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プロポーズ待ちに疲れた。彼に結婚を意識させたい女子が即やるべきことは?

植草美幸

「プロポーズ待ちに疲れた……」「結婚したいのに、彼がプロポーズしてくれない!」「このまま彼と付き合って結婚する気あると思う?」そんな悩みを持った女性はいませんか? この記事では、プロポーズしない彼に結婚を意識させる方法を、結婚相談所「マリーミー」代表の植草美幸さんが解説します。

「結婚したいのに、彼がプロポーズしてくれない!」

「ウチの彼、このまま付き合って結婚する気あると思う?」

「もう待つことに疲れた、別れたほうがいいのかな?」

これは女子会で何度も繰り返し話されている、永遠のテーマでしょう。

しかし、勝手に待って、勝手にイライラしているだけでは、なんの解決にもなりません。「プロポーズ待ち」をする前に、することや考えることをまとめていきましょう。

付き合ってからプロポーズまでの期間は「出会って1年以内」

みなさんは、付き合ってからプロポーズの話が出るまでの期間はどのくらいが適切だと思いますか?

私が代表を務める結婚相談所では、「会ってから3ヶ月以内にプロポーズ」を目安にしています。早い! と思うかもしれませんが、結婚相談所は婚活の中でももっとも本気度が高く、お互いすぐにでも結婚したい人が集まる場ですから、これくらいがベストです。

でも、一般的なお付き合いの感覚で言うと、だいたい付き合ってから1年くらいで進展があるのではないでしょうか。

逆に、1年経っても結婚のケの字も出ないって、どういう目的でなんのために付き合っているのか、こちらが聞きたいくらいです。結婚の意思確認もせず、ただ付き合って、ただセックスしているってこと? それでプロポーズを待っているつもりだとしたら、ただのひとりよがりかもしれません。

プロポーズ待ちにイライラする前に、準備期間と心得て!

とはいえ、そんな宙ぶらりんな相手と中途半端な恋愛をしている女性たちは少なくありませんよね。

ひとまず彼がプロポーズしてくれないことにイライラモヤモヤしている気持ちを沈めたい場合、まずは自分の現状を考えましょう

なぜイライラしているのか? を自覚する

自問自答してイライラの原因を紙に書き出しましょう。「だって1年も付き合ってるのに、彼がプロポーズしてくれないんだもん。私は結婚したいのに~!」って? それは理由じゃなくて、あなたの気持ちです。現実を見て、分析してください。

「彼は結婚できるような経済状況じゃない」だったら、彼の転職活動が先ですね。「自分は年齢的に出産を見据えて焦っている」だったら、それを彼に伝えましょう。こんなふうに元凶を突き止めれば、解決策が見えてきます

本当に結婚相手は彼でいいのか、見極める

イライラの原因、つまり結婚できない理由が彼にある場合、結婚相手は彼でいいんでしょうか? 今たまたま付き合っているから、なんとなく受け身で結婚する気でいませんか?

あなたはどんな結婚生活をしたいのか、彼はそれにふさわしい相手なのか。プロポーズ待ちの時間は、「あなたが相手を見極める時間」でもあるんです。そう思えば、一方的に待たされているわけではないのですから、イライラする必要がありません。

相手は彼でOK、結婚観も条件も合う、結婚の意思確認も済んでいるということなら、悩むはずはありません。ですから、多くの方は、この手前でつまずいているはず。

相手は彼でいいのかわからない、結婚の意思があるかどうかもわからないまま、勝手に何年もプロポーズを待ち続けていても無駄中の無駄です。さぁ、どうすればいいのでしょうか?

「プロポーズされないから別れる」はコミュニケーション不足

かといって、「プロポーズを待つのに疲れちゃった! やっぱり運命の人は彼じゃないのかも! もう別れる!」なんて言い出すのは大まちがい。別れるのはいつでもできますから、まずはきちんと向き合いましょう。

あなたは、彼とお互いの結婚観について話したことはありますか? どういうつもりで付き合っているのか、どんな結婚を望むのか、率直に聞いてみてください。

よく「女性から結婚を匂わせると重い」なんて言われますが、勝手に結婚する気になって、じっとり待たれているほうがよっぽど重いと思いませんか? さぁ、今すぐ次の質問をぶつけてください

・何歳までに結婚したいと思っている?
・将来どこに住んでどんな暮らしがしたい?
・子どもは何人ほしい?
・結婚したら仕事はどうする?

もちろん、あなたからも話してみてください。おそらく彼は「えっ、俺は何も考えていない!」なんて言うかもしれません。

でも、がっかりしないで。20~30代の男性ってそんなものですよ。彼は、あなたの結婚観を聞いて考えはじめるんです。そして、その相手があなたかどうかも!

そこからがすべてのスタートなんですから、本来は出会いの段階で確認しておくべきことなんです。それすら確認しないでダラダラ付き合っているから、勝手に不満がたまって、勝手に待って、勝手に疲れているんです。

考えてみてください。待ち合わせをしていないのに、勝手に待って待って待ちくたびれたと言われても困ってしまいますよね。

きちんと話し合って折り合いがつかなければ別れることになるかもしれませんが、プロポーズされないから別れる……なんて一方的に決めることではありません。恋愛以前に、人間同士のコミュニケーションを深めるべきでしょう。

プロポーズの意思がある男性がとる態度や行動とは?

それでもまだ、「どうしても彼に直接聞けない」「結婚を口に出さずにプロポーズの意思があるかどうかだけを知りたい」……ということであれば、彼の言動をチェックしてみてください。

・自分の親に紹介したがる
・あなたの家族に会いたがる
・自分をよく見せる努力を惜しまない(デートのお店選びや態度など)
・あなたを守ろうとして大事にする(送り迎えをするなど)
・将来の話や結婚観を話したがる

これらの言動があるか? 逆に言えば、そうでない相手と付き合っているなら要注意です。

言うまでもないですが、あなたを気づかったり大事にしたりする気がない、家族に近づけたくない(近づきたくない)、将来の話を避けたがるような相手とは、結婚どころではありませんよね。そんな人とは付き合いを考え直すのをおすすめします

彼にプロポーズを意識させるためにすること

まだ結婚観が固まっていない、結婚への意思が薄そうな彼氏に、結婚を意識させてプロポーズさせるためには、どうするのがベストでしょうか? 4つご紹介します。

家庭での「役割」をイメージさせる

レストランで食事をしたり、映画を観たりするだけでは、結婚のイメージが湧きにくいもの。

そこで、ショッピングデートとして、家具や家電、日用品などの“家庭”をイメージするものを一緒に買いに行ってみましょう。無印良品やFrancfrancなどの雑貨店ならデートでも立ち寄りやすいはず。打ち解けた間柄なら、「洗剤が切れそうなの」とドラッグストアやスーパーなどで買い物をするのも効果的です。

または、「男手があると助かるなぁ」と電球交換や配線など、一家のお父さんのような役割を頼んでみるのもいいでしょう。ただし、結婚前から料理や掃除などをやりすぎると、家政婦扱いされかねないので気をつけて。

仕事終わりに、労いと五感を刺激

相手の仕事が終わる時間帯を見計らって、LINEで「お疲れさま! そろそろ仕事終わりかな? 私は今終わったよ」などの労いのメッセージを送ってみてください

仕事中にダラダラとメッセージを送るのは逆効果ですが、ふと気を抜いたときに安らぎをくれる相手には気を許しやすいものです。

また、頭が仕事モードになって五感が鈍ると恋愛の感覚も鈍ってきます。「空を見て! 夕日がきれいだよ」など、離れていても同じ景色を見られるようなメッセージを送ってみてください。同じものを見て感動させることで、“家族”のイメージを感じさせることもできますよ。

あえて、「老い」を感じさせる

1年以上付き合っているカップルなら、「あんたも歳をとっていくのよ」と実感させるのもひとつの手

たとえば、甥っ子や姪っ子の話をして、「あっという間に、もう小学生なんだって」と成長を伝えてみるのもいいでしょう。「まだ若いつもりでいたけれど、そろそろそういうことを考える時期なのか」と思わせることでピンと来るかもしれませんよ。

結婚して家族を持つと、父母の役割や子供の成長について考えることになりますから、そんな話題も決して早すぎることはないのです。

謙虚に、自分の魅力をアップさせる

現時点で彼がプロポーズしてこないのですから、あなたが結婚に値するかチェックされている、もしくは、結婚相手としてどうなのか迷われている段階です。

では、自分には何が足りないのか、謙虚に考えるのが根本的な解決になりますね。結婚したい相手というのは、時間を共有したくなる人です。それには、異性としての魅力と人間的な魅力の両方が必要です。

相手にとって自分は、誰かに取られたくない、一生離したくないと思われるような魅力を備えているのか、客観的に考えてみましょう。

結論は早いほうがいい! プロポーズへの4ステップ

以上を踏まえ、今あなたがやるべきことは次の4つです。

・あなたは、本当に今の彼と結婚したいのか、未来予想図と照らし合わせてみる
・1年以上付き合っているなら、「両親に会ってほしい」と伝えて、結婚の意志をチェック
・彼と結婚観について正面から話し合い、擦り合わせをする
・あなたから結婚を意識させてみて、彼がどう出るか? スパッとジャッジ

そもそも冷静に考えて、相手の気持ちがわからない、結婚したいと思っているかどうかすら聞けない、お互いの将来の話もできない人と結婚するのは、一度立ち止まってみて考えたほうがいいですね。

「こんなこと言ったら重いかな? 嫌われるかな?」と、彼とまともに話ができていない人が多いように思われます

「断られたらどうしよう」って? すぐ答えが出てよかった、と思いましょう。イライラやモヤモヤがスッキリする上、無駄な時間を過ごす必要もなくなります。

婚活アドバイザーとして、5年も10年も不毛な恋愛をして、彼に逃げられて後悔している女性たちをたくさん見てきました。今の時代、相手の顔色をうかがい、相手任せにしていては一生結婚できません。自分の人生なんですから、結婚もプロポーズも自分主導で行きましょう! みなさんの幸せな結婚を願っています。

(植草美幸)

※画像はイメージです

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