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結婚前に必ず話し合っておくべき3つのこと

ものすごい愛

大好きな彼との結婚を目前に控え幸せいっぱいのはずなのに、なんだか浮かない気分のマイナビウーマン読者のみなさま、ごきげんよう。

結婚2年目でいまだに新婚気分が抜けず、愛妻弁当のごはんに桜でんぶでハートマークを描こうとして、夫に「それだけは勘弁してくれ」と止められて必死に我慢しております、ものすごい愛です。

さて、どうですか? マリッジブルー、存分に楽しんでますか?

ちなみにわたしも結婚前に一瞬だけ気分が落ち込んだのですが、「ウォー! これが噂のマリッジブルーか!?」と即座に気づき、大盛りのカツカレーを食べたら治りました。

おそらくあの一瞬の沈みはマリッジブルーではなく、ただの空腹だったのではないかと、今になって思います。

結婚って、人生における大きな決断ですよね。

環境が変わるという部分では、進学や就職、引っ越し、留学なんかも同じですが、結婚は他人と生活の一部が直に重なります。

そう考えると、より一層不安を感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

まあ、結婚はしたくなきゃ別にしなくったっていいと思いますし、結婚して気に食わなかったら離婚すればいいだけの話なのですが、大々的に「わたしたち幸せになりまーす! 応援よろしく~!」とアピールして関係各位に祝福されたのなら、できるだけ失敗したくないと思うのは当然です。

そうでなくても、好きな人とできるだけ長く楽しく暮したい、という純粋な気持ちは絶対にありますよね。

そんなみなさまに、「結婚前にこれだけは最低限しておいたほうがいいよ!」と、何も考えずにヘラヘラ暮らしているわたしなりに、僭越ながらアドバイスさせていただきます。

結婚前にしておくべきこと

お互いの財政状況の確認

結婚するとなると、お金がかかります。

両家の顔合わせ、結婚指輪、結婚式、披露宴、新婚旅行、家を建てるなど、何かにつけて銀行の預金残高はみるみる減っていきます。

こういった結婚にまつわるイベントをせずに、お互い仕事が忙しいし入籍だけして近場の温泉旅館で一泊、なんて人ももちろんいらっしゃいますよね。

しかし、結婚というのは大きいイベントではなく、生活の積み重ねです。

毎月の収支がどれだけ明瞭か、どういった部分にお金をかけてどこを節約するかなど、貯金額や給料を知っておくこと以上にお互いの経済観念の擦り合わせをしておくべきだと思います。

子どもの有無の確認

子どもがたくさんいる大家族に憧れがある、子どもは2人ぐらいがいい、子どもを持たないなど、人によって家族のあり方は大きく変わります。

心の理由や体の理由によって、医療の手助けが必要になることもあります。

子どもを産んで終わりではないですし、持たないという選択をしたり持たないという選択をせざるを得なかったりしても、生活は続きます。

せっかく好きな人と結婚するのですから、どんな決断をするにせよ、お互いがきちんと納得できるゴールやそこまでのプロセスを同じ方向で見られるほうがいいですよね。

家事の分担の確認

人それぞれ得意不得意がありますし、やりたいけれど時間的理由や身体的理由でできない人だっていると思います。

ひとつ目でも言わせていただいた通り、結婚は生活の積み重ねで、家事はそれを成り立たせる比重が大きいです。

そのためにも、結婚前にお互いのスキルの提示ぐらいはしておいて損はないのではないでしょうか。

とまあ、これらはあくまでも最低限のことで、いい大人が結婚を前提に交際をスタートさせているのですから、誰に言われるでもなく将来のビジョンについての何気ない意見交換ぐらいしているでしょう。

これから結婚する人に「本当に伝えたいこと」

わたしが本当にみなさまにお伝えしたいことは、そうじゃないのです。

「結婚前に話し合っておくべきこと・しておくべきこと」なんて、そりゃあもう無限にあります。

わたしが最低限挙げさせていただいた3つの項目を細分化しても、

年収はいくら?
貯金はいくら?
結婚のイベントにいくらかける?
生活費はどのくらいにする?
家計はどちらが握る?
それとも別財布?
子どもは何人ほしい?
ブライダルチェックしておく?
計画的に子作りする?
もし不妊治療するとして、どこまで挑戦する?
料理は誰がする?
掃除はどっちの役目?
専業主婦もしくは専業主夫か共働きかで変わるよね?
子どもができたら分担はどうする?

など、挙げたらキリがありません。

そのほかにも、どこに住むのか、家は賃貸にするのか購入するのか、購入するとしたらマンションか一軒家か、親と同居は必要か、結婚後も異性と飲みに行っていいのか、風俗は浮気に入るか、寝室は一緒か別か、エトセトラエトセトラ。

不安材料となるものが少ないに越したことはないので、お互いの歩み寄りが必要なことをできるだけ解決してから結婚したほうがいいとは思います。

しかし、いくらキレイさっぱり! 不安ゼロ! もう話し合うことなんて何ひとつない! という状態で結婚したつもりでも、それが一生続くわけではありませんし、結婚後にいくらでも新しい項目が出てきます。

だから、結婚前にしておくべきことは、“配偶者になる人とちゃんと話し合いができるかどうか、困ったときに助け合える人なのかどうかを見定める“の一点に尽きるとわたしは思います。

お互いの経済観念が近ければ生活はしやすいですし、年収と貯金額がわかっていたら見通しが立てられます。

でも、もしかしたら自分や相手が怪我や病気が原因で突然働けなくなってしまうかもしれないですし、会社が倒産したり資産運用のための株で大損したりする可能性だってゼロではありません。

子どもに関して、結婚前にお互い納得のいく結論を出せていたとしても、途中で考え方に変化があるかもしれませんし、ひとりっ子のつもりだったけれど三つ子が産まれることだってないわけではないですよね。

家事分担についてきっちり決めていたところで、「死ぬまでその通りにやれるか?」と聞かれたら、ちょっと想像すれば無理だということがすぐにわかるのではないでしょうか。

それこそ、経済状況や体調の変化、子どもの有無などによって、その都度やれること・やれないことが様変わりするのは避けられません。

思いもよらぬことが起こったときに「どうでもいい」「おれは関係ないし」「いや、結婚前に話し合ってもう決めてたよね?」「なんでそれを反故にするの?」なんて言われたら、結婚生活は破綻してしまいます。

だから、結婚する前に、柔軟な対応力がある人なのか、臨機応変に考えを変化させられる人なのか、自分の気持ちや要望を汲み取ってくれる人なのか、自分自身も同じことができる・したいと思える相手なのか、お互い思いやれて助け合える関係を築ける人なのか、マリッジハイの状態から一度落ち着いて考えてほしいと思います。

ちなみにわたしは、結婚前にあまり細かいルールを決めませんでした。

唯一決めたことといえば、「お互いがちゃんと気持ちを言葉にして伝え、思いやりを持って仲よく楽しく暮らしましょう」ぐらいです。

一応夫は、だいたいの年収や貯金額を教えてくれましたがあんまり覚えていませんし、結婚式や披露宴をするかどうかは「まあ面倒だしやんなくていいよね、やりたくなったらやろうか」という程度。

子どもに関しては、「まあほしいけど、もしできなかったらそれはそれで2人で仲よく暮らしていこうね」という軽いものでした。

でも、夫と出会って関係を築いていく中で、この人はわたしが下手くそでも自分の言葉で気持ちを伝えたらちゃんと聞いて考えてくれる人だと、いざというときにわたしを守ってくれる人だと、そしてわたしも何かあったときに夫のことを守りたいと思えたからこそ、結婚を決めました。

そんなもんで、いいんですよ。

結婚ってとてつもなく大きな決断で、一見今までの生活がガラリと変わる気がしますよね。

たしかにそれもあるとは思いますが、あくまでも長い人生の間にたくさんあるイベントのひとつに過ぎません。

だからこそ、結婚を“点”として見るのではなく、“線”や“面”、さらには“立体”として捉え、楽しい生活・豊かな人生ができるだけ長続きし、広がり、大きくなっていくためには何をしたらいいのか、想像を巡らせてはいかがでしょうか。

(ものすごい愛)

※画像はイメージです

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