凛とした女性の特徴とは? 憧れの女性になるための方法
凛とした女性とは、強さの中にも清らかさを兼ね備えた女性のこと。具体的にはどんな特徴があるのでしょうか? この記事では、凛とした女性の特徴と代表的な芸能人、凛とした女性になる方法について心理コーディネーターの織田隼人さんに聞きました。
女性誌などでも有名人を称賛するために、たびたび用いられる「凛としている」という言葉。凛とした女性への憧れを抱く人は多いのではないでしょうか。
でも、凛とした女性になるのは、少々ハードルが高いイメージもあります。
そこで心理コーディネーターの織田隼人さんに、凛とした女性の特徴や、凛とした女性になる方法について詳しく聞きました。
「凛としている」ってどんな意味?
「凛としている」とは、清らかで引き締まっている状態を指します。
「凛としている」の「凛」を2つ並べると「凛々しい」という言葉になりますが、まさに凛々しいとは引き締まっている状態をいうのです。
「凛」という言葉には引き締まっているという意味や強さを感じさせる意味合いがあり、そしてその中に澄み渡る清らかさも含まれています。
凛とした女性に共通する5つの特徴
続いては、凛とした女性の特徴を具体的に紹介します。
(1)賢そうな雰囲気を持っている
現代で「強さ」というと、筋肉よりも「賢さ」がバロメーターになることが主流。しかも、凛としているとなると引き締まった強さですので、研ぎ澄まされた感性や、分析力のある賢さを指すことが多いです。
知識をひけらかすのではなく、言われたことの本質をさっと理解してやるべきことが見えてくるような賢さを持っていると「凛としている」感じに見えます。
(2)普段からキリッとしている
肉体的にも引き締まった状態を維持していると、凛としているように見えます。だらしない格好ではなく、スーツなどをビシッと着こなしましょう。
油断していない状態を維持している人は、凛とした女性として見られますよ。
(3)かわいらしいというよりは美人
表情や仕草がかわいらしい人は、ある意味弱さを感じさせてしまうもの。それだと凛としている雰囲気にはなりにくいですね。
「かわいらしい」よりは「美人」を意識したメイクやファッションで、かつ人を頼るというより自分の力でしっかりといろいろなし遂げそうなオーラを出すと、凛とした雰囲気になります。
(4)さりげなくまわりに優しくできる
「凛としている」というと、一匹狼のような孤独な雰囲気も感じがち。しかし、「凛としている」ことは周囲への優しさにもつながっています。
先述のとおり、「凛としている」とは強さを感じさせることでもありますが、強さは「自分に余裕があること」から生まれるものです。自慢したりひけらかしたりせずにさっとスマートに人助けできると、「余裕があるからこそできるのだろう」と思われることでしょう。
つまり、強さを感じさせることができるのです。このような理由から、さりげなくまわりに優しい人には凛としている雰囲気を感じやすいです。
(5)自分に厳しい
凛とした雰囲気を出す人には自分に厳しい人が多数。時間を守る、約束を守る、自分の体をしっかりと引き締める、自分の心も引き締める……というように、自分に対して厳しくし、しかもそれを継続しています。
常に自分自身を引き締めているので凛としているのです。
あなたは男周囲から憧れられる存在でしょうか? 10の質問であなたの「かっこいい女度」を診断してみましょう。
凛とした女性芸能人といえば?
続いては、凛とした女性をよりイメージしやすくするために、芸能人を例に挙げてみていきましょう。
(1)篠原涼子さん
ドラマや映画などで切れ味の鋭い役を演じることが多く、それゆえ凛とした印象。
頭がよく、そして男性を頼るのではなく自分の力で進んでいく姿に、格好よさ、強さ、そして美しさを感じている人は多いのではないでしょうか。
(2)天海祐希さん
女性として美人なことはもちろん、男性よりもハンサムで男性よりもかっこいい。
強さと美しさの両方を兼ね備えた姿を長年維持しているところが凛々しく、そして凛としているといえます。
(3)柴咲コウさん
女優であり歌手であり、そして実業家でもある彼女。美しさと仕事でも活躍する強さも兼ね備えています。
自ら事業をするというのはとても大変なことですが、それをこなしながらも美しい姿のままです。もがき苦しむ姿を見せるのではなく、かっこいい姿をまわりに示しているのは、凛々しいというほかないでしょう。
凛とした女性になる方法
凛とした女性とは、強さや美しさ、賢さ、優しさを兼ね備えています。凛とした女性に近づくには、どのようなことに心がければよいか、4つの習慣を説明します。
一見ハードルの高そうなイメージですが、日々の心がけで、あなたもきっと凛とした女性になれるはずです。
(1)日々体を鍛える
凛としている雰囲気を出すには、まず肉体から強さと落ち着きを出す必要があります。マッチョになるような鍛え方は必要ありませんが、スリムな体を維持するように日々体を鍛えましょう。
引き締まった強さが必要ですので、インナーマッスルをしっかり鍛えるといいでしょう。
(2)知識を貪欲に仕入れる
現代で強くあるためには頭のよさが必須。さまざまな分野を毛嫌いせずに勉強することが大切です。語学も必要なら勉強し、社会学、経済、歴史、工学などいろいろな知識を身につけるとよいでしょう。
また、身につけたことをひけらかすのではなく、まわりが必要となったときにさっと伝えるくらいにすると、凛とした雰囲気が出ますよ。
(3)動作1つひとつに「止め」を入れる
動きの後に「止める」動作が入ると、そこに静寂が生まれ凛とした雰囲気が。動きの止め方は、ゆるく止めるのではなくキリッと止めるとキレイな流れになり、まわりに美しさを感じさせることができるでしょう。
たとえば小銭を支払うときでも、お金を親指と中指でつかむと中指が伸び、きれいな「止め」が表現できて美しさが生まれます。歩くときは背筋を伸ばし、止まるときにその姿勢を維持したまま止まるのです。
きれいな「止め」ができるように、ふだんから美しい所作を心がけていくとよいでしょう。
(4)困っている人を見つけたら、さっと助けて立ち去る
困っている人がいたら、あたりまえのようにさっと助けられるようになりましょう。
人を助けるというのは自分に余裕があるという表れ。その余裕が強さを示します。また助けた後は、お礼を受け取らずにさっと立ち去ると、より凛とした女性という印象を与えることができます。
さっと立ち去ることで美しい静寂が生まれます。そのふるまいで凛とした雰囲気が伝わることでしょう。
凛とした女性を目指そう
誰しも「将来はこういう女性になりたい」という理想のイメージがあるのではないでしょうか。いつまでも美しくありたいと思ったり、バリバリと仕事をこなす自分を想像したり。人によってその理想像はさまざまでしょう。
凛とした女性とは、強さや美しさ、賢さ、優しさのすべてを兼ね備えています。もしかしたら凛とした女性を目指すことで、誰もが憧れるような大人の女性に自然と近づけるかもしれません。凛とした女性になるには、普段から体を鍛えたり勉強したりすることはもちろん、何気ない所作ひとつにも注意を払う必要が。日ごろから自分を律し、凛とした大人の女性を目指しましょう。
(文:織田隼人、構成:Kaoru Sawa)
※画像はイメージです