり警備してきたら……そうしたら彼女に返信しよう。
何かをやっているときは本当にそう思っていても、次の用事がすぐ迫ってきて「目の前のコレを片づけたら今度こそ連絡しよう」と延々に思うループ。
すぐすむことなのに、「急ぎじゃないから」とあとまわしにされちゃうアレです。
(3)本当に多忙だから
いわゆるハイスペック男性に多く、本当に超忙しい人で連絡無精だと思っているのは彼女だけ、なタイプ。
彼女は大事だし、連絡も決して無視しているワケではない。
でも朝は1分でも長く寝ていたいし、電車は乗って会社に着くだけで精一杯だし、昼間は上司に詰められていっぱいいっぱいだし、ギリギリまでプレゼン書類作って、行きたくもないけど最重要人物の接待に駆り出されてNOなんて言えずに参加。
遅くまで働いて帰宅できただけでもえらいと褒めてほしい……。
たとえば、こんな日々を彼が送っていたらどうでしょう?
「お昼の1分、タバコ休憩の3分、この間にすら連絡返せないの!?」と、思う方もいらっしゃるでしょう。
私もケンカのときはよくこういった文句が出てきます。
でも、ムリなんですよねえ……。
ギリギリで生きている「Real Face」のような毎日の彼らには、この願いは届かないのです。
(4)コミュニケーションが苦手だから
女性と何を連絡し合ったらいいのかわからない、知らない。
あるいは、他人全般とのコミュニケーションを上手にとれない可能性があります。
何度も言いますが、そもそも男性は女性より圧倒的にコミュケーションが苦手な方が多いのです。
(5)メール嫌いだから
男性って、メールより電話をしたがりませんか?
ちまちまLINEなんか打ってられっか! ということなのでしょうか。
それとも「ばか、おまえの声を聞きたいからに決まってるだろ」ってことでしょうか。
連絡不精な彼氏にやってはいけないこと
彼氏がこんな連絡無精男だったとは……とへこんでしまう場合もあると思います。
せっかくできた大好きな彼、波風立てたくない。
円満なお付き合いがしたい。でも納得がいかない……!
でも、そう思ったときにあなたがとるべきではない行動があるので覚えておきましょう。
(1)何かしらのルールや決め事を設定する
「一日に一回は連絡すること!」「朝の挨拶と寝る前のお休みはぜったいね♡」「破ったら泣いちゃうんだからーぷんぷん♡」など、いくらかわいく言ってお願いしても、ダメです。続かないから(笑)。
しかも、約束したんだから彼は守ってくれるはず、と彼女に思わせてしまうのが、またタチが悪い。
だいたいいつもの彼に戻って、この約束のせいでいらないケンカが増えます。
(2)問い詰める
なんでなの? 普通するよね? できるよね?
会社なら、トイレにいったその帰りにスタンプ一個、打てるよね?
家なら寝る前までに何回もLINEするヒマ、あるよね?
家に帰ってるんだよね? 合コンなんて行ってないよね?
まさか、なんか返せない理由でもあるの?
……尋問はよくありません。
彼らは、本当に疑わしいものがない場合でも、返信が異常に遅かったりするもの。
問い詰めても、理由など出てこないのです。
(3)異常な連投
心配になったあまり、連投。
彼からの返信がないことを不安に思った女子にありがちなこのパターン。
普通の男性は気になって「どうしたの? だいじょうぶ? なんかあった? 今電話できる?」と即レスしてくれるかもしれないこの案件ですが、連絡無精な彼には逆効果です。
うわー引くわーと、思われるだけ。
かわいい彼女だと思われていたいならグッとこらえてスマホを放り投げ、彼からの連絡がいつくるか、ただ待つのみの自分を解放してあげましょう。
連絡不精な彼氏への対処法
では、そんな彼をもってしまったあなたはどうしたらいいのでしょうか?
無精な男性への対処法は大きく2つです。
(1)育てる
ひとつ目は育てることです。
自分好みの男性に仕立て上げることで、この不満は、当然ですが大きく解消されます。
ただ、道のりは長く遠いです。
言われなくても返事してよ、と内心怒り心頭だとしても、2通一日にLINEが返ってきただけで「毎日たくさん連絡くれてうれしい♡」と大げさに喜び、
スタンプを返してくれたら「同じスタンプでやりとりできるの、なんかいいよね♡」とはにかみ、
彼のほうから自発的なLINEが来たら「え!? めっちゃうれしいんだけど! わたしばっかりで迷惑かなってちょっと思ってたから……」と、不安も混ぜながらオーバーに小躍りする。
育成は毎日の積み重ねである、と割り切って行動に移す忍耐力のある方にはオススメです。
(2)あきらめる
2つ目は、干渉してこない彼に感謝することです。
もちろんその間に、自分に自由な時間をくれた彼を神とあがめ、最大限遊びに出ることも忘れてはなりません。
別に必死になって遊べと言っているワケではなく、嫌なら遊ばなくてもいいんです。
でも、「彼が仕事に遊びに目一杯楽しそうなのに、私は彼の連絡ひとつに振り回されてばかり……」という不満が少しでもあるなら、遊びにくりだすのもストレス解消になるので、試してみてほしいことではあります。
彼の存在を忘れられるなら何でもいいんです。
彼の連絡頻度の基準値を知ったうえで、あとは気にしない。
遊ぶ、寝る、実家に帰る……何でもいいから、あなたのしたいと思ったことを彼の連絡を待たずに、遠慮せずじゃんじゃんしましょう。
私はいつも、「自分も趣味を持って、彼の頻度に合わせるしかないんじゃない?」ってこの手のご質問に答えています。
なぜかというと、コレが一番ストレスを感じづらい方法だからです。
待つって、疲れるじゃないですか。
何時にくるかわからない連絡をずっと待って、ドラマもお風呂もご飯も上の空なんて、自分の時間がもったいなさすぎます。
受け入れるか、新しい恋人を探すか
彼からの連絡を待ちすぎてもう疲れたなあ、と思ったら、「放流」という最終手段が残されていることを忘れないでください。
素直に自分の不満をぶちまけて改善してくれれば儲けものですが、基本、人の性質は簡単には変わりません。
最終的には、「どうしようもないと受け入れる」か「ほかの彼氏を探しましょう」という二択になってしまうのです。残念ながら。
マメな人だっているし、「彼女」の希望にあわせてメールをくれる人だってたくさんいます。
今の彼の連絡頻度にどうしてもガマンできなかったら、短い付き合いだったけど楽しかったよ……バイバイ。
と、超絶上から目線で、もといた川にお帰り願いましょう。
そのあとは、「あなた好みの男性」にしっかりじっくり狙いをさだめて、思う存分釣りを楽しむ。
そんな選択肢も、悪くないと思いませんか?
(二宮ゆみ)
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