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恋愛にもメリットあり! 自信を持つ方法4つ

秋カヲリ

こんにちは、心理カウンセラーの萩原かおりです。女性は男性よりも自信がない人が多いですが、自信がないとせっかくの魅力が半減してしまいます。自信を持っている女性は、それだけでレベルが高く華やかに見えるもの。恋活するなら、まず自信を持つことから始めるのがおすすめです。今回は自信を持つことのメリットや自信を持つための方法を解説します。

自信を持ちたい! 自信がないときの心理と特徴

自信がない人は、どんな心理や特徴があるのでしょうか。

自信がない人の心理って?

自信がない人は、自己肯定感が低い人です。専門家の定義によれば、自己肯定感とは「自己に対して前向きで、好ましく思うような態度や感情(田中,2008)」(※)のことを指します。自尊心とも言われ、自尊心があり自己肯定感が高い人は精神的な健康状態も良好なことが多いです。自己肯定感があれば、自分に対して「これでいい」と思うことができます。自信がない人はこの感覚が薄く、自分を否定してしまいがち。「こんな自分じゃだめだ」と思ってしまい、自分を肯定できないのです。

自信を持っている人の特徴

自信を持っている人の共通点を3つご紹介します。このポイントをおさえている人は自信を持っている人だと言えるでしょう。

まわりから期待されている

まわりからの期待を「外的期待」と言いますが、これが充足していると自信が培われます。というのも、人は期待されると応えようとする生き物で、それによって成長できたり意欲が湧いたりして、成功体験を積み重ねやすくなるのです。小さな成功体験の積み重ねが自信になるので、まわりから期待されて育った人は自信を持っていることが多いです。

自分自身でも期待している

まわりからではなく、自分自身に対する期待を「内的期待」と呼びます。これも自信をつける大事な要素です。自信を持つためには、自分で自分を認めないといけません。自分を認められれば自分に対して期待ができますし、そうでなければ期待できないでしょう。このように、内的期待と自信は表裏一体。比例するものなのです。

自分の経験を振り返る

どのような経験をしたかよりも、経験をどう解釈するかで自信を持てるか持てないかが決まります。このように、経験を自分で振り返ることを自己省察と言います。たとえば、もし仕事で大きなミスを犯したとしても、「失敗した」と捉えずに「同じ失敗をしないためにはどうしたらいいか」と考えられる人は成長しますし、最終的には自信にもつながります。また、このとき大切なのが外的期待と内的期待も織り交ぜて考えること。周囲から自分がどんな期待をされているか、自分はどんな価値観に基づいて目標を立てているか、どんな結果が期待できるかなどを合わせて考えましょう。

自信を持つことの意味とは?

続いては、自信を持つことのメリットについて、仕事面と恋愛面から考えてみましょう。

自信が仕事にもたらすメリット

自信がある人は、周囲から見ても魅力的に見えます。第一印象がいいので、仕事相手にも好印象を与えられるでしょう。実際に自信を持っている人を分析すると、振る舞いに特徴があります。まず、大きな声ではっきり話すことができ、ユーモアがあります。そして、魅力的な表情で話すことができるのです。こうした特徴があると人は惹きつけられますから、商談もうまくいきやすいのです。

自信が恋愛にもたらすメリット

恋愛も仕事同様に、第一印象がいいのでつかみはOK。さらに、自信がある人は頼りがいがある男性に感じられたり、自立した女性に見えたりと魅力的なパートナー候補になります。特に、男性は苦労してハートを射抜いた女性を大事にする傾向がありますから、自信がある女性を自分のものにしたい、と考える人も多いです。追わせる恋をしたい方は、自信をつけた方が理想的な関係になれるでしょう。

自信を持つ方法

メリットも多い自信を持つということ。では、どうしたら自信を持てるのでしょうか。

自信を持つ方法4つ

ここでは自信を持つ4つの方法を紹介します。できるものは積極的に取り入れて、自信をつけていきましょう。

つらかった過去こそ振り返る

自信をつけるために大切な自己省察ですが、うれしかった経験よりもつらかった経験を振り返った方がその後の成長につながることがわかりました。つらい経験は思い返しやすいですし、その経験から多くを学ぼうとする成長意欲が芽生えやすいのです。また、自信の基盤となる自己肯定感が高い人は、自分の過去を受け入れることが上手な人でもあります。過去の出来事や自分を否定していると、自分を肯定できません。心の負担にならない程度に振り返り、今後の糧としてください。

他人と比べない

他人と比べると、上には上がいるのでいつまでも満足することはありません。自分と他人を比べていい気持ちになれる人はほとんどいないでしょう。人と比べた瞬間に自信がなくなると考えた方がいいくらいです。自信をつけるためには、自分と他人を比べるのではなく、今の自分と過去の自分を比べるようにしてください。たとえ劇的な変化がなかったとしても、何かしら成長しているポイントがあるはずです。確実に私は成長しているんだ、と思えば自信になります。また、こうした考え方ができると希望が持てるようになり、希望も自己肯定感を底上げしてくれます。自信をつけるためにも、希望を持つようにしましょう。

現状に満足する

今の自分や環境を否定すると、いつまで経っても自信が生まれません。自己肯定感の要となる要素のひとつに、充足感があります。現状を肯定できれば今の自分にも満足でき、自分を大切に思えるようになります。そうすると物事も前向きに捉えられるようになり、行動的になっていいスパイラルが生まれるのです。もし思い通りにいっていないとしても、まずは現状を受け入れましょう。そこからコツコツがんばればいいのです。否定するといい結果は生まれませんから、自分の中にほめる文化を作っていきましょう。

小さな成功体験を積み重ねる

自信の土台になるのは、小さな成功体験の積み重ねです。いきなり大きな目標を立てるのではなく、少し背伸びすれば届くくらいの小さな目標をたくさん立てましょう。大きなゴールをひとつ作り、そこに至るまでのプロセスを細分化して小さな目標にするのもいい方法です。大きな目標をいきなり立てると達成できる可能性も低くなり、ちょっとうまくいかないだけで挫折しやすくなります。目標を細分化することでひとつひとつのハードルが下がり、成功しやすくなるのです。それが自信につながります。

自信に満ちた笑顔こそ最高のメイク

自信を持つだけで、恋も仕事も一気にアップデートできます。自分の気持ち次第でいくらでも自信はつけられるもの。「私なんて」と思うのはもうやめて、明るく前向きな女性になり、自信に満ちた魅力的な笑顔を振りまいてください。きっと恋もうまくいくはずです。

(萩原かおり)

※画像はイメージです

※引用文献

田中道弘(2008).Rosenbergの自尊心尺度をめぐる問題と自己肯定感尺度の作成と項目の検討 常磐大学博士学位請求論文

田中道弘(2008)自尊感情における社会性、自尊感情形成に際しての基準 ― 自己肯定感尺度の新たな可能性 下斗米淳(編) 自己心理学6社会心理学へのアプローチ 金子書房 pp.27-45

 

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