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若く見える髪型とは? ショート・ロングヘアの例【美容師監修】

小林篤史(MINX銀座中央通り店)

中田ボンベ@dcp

実年齢よりも若く見える髪型とはどのようなスタイルでしょうか? 前髪のありなしや、ヘアスタイルのオーダーの仕方によって印象がガラッと変わりますよね。人気ヘアサロン『MINX 銀座中央通り店』のスタッフ・小林篤史さんに若く見える髪型を聞きました。

髪型は見た目の印象を大きく変えるものです。髪型次第で実年齢よりもかなり若く見られることだってあります。

女性なら実年齢より若く見られたいと思う人が多いのでは? そうした「若く見える髪型」はぜひ知りたいところですよね。

そこで今回は、「若く見える髪型」について人気ヘアサロン『MINX 銀座中央通り店』のスタッフ・小林篤史さんに聞いてみました。

老けて見えてしまう髪型の共通点

若く見える髪型を聞く前に、まずは「老けて見えてしまう髪型」について、特徴や共通点を聞いてみました。

老けて見られがちな髪型とは

たとえば、20代や30代の人が「ショートでくびれのあるハイレイヤー(頭の上側の髪は短く、下側は長くして髪に段をつけるカット)スタイル」をしたり、「顔まわりにしっかりシャギー(毛先をすいていくカット)の入ったスタイル」を用いたりすると、老けて見えるかもしれません。

しかしどちらも年齢によってはとても似合うスタイルですから、「老けて見える髪型」というのは一概には言えません。

「これが老けて見られる髪型だ」と明言するのは難しいものの、たとえば似合っていないスタイルやあまりうまくないカットのスタイル、セ二ング(すきバサミ)を入れすぎているスタイルなどは、老けて見えやすいものです。

また、ボサボサの髪や傷んでいる髪は、張りやコシのないチリチリとした髪の毛のように見えるため、これも老けて見える原因です。

参考記事はこちら▼

毛髪診断士の齊藤あきさんが、ボサボサ髪の原因と直し方、おすすめヘアアレンジを解説します。

前髪なしorありはどっちが若く見える?

前髪はちょっとしたことで印象を変えられるポイント。たとえば「ぱっつんの前髪」や奇抜な「ショートバング(前髪を眉上でカットすること)」などは若く見える前髪です。

逆に、今はやりの「ちょっと長めのシースルーバング(束感のある前髪)」や「かき上げバング(かき上げた形の前髪)」など、一般に「前髪なし」と呼ばれるような形は大人っぽい印象を与えてくれます。

スタイルによってできる前髪はちがいますし、顔の形によって似合う前髪は異なります。自分の髪型に合わせて、いろんな前髪にチャレンジしてみてください。

20~30代にオススメの若く見える髪型

では、どんな髪型が若く見えるものなのでしょうか? ショートヘアとロングヘアそれぞれで、20~30代にオススメの若く見える髪型を解説してもらいました。

若く見えるショートヘア

若見えショート1

若く見える髪型

若見えショート2

若く見える髪型

ショートヘアは幼く見えるものなので、幼さを抑えて若く見えるようにするのがポイント。そこで大事なのが「清潔感」と「上品さ」です。もっさりしていたり、メリハリのないスタイルだと、あか抜けない雰囲気が出て幼く見えます。

スタイルとしては、首元がすっきりとしている爽やかなボブスタイルがオススメ。首元がすっきりとしていると大人らしい色気が出せますし、ツヤのあるまとまりのよい形になります。

またスタイリングも簡単ですから、朝の準備にかかる時間の短縮にもつながります。チャレンジしやすいスタイルだといえるでしょう。

また先ほども述べたように前髪も重要です。大人っぽい前髪は「長めのおろし流し」の前髪が鉄板ですが、写真のような短めの前髪でもあまり幼く見えず、かわいらしくすることが可能です。

顔の形や自分の雰囲気によっても変わってくるので、カットの際は美容師に相談してみましょう。

若く見えるロングヘア

若見えロング1

若く見える髪型

若見えロング2

若く見える髪型

ロングヘアーだと、上の画像のようにまとまったツヤのあるスタイルや、しっかりと「段」の入ったハイレイヤースタイルが大人っぽく見えるものです。大人っぽく見られたい人や髪の手入れを楽にしたい人、髪がパサつかないようにしたい人には、こうした大人っぽいスタイルがオススメです。

ただ、「若く見えるロングヘアー」は大人っぽいスタイルとはちがい、下の画像のように毛先が遊んでいて浮遊感があり、柔らかい印象を与えるゆるふわなスタイルです。

髪をコテで巻いたり、パーマでカールをつけたデザインで、顔まわりは巻きやすいようにほどよくレイヤーを入れます。後ろはアンダー(後ろ髪の最も下の部分)に重さを残して、トップ(頭頂部)に軽さを出す重軽ベースのカットです。

コテで髪を巻く際は、髪がまとまらないようにランダムにカールを作り浮遊感を作ります。またパーマの場合はMIX巻き(内巻きと外巻きが混ざったスタイル)で緩くかけ、ワックスやクリームを揉み込むだけで簡単に作れます。

髪を若々しく見せるためのケア方法

老けて見える原因として挙げられるのが「髪質が悪いこと」です。たとえばツヤがない、色ムラがある、ぱさつき、枝毛、切れ毛など、髪の毛にダメージがあると老けて見えます。

(1)エイジング毛を増やさない

昨今、美容に関して「エイジング」という言葉をよく耳にすると思いますが、髪の毛にも「エイジング毛」というものがあります。頭皮は年齢とともに地肌の厚みが低下し毛細血管が委縮(いしゅく)します。これが「頭皮のエイジング」です。

頭皮には帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)という腱膜があり、これが加齢により引き伸ばされ、頭皮が硬くなります。それにより毛細血管が委縮して血流が悪くなり、髪が栄養不足になってしまうのです。この加齢による栄養不足の髪がエイジング毛です。

エイジング毛の特徴は「カクカクしている」「いびつな形の毛髪がある」「ツヤが昔と比べて段々低下してきた」「毛髪が固く弾力がなくなってきた」などです。エイジング毛が増えれば増えるほど老けて見えます。

参考記事はこちら▼

(2)髪にツヤを出す

ダメージを受けた髪はエイジング毛に似ているため、傷んだ髪があると老けて見えてしまうものなのです。つまり髪にツヤがありきれいであれば若く見えるということ。

髪にツヤを出す方法としては髪質に合ったシャンプー、トリートメントを使うこと、サロントリートメントをしっかりと行うこと、髪はしっかり乾かすこと、髪をていねいに扱うことなどです。自分のできる範囲で行いましょう。

(3)明るい髪色にする

また髪にカラーを入れるなど、明るい色にすることも若い印象を与える方法のひとつです。

たとえば、外国の人の髪色のような、ハイトーンで明るく透明感のあるカラーは若く見えます。ほかにも、アッシュやグレー、マットのような寒色系で、くすみのある色も柔らかな印象を与え、若く見えるもの。

反対に、パープルや赤紫のようなラベンダー系は大人っぽく見えるカラーです。

髪のケア方法は人それぞれです。自分に合った最適のヘアケア方法を知り、できる範囲で髪をいたわるようにしてください。

髪型やカラーだけでなくヘアケアも重要

ショートヘアならすっきりとしたボブスタイル、ロングヘアなら毛先を遊ばせるゆるふわスタイルが「若く見えやすい髪型」とのこと。

もちろん自分に合うスタイルがベストではありますが、若く見せたいと考えているのなら、こうした髪型にチャレンジしてみてもいいでしょう。同時に髪を染めてみるのもいいですね。

また、髪型だけでなく普段のヘアケアも若く見せるためには重要のようです。「髪を乾かさずに寝る」といったことは避け、髪にいい生活を心がけるべきですね。

(文:美容院『MINX』、構成:中田ボンベ/dcp)

※一部画像はイメージです

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