未練がましい男の特徴って？　未練を抱く元彼の心理と対処法

別れた後も自分に対して未練を持っている元彼。好意を抱いてくれる気持ちは嬉しいけれど、正直その想いを重く感じることもあるでしょう。別れを決意したからには、お互い前を向いて進んでいける関係でありたいですよね。そこで今回は、未練がましい男の特徴と心理を大解剖！　心理コーディネーターの織田隼人さんに「未練がましい元彼の対処法」について、解説してもらいました。

「未練がましい」ってどんな意味？

そもそも「未練がましい」とは、具体的にどんな意味なのでしょうか。辞書によれば「いかにも未練らしい。いかにも思いきれないさまである」と定義されています。また、同意義で「未練たらしい」という表現をすることも。

ここで言う「未練」は「心に残ること。思い切ることができないこと」。恋愛の場面において強く心に残ることと言えば、やはり大好きだった元恋人の存在ですよね。年月が経ってもその人のことが忘れられず、新たな一歩を踏み切れない状態は「未練がましい」と言えるかもしれません。（※1）

未練がましい男の実態とは？

自分は吹っ切ったつもりでも、元彼はまだ自分のことを想っている様子。その想いが重ければ重いほど、思わず「未練がましい」と感じることもあるかもしれません。では、未練がましい男性に見られる傾向とは？　一般女性394人と専門家の意見から、その実態を紐解いていきましょう。

未練がましい男の特徴5つ

未練がましい男性に共通して見られる特徴って？　女性たちが未練がましいと感じる男性の言動を教えてもらいました。（※2）

（1）元カノの物が捨てられない

・「振られた彼女の思い出の品をいつまでも持っている」（23歳／アパレル・繊維／販売職・サービス系）

・「別れた女性の持ち物を捨てずに持っている」（24歳／金属・鉄鋼・化学／事務系専門職）

（2）元カノのSNSをチェックしている

・「元カノのSNSを頻繁にチェックしている、まだ興味があるのかと思ってしまう」（30歳／食品・飲料／事務系専門職）

・「SNSで元カノの情報をチェックしている男性」（30歳／運輸・倉庫／その他）

（3）別れてからもしつこく連絡する

・「別れてもしつこく連絡をしてくると未練がましいし、面倒だと思う」（27歳／運輸・倉庫／その他）

・「別れた後に何度も連絡をしてくる人」（33歳／生保・損保／事務系専門職）

（4）スマホに元カノの写真を保存している

・「（スマホに）写真を残している人」（27歳／商社・卸／秘書・アシスタント職）

・「思い出の写真をなかなか消去しない」（34歳／学校・教育関連／その他）

（5）元カノの話をする

・「ずっと前の彼女の話をする人、前を向く気がない人」（24歳／その他／技術職）

・「元カノの話を過去の栄光だとでも言うように話してくる」（26歳／小売店／販売職・サービス系）

元カノとの大切な思い出を手放すことができず、未練を残してしまう男性像がちらほら。もちろん、別れた直後はこんな言動をしてしまうこともあるでしょう。しかし、別れてからしばらく経った後も前に進んでいないようでは、未練がましいですよね。自分が元カノの立場だったら、あまりいい気はしないはずです。

未練がましい男の心理状態

では、未練がましくなっている男性は、どんな心理状態なの？　まずはそんな相手の気持ちを理解したいところですよね。ここでは「未練がましい男性心理」について、心理コーディネーターの織田隼人さんに解説してもらいました。

未練を持っているということは「あなたを諦めきれていない」状態。これは、女性から振って別れたケースに多いです。

あなたは「別れたのだからもう諦めてほしい」と思っているかもしれませんが、振られた男性は「まだ好きだったのに振られてしまった、どうにか2人の関係を修復できないか」と考えています。いわゆる復縁したい、と思っている状態です。

そして、関係を完全に切られる前になんとかやりとりをしたいと考えています。そのために会おうとしたり、電話をしたり、LINEをしたりするのです。女性からすると「面倒」かもしれませんが、未練を持っている男性は諦めずに復縁をがんばろうとしている心理状態なのだとわかってあげてください。

未練がましい元彼の対処法

未練がましい行動を取る背景には「復縁をしたい」という男性の本音があるということ。とはいえ、自分自身に気持ちがないのなら、2人の感情は平行線のまま。彼のためにも、上手に距離をとっていきたいですよね。そこで最後は「未練がましい元彼の対処法」について探っていきましょう。

元彼が未練がましくなる原因とは？

男性側に未練が残ってしまうのには、何か根本的な原因があるのでしょう。そして、その原因がわかれば、対処法も見えてくるはずです。元彼が未練がましくなる原因とは？　織田さんに教えてもらいました。

前兆がなく急に別れた場合や、別れる理由が彼にとって納得のいかないものであった場合、男性は未練がましくなってしまうことが多いです。

好きな相手と別れるには「納得」をする必要があります。納得とは「心が受け入れる」ということ。頭で把握することは「理解」であって納得ではありません。別れたということを理解はできていても、本人が納得できていないから未練がましくなってしまうのです。

納得は心の問題なので「時間」も必要ですし「理由」も必要となります。これを踏まえると、急に別れを切り出した場合「なぜ？　なぜ？」と混乱するばかりで、相手が別れたい理屈がはっきりわからないもの。さらに、心が受け止める時間もなく、未練がましくなりやすいのです。一方、2人の仲が悪い状態が続いているのであれば、別れるときに「仕方ない」という納得ができますよね。したがって、別れる際は少し前から不穏な空気を出しておき、少し関係がギクシャクするくらいのほうがいいのです。

また、別れる前に「元に戻れない理由」もていねいに伝えておくといいでしょう。別れる前にはっきりと理由を伝えておくと、彼は「納得せざるを得ない」という心理状態になりますよ。

未練がましい元彼との付き合い方

どんな別れ方をしたか、が未練がましくなる原因につながるよう。とはいえ、過去に戻ることはできないからこそ、今の元彼との向き合い方で関係性を変えていくほかありませんよね。では、未練がましい元彼には、どのように接するとほどよい距離感が保てるのでしょうか。こちらも織田さんのアドバイスを聞いてみました。

まず、未練が残りやすいのは「未来の可能性が少しでもある」状態です。ですので、未来の可能性を消すのがうまく距離を置く方法となります。

LINEが来てもそもそも見ないようにしたり、ブロックしたり。まずは関係性を絶つことからはじめましょう。つながりがあればあるほど、そのつながりをなんとか保とうとするのが未練を持った男性の性質です。

元彼とのつながりをすべて消していくことで、彼の未練をある程度和らげることができます。そして、彼があなたとの可能性を諦めたとき、彼にとっての「納得」が生まれます。そうすれば、彼の未練は自然と消えていくはず。あなたのためにも彼のためにも、相手にとっての「可能性」をどんどん消していきましょう。

まとめ

可能性は期待へと変わってしまうもの。「まだ気持ちが残っているかも」「復縁できるかもしれない」という可能性がある状態で、相手を諦めるのは難しいことですよね。少々冷たい態度かもしれませんが、復縁できないのであれば“一貫した態度”で寄せつけないのも彼のため。彼が抱える未練と、あなたも向き合っていけるといいですね。

（監修：織田隼人、文：マイナビウーマン編集部）

※画像はイメージです

（※1）2008『広辞苑』第六版,岩波書店

（※2）マイナビウーマン調べ
調査日時2017年6月1日〜2017年6月4日
調査人数：394人（22歳〜34歳の女性）