既婚男性が好きな女性にとる“謎の態度”の真相と対策
はっきり言葉にせずとも、既婚男性からの誘いはさまざまな態度の中にひそんでいるもの。既婚者に素敵な男性が多いのは事実ですが、アラサー婚活女子たるもの、不倫に時間を割くのは愚の骨頂。うっかりズルイ男にハマらないためにも、既婚者からのさりげないお誘いサインの見抜き方と断り方を、恋愛コラムニストの凛音さんにお聞きします。
既婚男性なのに、「これって誘われてる?」「私のこと好きなのかな?」と思わせるような態度をとられること、ありませんか?
結婚しているのに妻以外の女性にアプローチをしようとする男性というのは、残念ながら一定数いるもの。こういった既婚男性は、どんな考えでどんな誘いをかけてくるのでしょうか。
あなたの貴重な時間を既婚男性の邪心で無駄にしないためにも、お誘いサインの見抜き方と断る方法について解説します。
既婚男性が、ほかの女性に誘いをかけるとき
まず、既婚男性はどんなときに妻以外の女性に誘いのサインを出してくるのでしょうか。
妻との仲が冷えている
妻とケンカが増えていたり、子どもができて相手にされなくなったりなど、妻との間に愛情が感じられなくなってくると、ほかの女性に救いや癒しを求めはじめます。
夜の生活が完全になくなった、スキンシップもないなど、物理的な接触がなくなったときも寂しさのあまり、妻以外の女性の肌が恋しくなります。
そもそも浮気性
そもそもひとりの女性では満足できないタイプの男性ですと、妻以外の女性との関係を持ちたくなります。
この場合、浮気相手はひとりではなく複数いる場合も。恋愛感情というよりも、体の関係を求める傾向にあるでしょう。
相談したいことがある
かなり確率は低いですが、相手に男女の感情はまったくなく、純粋に話をしたいと思っているパターンもあります。
妻や家庭のことで相談したいことがあるなど、まわりの人には聞けないプライベートな話をほかの女性に意見を聞きたいなど、具体的な用事があり誘いをかけています。
この場合は日ごろから比較的距離が近い、信頼関係のある相手を誘うことが多いでしょう。
これってお誘いサイン? 既婚男性の下心を見抜く方法
では、そんな既婚男性が下心アリで誘いをかけてくるときの“サイン”とは、どんなようすなのでしょうか?
羊の皮をかぶりながらせまってくる“悪いオオカミ”を見抜く方法をご紹介します。
「家庭環境がうまくいっていない」とアピールする
既婚男性が妻以外の女性にアプローチするときの常套手段は、“妻との不仲”アピールです。
相手を同情させる、納得させるために「妻とはもう終わってる」「子ども第一で相手にしてくれない」「男女の関係じゃない」など、妻とは仮面夫婦であることを強調してくることが多いです。
ときに“相談”という形で誘ってくるときもあるので、それほど仲良くもない、もしくは相手をまだよく知らない状態で「女性の意見を聞きたい」と言ってきたときは、要注意。
もし共通の知り合いがいれば、本当に相手の家庭がうまくいっていないのか確かめてみるといいでしょう。
悩みにつけこんで、相談相手を名乗り出る
仕事やプライベートの悩みを聞き出し「相談に乗る」と言ってくる既婚男性は、下心がある可能性大。
一見、包容力がある男性に見えますが、相談相手になって信頼させ、いずれ男女の仲へと進めたいと思っているかもしれません。
よーく考えれば、“絶対その人に相談すべきなこと”なんてないはず。妻以外の女性と2人きりになって相談に乗りたがる段階で、かなりあやしいと考えましょう。
そもそも、“相談相手”というのは秘密を打ち明けているような感覚になり、恋愛に発展しやすい関係。よからぬ道へと進まないためには、できるだけ既婚男性に2人きりで相談をしないことをオススメします。
おいしいもの、高価なもの、希少なもので釣る
人は誰でも、おいしいものや高価なもの、まためずらしいものなど、自分でなかなか手に入らないものを目の前に出されると、ついついほしくなります。
この心理を利用して、あなたを「どうしてもデートに誘いたい」と思っている既婚男性は、なんとか自然に誘うために、物で釣ってきます。
「食べたことないような、おいしい焼肉食べない?」「今度限定のブランドバッグを手にいれてあげる」など、どう考えても大きな見返りが発生しそうな魅力的な話で誘われたら、ほぼ危ないと考えてよいでしょう。
おいしい話には必ずウラがあるので、丁重にお断りしましょう。
撃退対策! 既婚男性から誘われたときの断り方
どんなに魅力的であっても、既婚男性からの誘いは、やはり断るべき。とはいえ、相手が上司や取引先など、利害の発生する相手だった場合は無下にしにくいですよね。
そこで、相手を傷つけずに済む、上手にお断りをする方法を考えてみましょう。
ていねいにきっぱり断る
まずは、意思表示をはっきりさせることが一番です。
あいまいに流していると、相手も「まだいける」と思ってアプローチを続けてきます。回数を重ねられるとどんどん断りにくくなるので、最初に誘われたときにはっきり「行きません」と伝えることが大切です。
ただし、冷たく言うとその後の関係性が気まずくなる可能性もあるので、できるだけビジネスライクに伝えましょう。「申し訳ないのですが」「お言葉はうれしいのですが」などの枕詞を入れて、ていねいさと明確さをしっかり見せれば、関係性が悪くなることはないはずです。
「奥さんに怒られますよ」とクギを刺す
既婚者で異性を誘う男性でも、罪悪感がゼロではないもの。その残った良心を刺激するため、誘われたらすぐさま妻の話を出しましょう。
「奥様に怒られちゃいますよ~?」と軽く流すように言ってもいいですし、「奥様が知ったら、悲しみますよ」と少しまじめに伝えれば、相手もチクッと胸が痛むはず。遊び慣れている人は「野暮だな」と興ざめする可能性が高いので、撃退法としてかなり使えます。
こちらが「既婚者と認識している」ということを相手に伝えるにも有効ですので、困ったときには妻の影をちらつかせましょう。
男友だちや同僚の同伴を提案
本当はそもそも誘いに乗らないのが一番いいのですが、どうしてもむずかしい場合は複数で会うことを提案してみましょう。
ほかの男性や友人などを数名巻き込み、まずは2人きりで会いたくないという意思表示を見せます。
誰か一緒に連れてくると言われたら、たいていの男性は引き下がるか、デートの誘い自体をうやむやにしてしまうでしょう。
体調不良をよそおう
ふだん顔を見せずに済む相手や、どうしてもしつこく言ってくる相手であれば、最終手段として、体調不良をよそおって距離を置きましょう。
「風邪をこじらせた」「持病があって病院に通っている」など、どうしても無理な状況を作り出します。
自分の体調不良を伝えるのが難しければ、最悪は家族の不調と言うのもひとつの手。家庭の事情は詮索しにくいので、断りやすいでしょう。
自分の体と気持ちは自分で守る。既婚男性との恋愛はリスクしかない!
既婚男性は独身女性から見ると、落ちついて余裕があり、妙に魅力的に見えがちですが、ふたを開けてみれば一般の男性。中身は独身男性とさほどちがいがありません。
むしろ、独身男性よりもしがらみが多い分、つき合ったら最後、大変リスキーな恋愛が待ちうけています。
好きになってしまうと、「私が勝手に好きでいればいい」「2番目でもかまわない」と思うかもしれませんが、好きな人の一番になれないことは、想像以上にとてもつらく苦しいことです。
自分の気持ちを守れるのは自分しかいません。やさしいから、とそのときの気持ちだけで既婚男性につっ走らず、自分がのびのびと健康的に恋愛できる相手を選びましょう。
(凛音)
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