手を握る男性心理とは？　握り方別の意味と脈ありサイン【イラスト付】

付き合う前のデートの段階で、男性から手を握られたら、ちょっとびっくりして、相手はどういうつもりなのか？　自分は一体どうしたらいいかと気になることもありますよね。
今回は、付き合う前に「手を握る」男性心理について触れながら、シチュエーション別対処法についてもお話してみたいと思います。

感情表現や自己表現に苦手意識があると、つい相手の言動を頭で判断したくなるもの。ですが、「恥ずかしさ」から感じる感情的なリスクを自分でも体験していかないと、彼がどれだけ勇気を出して自分に近づこうとしてくれているのかには気づきにくくなってしまうものです。

ですから、頭で理解するだけでなく、あなた自身が感じていることも大切にしながら読みすすめてみてくださいね。

手を握る意味とは？　脈あり？

好きな人とは、もっとお近づきになりたい。触れてみたい。そんな風に感じるのはとても自然なことです。

女性だって、好きな人から「手をつないでほしい」と思うことがあるように、男性が手を握るという行為は、親密さを感じてくれていたり、親近感がもてない人にはなかなかしない行為ではないでしょうか。

「もっと親しくなりたい」

もし、付き合う前の段階で、2人きりのデートのときに手を握られたのだとしたら、これはもう、脈ありと考えてよさそうです。

ほかにも、お付き合いがはじまる前に男性が手を握るのは、こんな男性心理が隠れていそうです。

自分の好意を相手に伝えたい

男性が手を握るというのは、相手の女性に好意を持っていないとしない行動です。

食事に行く、飲みに行く、遊びに行くなどは、お友だち同士のままでもできるわけですが、ただの友だちのままでいいのだったら、手を握るという大胆な行動に出たりはしないと考えていいと思います。

手を握るという行為は、自分たちが男と女であることを意識するのに打ってつけの機会でもあります。

これから告白したい、恋人になりたい、あるいは今以上の深い関係になりたいという意思を、手を握るという行動によって表していると言えそうです。

あなたの反応で自分に好意があるか知りたい

好きな女性に対して、自分のことをどう思っているのか確かめたいときに、男性は手を握ってくることがあります。

男性心理は繊細なので、もし断ってしまうと、あなたに期待したような好意はなさそうだから、その先に進むことはやめておこうと思うでしょう。

男性だって、手を握るのは不安でいっぱいなんです。

ドキドキしながら女性の手を握ったときに手を握り返してきてくれたら、これでデートは成功だと思うくらいうれしい気持ちになるでしょう。

このように、もしあなたに好意を寄せてくれている男性であるならば、あなたの反応次第で勇気を出すことも、怖気づくことにもなりそうです。

彼に下心はある？

付き合う前の相手の手を握るのは、下心からという可能性も少なからずあります。

特に、手を握る感じが慣れていたり、全く緊張しているそぶりを見せなかったりするのは、女性慣れしているからかもしれません。

「好きな人に触れたい」「もっと近くにいたい」「キスやセックスがしたい」といった下心は健全なものです。下心の有無よりも、あなたに対して真剣に向き合おうとしてくれているかを判断する必要があるでしょう。

シチュエーション別「手を握る」男性心理

酔った勢いで

男性とお酒を飲んでいるとき、付き合っているわけでもないのに手を握られてしまった、という話はよくありますよね。

アルコールで気持ちが緩み、本能的に女性に触れたいということもあるでしょう。

特に恋愛感情は持っていないにもかかわらず、ついなんとなくその場の雰囲気とお酒の勢いで手を握ってしまったということもありそうです。

下心だけなのかどうかを見分けるのは難しいですが、ポイントはそれまでの会話の内容や態度です。

「お酒の勢いを借りてるな」と感じて嫌なときは、軽く受け流しても大丈夫です。

いずれにしても、お酒の席での状況には、飲まれてしまわないようにしたいですね。

デートのはじまりのとき

「行こう！」といって手を握るというのは、もっとも自然な好意の表れです。

手を握ってからその場にとどまるのはちょっと恥ずかしいですが、移動するときにはぐれないようにというだけでなく、あなたを守りたい、一緒にいたいという彼のコミットメントと、女性をエスコートしていこうとする、大切にしたい気持ちが表れていると言えそうですね。

悩みごとを相談したとき

男性に悩みごとを相談したときに、そっと手を握ってくれるのは、あなたを励ましたり、守りたいと思ったりする気持ちがあるのではないでしょうか。

手を握って励ましてくれる男性は、とても誠実でやさしい人です。あなたに好意があることはまちがいないですが、必ずしも恋愛感情があるとは言えないかもしれません。

相談した内容にもよると思いますが、この段階では、あなたを安心させてあげたいという思いからの行動と見てとれます。

握り方別「手を握る」男性心理

手を握るといっても、その握り方は心情やお互いの距離感によってさまざまです。ここでは、手の握り方別にその意味を紹介します。

相手の気持ちをより理解するのに役立つでしょう。

手を覆うように握る

先ほどの悩みを相談したときのように相手を安心させたいときに見られる握り方ですね。

正面に向かい合ってテーブルなどを挟んで座った状態で、あなたの手を包み込むようなかたちで握る握り方は、あなたを安心させたい気持ちが表れています。

また、隣同士で並んで座ったときに、隣り合わせた手であなたの手を覆うように握るのは、あなたへの親密感をあらわしていると言えそうですが、同時にあなたの反応をうかがっている場合もあります。

数本の指だけを絡ませる

一見すぐに離れてしまいそうに見えるこの握り方は、どちらかのリードだけでは、するっと離れてしまいます。

あなたにその意思がなければ手を離してもいいんだよというような選択の余地を与えてくれており、男性からの親密感を示しながらも、あなたのペースを尊重し信頼してもらえるようにとの配慮があります。

あなたからも握り返すことができたなら、それが伝わり、より関係を深めることができるでしょう。

手のひらを合わせて握る

お互いの手のひらと手のひらを合わせて握る、もっともポピュラーな手のつなぎ方です。

まだ付き合いの浅い関係でこのつなぎ方ができるのは、恥ずかしさを感じながらもお互いに意思があることを確認しあえる、安心を感じられるつなぎ方と言えそうです。

指を交互に絡めあう

いわゆる恋人つなぎと呼ばれる握り方ですが、かなり脈ありだと感じていて、特別な関係であることを確かめたいときにこのような握り方を求めてくることもありそうです。

あなたとより親密になりたい、そばにいたいという意思が強く表れています。

簡単には解けにくく、密着度も高いため、お互いの好意が確認できないと成立しないつなぎ方です。

手を握ってくる男性への対処法

付き合っていない男性から手を握られたら、正直どうしていいのか焦りますよね。

でも、嫌な相手ではないなら、そのまま手をつなぎ続けてみましょう。

そして、次に相手がどんな風に行動に出るのか、少し様子を見てもいいでしょう。そこから、恋に発展する可能性は十分にあります。

ただし、既婚者や遊びたいだけの男性ではないかは、きちんと見極めてくださいね。

また、「付き合ってもいないのに手をつなぐのは嫌」そう思っているなら、手を離すべきです。

それでは、自分自身に相手への好意がある場合とない場合に分けて、「手を握られたとき」の対処法を具体的にあげます。

自分自身に相手への好意がある場合

もし、あなた自身が相手に気があるなら、あなたからもやさしく握り返してあげましょう。あなたの好意が伝わり、男性も「期待していいんだな」と受け取ることができます。

男性だって好意を持っている女性に対しては、嫌われてしまわないか、拒絶されないか、実はとても怖いものです。

言葉では表現しようのない、あなたのうれしそうな表情や、恥ずかしそうな態度は、男性にはとてもかわいく映るようです。

それに増してあなたの好意が伝われば、次の展開に発展しやすくなるでしょう。

自分自身に相手への好意がない場合

気を持たせるような行動はしないでおきましょう。

あなたが相手に好意がないのなら、変な期待は持たせず、手を握られたときにはさっと手を引いて、拒んでしまっても仕方がないでしょう。

デートのお誘いに応えてくれたというだけで、相手の男性はあなたとの関係の進展に十分な期待感を持って会っている場合も考えられます。

その場の雰囲気に流されて、あなたが男性のされるがままになっていると、あなたも自分に好意を持ってくれていると思われてしまいます。

あなたがその手を振り払えば、「自分の勘ちがいだったのか」と気づきますし、相手が常識のある男性ならばそれ以上の行動には出てきません。

このデートは早めに切り上げて、お家に帰ったほうがよさそうです。

手を握る女性心理とは？

ここまでは、付き合う前に手を握る男性心理を紹介してきました。一方、女性から手を握られて「おっ！」と驚いた経験がある人もいるのではないでしょうか。

ここからは、女性が付き合う前の男性の手を握るのには、どんな意味が隠されているのか見ていきましょう。

（1）「好き」という気持ちを伝えたい

女性は気になる人がいても、「自分からアプローチしたら引かれないか」と不安に思うことがあります。

そのため、手を握るなどのスキンシップで好意を伝えている可能性があります。手を握ることで、自分を恋愛対象として意識してほしいと考えているのでしょう。

（2）恋人気分を味わいたい

人きりで出かけている時、ついデートのような気分になって恋人気分を味わうために手を握られた可能性もあります。

この場合、あなたと恋人になりたいという脈ありの可能性もあれば、誰でもいいからデートしたいという、脈なしの可能性もあり得るでしょう。

（3）何となく

普段から人との距離が近かったり、ボディタッチが多かったりするタイプの女性は、何の気なく相手の手を握ることもあります。

 どんな気持ちで手を握ってきているのかは、直接聞いてみないと分からないかもしれません。

素直で正直な自己表現を心掛けましょう

相手がどう思うかばかりに意識がいくとき、一般的に感情表現が苦手な人は、相手に対してものすごく気を使う人であることが多いです。

「嫌われたくない」｢もっと自分を好きになってもらいたい｣という気持ちで、理論的に相手を攻略するような意識になっているときは、ちょっと注意！

相手の感情や気持ちに気を使うあまり、自分の気持ちはあと回しにしてしまう、そのような恋のはじめ方をしてしまうと、やがて人と付き合うこと自体が面倒くさく感じるようになってしまいます。

恋愛をしているときの私たちは、感情が高ぶったり、心が揺れたり、かき乱されてしまうことがよくありますよね。

恋愛は、どちらかというと、理論的にするのではなく感情的なものであるわけです。

それなのにあなたの感情が動いている様子が感じられないと、相手はとても不安に感じます。

「私のこと本当に好きなのかしら？」という気持ちは、自分自身が「何を感じているのか」をよくわかっていないときによく生まれます。

ですから、人と親密になる過程での、怖さや恥ずかしさや抵抗をあなた自身が感じながら乗り越えてみてくださいね。

うれしさや楽しさ、安心感を受け取りながら、信頼しあえるいい関係につなげていけますように。

（熊谷佐知恵）

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